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デリケートゾーンのムダ毛&黒ずみ問題。専門医が教えるケア方法と厳選アイテムまとめ

  • 2020.8.18
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エッチのとき、男子は視覚的興奮を求めていろんな場所を見ているんだとか。そんな興奮ムードを一瞬で壊してしまうのが、デリケートゾーンの〝ムダ毛〟や〝黒ずみ〟。アラサー女子が悩みがちなこの2大問題は、丁寧なケアが重要なんです!今回は、アヴェニューウィメンズクリニックの産婦人科医・福山千代子院長に、このデリケートゾーンの黒ずみを防ぐ方法や、ケア方法について聞いてみました!

ムダ毛や肌の黒ずみは目につきます byアラサー男子

「男子って実はエッチのとき、女子の恥ずかしい部分までよく見ているんですよね。それって別に粗を探しているわけじゃなくて、ただ興奮するからってだけなんだけど、ついでにムダ毛の処理がちゃんとしてるとか、肌が黒ずんでいないかとかはしっかり見ています」(医療関係会社勤務・33歳)

「脱毛をちゃんとしていて、黒ずみが少ない子ってたまにいるけど、本当にキレイだと思う」(IT関連会社勤務・28歳)

「デリケートゾーンがキレイな子ってポイント高い!実際の経験人数がもし多くてもそうは見えないし、清潔感あるし、丁寧に扱わなくちゃってなる」(飲食店経営・31歳)

きれいなデリケートゾーンは好印象という男子たち。かたや女子たちが抱いている、デリケートゾーンのお悩みとは?

カミソリの除毛で、肌が傷んでしまうのが気になる・・・byアラサー女子

「脱毛サロンでVIOは脱毛済みなんだけど、医療系の脱毛じゃなかったからか、3年後ぐらいからまたポツポツと毛が生えてきちゃって・・・。数本だからまたサロンに通うのも面倒で、カミソリで自分でケアしています」(広告代理店勤務・31歳)

「脱毛してもまた生えてきちゃうムダ毛。エッチ前に突然見つけたりするから、慌てて何もつけずにカミソリで剃っちゃってます。だんだん肌が痛んで、黒ずみも気になるように・・・」(PR会社勤務・29歳)

このデリケートゾーンのケア方法について、専門家の意見を聞いてみました!

間違ったケアや生活を続けると、どんどん黒ずんでしまうデリケートゾーン。今回は、そんなデリケートゾンの正しいケアについて、産婦人科医・福山 千代子先生にお話を伺いました!

教えてくれたのは、アヴェニューウィメンズクリニック院長・福山 千代子先生

Profile

日本産科婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業。東京大学医学部附属病院、茨城県立中央病院で研修後、複数の病院で経験を積み、2009年11月より現職。クリニックは、医師をはじめ全て女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響され様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援している。

「デリケートゾーンの黒ずみの原因は、VIOや鼠径部(太もものつけ根部分)といった箇所によって異なります。まず、VIOラインの黒ずみは、女性ホルモンの影響が大きいです。なので、性成熟期であるアラサー世代は、個人差はありますがきちんとしたケアをしていても黒ずみが出やすい部分になります。黒ずみの濃さは個人のメラミン色素の量に比例するので、もともと黒ずみが出やすい人もいれば、黒ずみが出にくい人も。

また、鼠径部あたりの黒ずみのいちばんの原因は〝下着の締め付け〟です。下着がきつかったり、肌に合わないナイロンの素材だったりすると、黒ずむリスクが高まります。他には、Vラインをカミソリで処理して肌が痛んでしまったり、デリケートゾーンのひどい乾燥状態も、黒ずみになる原因の1つ。もし、カミソリを多用したり保湿を怠ったりして黒くなった場合はカミソリの使用を避けたほうが良いですが、カミソリを使っていなくても黒ずんできた場合、それは年齢を重ねるとともに女性ホルモンの影響が大きくなったためと言えるでしょう」

