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おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」

  • 2020.8.17
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「昆布」と聞くと一見渋い印象ですが、京都にある「五辻の昆布」では、思わずおみやげに手にしたくなるようなかわいらしい昆布がそろっています。地元では「五辻さん」「五辻の昆布やさん」として親しまれ、毎日の食卓を支える縁の下の力持ちとして地域の人たちの日常に欠かせないお店となっています。

おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
明治に創業して以来、自然の昆布のおいしさを伝え続ける
おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
千本通沿いに建ち、店先には昆布が並んでいる

「五辻の昆布」は市バス「千本今出川」から北向きに徒歩5分。
今出川通から一本北の通りを五辻通と言います。五辻通は、大宮通から学問の神様で知られる「北野天満宮」まで続く東西の通り。「五辻の昆布」はこの五辻通と千本通が交差する場所に位置します。

おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
昆布そのものから佃煮まで幅広い商品が並ぶ

元々、出町で乾物屋を営んでいた初代が西陣で開いたお店。当初は店頭で昆布を削って販売していたのだそうで、当時のことを今でも懐かしむ常連さんも多いのだとか。現在でも、手すきによるおぼろを削り、自然の昆布そのものの味わいを伝え続けています。

最高級・北海道の真昆布を贅沢に使用
おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
「嵯峨野」や「鞍馬」など20種以上ある佃煮にはそれぞれ京都にまつわる名前が付けられている

「五辻の昆布」で取り扱うのは、主に北海道産の真昆布。お出汁を取るにも、煮物として炊くにもどちらの場合にも使いやすい上質な昆布なのだとか。古くは朝廷などに献上された優れた昆布であったことから、地名が付くのではなく「真」の昆布と呼ばれるようになったのだそう。「五辻の昆布」では、佃煮など加工品にも真昆布を使用しています。

遊びごころいっぱいの型抜き昆布
おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
どのかたちが出てくるかも楽しみのひとつ

おやつとしてこの真昆布を食べてもらいたいと、先代が思いついたのが、かわいらしいかたちに昆布を抜くこと。元々はハートのみでしたが、現在ではうさぎやクマ、三重塔など愛らしい様々なかたちが誕生しました。

おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
左:「おやつのじかん」 右:ハートこんぶ(各580円)

受験生のお孫さんからヒントを得て、絵馬型の「合格昆布」が店頭に並んだことも。現在は「おやつのじかん」として小さなお子さんから年配の方まで、幅広い層から人気を集めています。

おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
「よろこぶ茶」(1080円)。昆布は65枚ほど入っている

おみやげとして人気が高いのが、「よろこぶ茶」。鳥居や大文字、鶴亀など、かわいらしいかたちに抜いた昆布が入った梅昆布茶です。付属の梅昆布茶の粉末と五色のあられ、好きなかたちの昆布を1枚湯呑に入れ、お湯を注げばあっという間に本格的な梅昆布茶が完成。湯呑に浮かぶキュートな昆布が目を引くので、おもてなしの場面の話題づくりにもぴったりです。

おみやげにしたいキュートな昆布がずらり!京都・西陣の老舗昆布店「五辻の昆布」
「よろこぶ茶」のパッケージにも舞妓さんが描かれている

実際に、お店に伺うとこちらの「よろこぶ茶」でもてなしてもらえます。ひとくち飲めば、ほっこり幸せな気分に。

周辺には、おかめさんの伝説で知られる「千本釈迦堂」や閻魔様をお祀りする「千本閻魔堂」など、見どころはたくさん。西陣散策のおみやげにいかがでしょう。

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