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夫の不貞行為で離婚…養育費の相場はいくら?元妻の離婚交渉エピソード

  • 2020.8.18

子供がいる夫婦が離婚する場合、養育費の金額は双方にとって大きな不安要素の一つとなります。今回は夫の不貞行為による離婚事例をピックアップし、養育費の相場や実例を紹介します。

■夫の不貞行為が発覚……養育費の相場って?

Kさんは、ある日発覚した夫の不貞行為が原因で15年にわたる婚姻生活にピリオドを打つため、離婚を決意しました。はじめ夫は離婚を拒否しましたが、不貞の証拠を突きつけた上で、裁判も辞さないとの強気のスタンスで交渉を続け、離婚にこぎつきました。

離婚当時、Kさんの収入は約300万円、夫は約500万円でした。Kさん元夫婦の場合、14歳以下の子供が二人いますので適正額が月額6万円前後となりますが、最終的には月額10万円で合意。

有責配偶者である夫に対するKさんの強気の交渉が実を結んだ結果といえるでしょう。

■過去の浮気相手と同棲……自営業の夫からもらえる養育費の額は?

女性Mさんは、飲食店を経営する夫と12年前に結婚し、二人の子供を授かりました。7年前に夫が浮気をしましたが、二度と浮気はしないと約束し、婚姻生活を継続しました。

しかし、数年前から夫は月に数回程度しか帰宅しなくなり、夫の従業員からの話により夫の不貞行為を知りました。夫は7年前に浮気した女性と同棲していたのです。

Mさんは夫に離婚を申し入れ、慰謝料を請求。自営業の夫の所得はそれほど高くなかったため、相場は月額6万円から8万円程度でした。

ところが、最終的に月額12万円で合意。相場を大きく上回る養育費交渉の背景には、夫の子供たちに対する愛情の深さがあったようです。

■なるべく多くの養育費を獲得する方法とは

できるだけ多額の養育費を勝ち取るために、できることは2点あります。

まず相手の収入をしっかりと把握しておくこと。相手の収入が多いほど、もらえる養育費の相場は高くなります。次に子供の今後の教育計画をある程度明確にし、受験費用や学費、通塾費など、必要な金額を見積もっておくことです。計画書は紙に書いておくと分かりやすく、交渉もしやすくなります。

■子供の将来を守るために

養育費は、子供の健やかな生活を保障するための大切な権利です。その分、養育費の交渉は、請求する側とされる側双方にとって負担がかかるものです。交渉に難航する場合は、一人で解決しようとせず、専門家を頼ってみましょう。

文・浅野裕子

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