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パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」

  • 2020.8.13

薪をくべる大きな窯のある「薪窯nanana(ナナナ)」は、オリジナルのパンと焼きたてピザが人気のお店。時おりパチッ…パチッ…という薪の燃える音が聞こえる店内は、スタイリッシュな店構えとは裏腹にノスタルジックでのんびりとした気分にさせてくれます。

パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
鎌倉の裏路地に突然現れる薪の山
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
鎌倉駅から徒歩5分、かわいいクマのロゴはオーナーのデザイン

賑やかな小町通りから細い路地を入っていくと、薪を背負ったクマのかわいい看板が目に入ります。店の横には薪がたくさん積まれ、明るいガラス張りのショップです。

煉瓦を800個積み重ねた自家製の窯
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
窯で使用するのは関東近郊の間伐材

店主の中田竜明さんは、もともとオートバイのメーカーに勤めるデザイナーさん。ひょんなことから森林を維持するための間伐で切り出された木材が余剰になっていることを耳にし、自分も何か役に立ちたいという思いから間伐材を利用した薪窯でパンを焼くことを思いついたのだとか。物づくりが好きだったこともあり、気づけばデザイナーからパン職人に。厨房にある窯も800個の煉瓦を一人で積み上げて作った窯です。

ここにしかないオリジナルの新しい味を3種類
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
「カレンズとクルミ」(ホール1728円、ハーフ864円)

パンの知識は全くなくゼロからの始まりで独学で3年間、試行錯誤を繰り返して自分だけのレシピを作りました。朝6時に窯に火を入れ高温で焼き上げるパンはどれも大きめです。

素材にはとことんこだわり、自家製酵母や北海道産「はるゆたか」の強力粉、オホーツクの釜あげ塩を使い、さらに北海道産の玄米粉は無肥料無農薬の玄米を仕入れて厨房で挽くといった具合に徹底しています。こうした素材をベースに使うシンプルな「玄米カンパーニュ」、ナッツが香ばしい「カレンズとクルミ」、ほのかに桜の香る「桜と赤米と小豆」の3種類は全くのオリジナルで風味も豊かです。

パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
(左上)3種類とも試食があり納得する味(右上)素材はすべてガラスの小瓶に入られ一目瞭然(左下)「玄米カンパーニュ」(ホール1512円、ハーフ756円、1/4 378円)(右下)「桜と赤米と小豆」(ホール1296円、ハーフ648円)
午後からのお楽しみは「小さな窯焼きピザ」
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
パンとは対照的に小ぶりで食べやすいサイズ(左)「マルゲリータ」(380円)(右)「焼きいもメープル」(490円)

お昼からはオーダーするたびにピザを焼いてくれます。直径15㎝ほどのピザもパン同様に絶品のおいしさ。4種類ある中でも「焼きいもメープル」は甘いさつまいもとメープルシロップ、たっぷりのすりたての黒ゴマをトッピングし、異なる3種類の甘みが人気。

パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
300度で10分ほど焼いた後、ヘラに乗せて火のすぐそばで炙り焼き目もしっかりとつけてくれる
木のぬくもりでのんびりとしたひととき
パチッパチッと薪の燃える音が心地いい薪窯のベーカリー♫鎌倉「薪窯nanana」
ネジを巻いて使うアンティークの振り子時計も確実に時を刻む

黒一色の店内に置いてある棚やテーブル、トレーなども間伐材を使った手づくりのオーダー品です。ピザが焼けるのを待つ間、オイルランプの明かりのもとで木の優しいぬくもりに触れてみませんか。

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