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私がPTAで代表挨拶!? 人前が苦手なママがスピーチ上手になるコツ5つ

  • 2015.5.5
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【ママからのご相談】

PTAの委員会決めで、委員長に選ばれてしまい落ち込んでいます。人前に出るのが苦手で、本当は受けたくなかったのですが、じゃんけんで負けたので仕方がありません。 最初にあいさつをしなければならないのですが、上手にできるかどうか心配です。

●A. しっかり準備すれば大丈夫。スピーチにはコツがあります。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

春。子どもたちが進学進級して環境が変わると同時に、ママたちもガラリと環境が変わる季節でもあります。

PTAの役員を引き受けてよかったことを訪ねたアンケート『PTAを活性化させるための調査報告書』によると、「学校の様子がよくわかった」「知り合いが増えた」が半数以上を締めました。また、「自分の成長につながった」「子育てに役だった」との回答も。

保育園や幼稚園のように頻繁に保護者や子どもたちの様子を知ることができない学校において、出会いや気付きのチャンスが得られる場でもあるようです。

●頼まれたときの心得

委員長に選ばれると、スピーチやあいさつ、司会進行を頼まれることがあります。人前に出るのが苦手ならなおさら、事前準備をしっかりしておきましょう。

大丈夫。お子さんは、毎日学校で新しいことを学び挑戦しています。ママの頑張る姿は、お子さんにも何かを感じさせることでしょう。胸を借りる思いで、1年間一緒に学んでいきましょう。

●スピーチ上手になるコツ5つ

スピーチや多くの人の前で話すとき覚えておきたいことをご紹介します。

●(1)自分の立場を把握する

このスピーチは学校主催なのか、PTA主催なのかを把握します。また、自分はどの立場にあるのかを考えて原稿を書きましょう。

●(2)「誰に話すのか?」を考える

先生に向けて話すのか、参加しているメンバーなのか、生徒、保護者、その中に子どもも含まれるのかをチェックします。先生には感謝を込めて、子ども相手ならゆっくりと話します。

●(3)他の人とスピーチの内容がかぶらないようにする

自分がどんな順番でスピーチをするのかを把握し、内容がかぶるのを避けましょう。自分にしかできない表現をするのもいいかもしれません。

●(4)持ち時間に合わせてスピーチのボリュームを調整する

人が聞きやすい速度は、1分間に300文字程度と言われています。3分間と頼まれたのなら、810~1,000文字程度の原稿を書き上げましょう。

●(5)原稿は“序論→本論→結論”の順に

●ー序論

まず、序論(導入)は、自己紹介や季節の言葉、関係者のあいさつなどを入れます。

例:「本日はお招きいただききましてありがとうございます。○○委員長の○○です。今日は、皆さんに○○についてお話ししたいと思います」

●ー本論

本論(主文)はエピソードを交えた内容を具体的に話します。テーマは1つに絞り、分かりやすく表現します。伝えたい行事の予定や目的、仕事のあらましなどを加えます。

●ー結論

結論(結び)は本論のまとめと結びのあいさつを入れます。

例:「今日は○○についてお話しました。本日はありがとうございました」

最初と最後のあいさつは、よくある決まり文句で締めると後腐れがありません。

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書き言葉ではなく話し言葉で書きましょう。1つのセンテンスが短い方が聞き手にも伝わりやすく、話し手も楽なようです。原稿は、丸暗記するのではなくメモを片手に。メモには要件を箇条書きにしておきます。

練習はこのキーワードを見て行うと、本番もスムーズに言葉が出てくるそうです。家族の前で発表しておかしいところは遠慮なく指摘してもらいながら、本番に近づけていきましょう。

一人ですべてを抱えるのではなく、家族や、他の委員さんや副委員長さんの手も借りてみるのも手です。話し好きの方がいらっしゃるかもしれませんよ。「うまくやらなければ!」と自分にプレッシャーをかけるより、誠実に心を込めて話すほうが好感を呼ぶものです。

慣れないからこそ、新しいあなたを発見できるチャンスなのかもしれません。気を取り直し、ステキな1年にしましょう。

【参考文献】

・『お母さんのための学校行事のスピーチ・文書』見田圭祐・監修

【参考リンク】

・PTA を活性化するための調査報告書 | 文部科学省(PDF)

●ライター/*SARASA*(ママライター)

母方、父方とも子沢山の家系に恵まれ、現在4児の母。魚類、両生類中心飼のアクアリスト。猫の額ほどの敷地でプランター菜園を勤しむ。趣味は俳句。フリーライター/占い師としても活動中。

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