「鼠径部の黒ずみを防ぐためには、〝毎日同じ箇所を締め付けないようにする〟というのがいちばん大切です。例えば毎日Tバックをはいてる人は、仙骨部分が黒くなりやすかったり、ガードルをはいている人は太もも部分が黒くなりやすかったりします。そのため、毎日履く下着の種類を変えて、締め付ける部分を分散させることが、黒ずみ防止に効果的です。普通のショーツ、Tバックといったデザインを変えたり、前日とは素材の違うものを選ぶなどといった工夫をしてみてください。

VIO部分の黒ずみに関しては、女性ホルモンを抑制してしまうのは根本的に難しいので、美容皮膚科・婦人科での治療をおすすめしています。当院では、「ハイドロキノン」でメラニンの産生を減少させ、「トレチノイン酸」(合剤)でターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を早めるという処置のほか、より強い治療をご希望の場合は、レーザー治療も行っています。通う回数は個人によって異なりますが、通院は月1度程度でOKなので、もし黒ずみが気になって治療したいという人は、ぜひ1度婦人科に相談してみてください」

デリケートゾーンの脱毛の方法は、個人の肌にあったものを見極めるのが重要!

「もしカミソリを使用したあとに黒くなってしまった場合は、カミソリの種類を変えたり、剃り方を変えたりして工夫をしてももともとの肌質がカミソリにあっていないため、どんどん黒ずみが進んでしまいます。そのため、黒くなってきたと思ったら自己処理は無理に続けないことが大切。レーザー脱毛をした方が黒ずみのリスクを減らすことができるので、クリニックでの処理をお勧めしています。

逆に、カミソリで処理しても黒くなりにくい人は、この方法が肌に合っているので保湿などに気をつけていただければこのままカミソリで処理をしていても問題ないでしょう。黒ずみができる原因はひとそれぞれなので、まずはその原因を見極めて、自分にあった脱毛方法を選んでみてくださいね」(福山先生)

デリケートゾーンのケアにおすすめのアイテムをご紹介!

編集部おすすめ!デリケートゾーンのケアアイテムにはこんなものもあります♡
〝美肌サプリ〟とも呼ばれる緑茶ポリフェノール配合のシェービングアイテム
andGIRLサンタマルシェ モイスチャーシェービング(290g)¥1,300/クレア

緑茶ポリフェノールは、美肌サプリと呼ばれて、紫外線抑制効果や抗酸化作用が高いのが特徴。また、緑茶が含有する茶カテキンは、毛穴引き締め作用や抗炎症作用をもたらすタンニンを形成するとされているため、美肌づくりには有効です。

そこでおすすめのシェービングジェルが、厳選された京都の宇治茶を使った「サンタマルシェ モイスチャーシェービング」。とろ〜り密着ジェルが肌の摩擦を抑え、潤いと透明感ある肌へ導きます!

https://www.clair-style.co.jp/2341

下着の摩擦からも優しくガードしてくれるスクラブ
andGIRL美キニ姫(35g)¥1,150/リベルタ

気になるデリケートゾーンをケアする〝スクラブ剤〟ですが、粒子が固いものをデリケートな箇所に使うと肌を傷つけてしまい、肌を痛める原因になってしまう可能性も。そこでおすすめなのが、Vラインを優しく撫で洗いするだけで角質を洗浄できるスクラブ「美キニ姫」。

生クリームのようなふわふわなテクスチャーで、お肌に負担をかけずに角質を除去し、水を加えて泡立てることで〝スクラブと泡のダブル洗浄〟も可能に!保湿成分が弱ったお肌を整え、下着の摩擦からも優しくガードしてくれます。

https://fan.liberta.net/item/nonplex/himecoto/7646/

キレイなデリケートゾーンを保つには・・・
  • 下着の締め付けは黒ずみやすい!下着の種類を変えることを心がけよう
  • 肌が弱い人は、カミソリ負けも黒ずみの原因に。気になったら自己処理は控えて!
  • VIOの脱毛は、クリニックでのレーザー脱毛の方が黒ずみのリスクが少なくておすすめ
  • VIOの黒ずみは女性ホルモンが影響。気になる人は婦人科に相談を!
  • ハイドロキノンやトレチノイン酸の処方、レーザー治療が黒ずみの改善に効果的

取材・文/成田リナ

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