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デザイナーが教える、ウエディングドレスをアップサイクルする方法って? 【アリス・テンパリー編】

  • 2020.8.19
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Photo_ Alice Temperly
Photo: Alice Temperly

モデルのアリゾナ・ミューズ、女優のミラ・ジョヴォヴィッチや元テニスプレーヤーのキャロライン・ウォズニアッキなど多くのセレブリティのドレスを手がけたことでも知られるデザイナー、アリス・テンパリー。先日、自社の倉庫に保管されたウェディングドレスのサンプルを何着も見つけ、何か特別なものに変身させようと思い立ったのだそう。

「捨てることだけは決して許されないわ。何度も試着されたから、ウエディングドレスとして誰かに売れるような完ぺきなコンディションではないけれど、それでもとても価値のあるものだったから」

その代わりに、とアリスはアップサイクルを始めた。

「丈を短くして、袖も取ってしまおうと思いついたの。ドレスに新しい命を与えたくて。刺繍、ステッチ、レースやライニングのあしらわれた白いドレスを染めると毎回魔法のような結果になったわ。2つとして同じものはできないと実感した」

染色に使ったのは、木の幹や昆虫から採取した自然な染料から生まれた鮮やかな赤、ピンク、ブルー、グリーン。

「完全にサステイナブルなものにしたかったの。クラフトサプライヤーのジョージ・ウェイルの天然染料コレクションは色鮮やかでおすすめよ」

今後、アップサイクリング・サービスを始める予定はないと言うアリスだが、

「白いドレスは、なかなか着る機会がない。でも、染色してドレスを蘇らせることができれば、ウエディングドレスは何度だって着られるものになるの」

と締めくくった。

人生最良の日を飾るウエディングドレス。思い入れのあるものだからこそ、結婚式のその後も大切に着られる方法について考えてみよう。

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