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経膣分娩だから何? 帝王切開の偏見に悩んだ先輩ママの体験談6つ

  • 2015.5.5
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【ママからのご相談】

現在、8か月のプレママです。もう少しで出産ですが、医師の診断により帝王切開での出産になりそうです。出産というと経膣分娩をイメージしていたので、正直ショックでした。 雑誌で安産の特集を見たり、先輩ママから出産の痛みを聞いたりするたびに落ち込んでいる自分がいます。出産に向けて前向きなアドバイスをいただけたらうれしいです。

●A. 出産方法にこだわる必要はありません。

ご相談ありがとうございます。フリーライターのmikiです。

出産まであとわずかですね。胎動の激しさは最高潮に達し、赤ちゃんがおなかの中にいる実感もますます湧いていることでしょう。予定帝王切開での出産ということで、不安や戸惑いがあることと思いますが、私自身もご相談者様と同じように帝王切開で出産するまでいろいろと思いを巡らせましたし、産後もさまざまな言葉に傷つくこともありました。

また、周囲にも心ない言葉で傷ついたという帝王切開出産ママが多くいることが分かりました。そこで、先輩ママたちに“帝王切開の実態”について取材してみました。

●出産のイメージに苦しめられたママたちの体験談

まずは、「帝王切開出産であることで嫌な思いをしたことはあるか」について聞いてみました。

・『「寝ているだけだから楽でいいね」と経膣出産ママに言われた』(30代)

・『義母に、「お産の痛みを経験しないと子育てのつらさは乗り越えられない」と言われた』(20代)

・『義母に、「苦しんで産めば産むほど子どもはかわいい」と言われた』(30代)

・『経膣分娩ママに30分以上出産の話をされて苦痛だった』(30代)

・『「産道を通らない赤ちゃんは辛抱強くない」と言われた』(40代)

・『「鼻からスイカが出るよう」など、うれしそうに出産の話をされて嫌だった』(20代)

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帝王切開で出産したママを悪く言うつもりはなかったのかもしれませんが、以上からも分かる通り、傷ついているママも少なくはないようです。

“出産=赤ちゃんが産道を通って出てくること”というイメージもあり、帝王切開出産に対してマイナスなイメージを持たれたり、楽をして産んでいると思われたりすることがあるようです。

●帝王切開出産するママへ、先輩ママからのメッセージ

それでは、心ない言葉に傷つかないために、帝王切開出産するママに向けて先輩ママからアドバイスやメッセージをもらいました。

・『出産の形はさまざま。産道を通るから良いとか手術だから良いというわけではありません。どんな形であれ、元気で生まれてくるのが一番だという気持ちを強く持って!』(30代)

・『帝王切開でも生まれたばかりの赤ちゃんの顔はしっかりと見ることができるから出産方法にこだわるのではなく、赤ちゃんのことを第一に考えてください』(20代)

・『出産前から帝王切開に関する情報を学んでおけば、出産の日も不安なく迎えられると思います』(40代)

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私も息子に手術の跡を見せて、どのような気持ちで出産したかを話しています。出産の形はさまざま。女性にとって一世一代の大仕事であることには変わりありません。ご相談者様も自信を持って出産に臨んでくださいね。

●ライター/miki(フリーライター)

幼稚園に通う4歳の男の子を育てるフリーライター。新聞記者を経て、フリーランスに。情報誌やインターネット、専門誌などで、これまでにアーティストのインタビューや教育記事、コラム、農業まで幅広く取材、執筆。子どもが大好きで、学習塾で小学生から高校生まで指導した経験も。また、転勤族の妻として東京、鹿児島、福岡などで暮らし、現在は宮城県在住。これまでに10回以上の引越し経験も持つ。ファッションとグルメと旅行を愛するママです。

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