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「私、母親失格だ」入院4日目、不覚の大失敗。声を殺して泣いた日 #9

  • 2020.8.14

2019年1月生まれの男の子のママ、きのこの子さんの出産エピソードをご紹介! 睡眠不足のなか、珍しくぐっすり眠ってくれた赤ちゃん。そしてこのあと、「母親失格だ…」と自責の念に駆られる失敗をしてしまったそう。

「本当に何してるんだろう、私……」

「母親失格だ」

「母親としての自覚が足りないからだ」

「私のせいで、息子を危険な目にあわせたんだ……」

病院によって育児の方針はさまざまで、いろいろな考えを持つ方がいらっしゃると思います。
しかし、わたしの産後入院は、このエピソードなしでは語れません。


「なんだこの暴走母さんは……。自分も育児には自信が持てないけど、こいつよりはいい育児してるな」と、誰かの明日の活力になれば、それはそれでいいかなとも思います。


ちなみに、出産から1年以上経った今でもたまに、私が授乳を忘れたせいで息子がカラカラになっている夢を見ます。

当初、産後入院をつらくしていたのは、母乳育児に縛られすぎた自分の気持ちの面が大きかったのではないかと思っていましたが、今は「産後のメンタルで、わからないことだらけで、こんなに思うようにいかないことばかりだったら、それはつらいよな…」と感じています。


大部屋で、泣いているのがバレないように、声を押し殺して泣いたというきのこの子さん。

実際のところ、授乳間隔が5時間あくことは、よくあることなんだそうですが、産後のホルモンの影響で感傷的になっていたのかもしれませんね。

生まれたばかりの赤ちゃんを育てることの大変さや、心身ともに追い詰められる産後の入院中の環境がいかに過酷か、思い知らされます。

<つづく>


著者:イラストレーター きのこの子

ベビーカレンダー編集部

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