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Mattが女性の悩みに回答! 「人と比べて落ち込んでしまうなら…」

  • 2020.8.9
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自分の才能を開き、人生を悔いなく生きたいと思うのは当たり前のこと。しかし、そう簡単には進まないのが人生。そんな悩める子羊に、Mattさんがアドバイス!

自分の才能を信じ、思い切って好きな道を選んで進んだのはいいけれど…周りと比べて落ち込んだり、うまく実力を発揮できなかったり。そんな、才能の壁にぶつかってくじけそうな人たちへ贈りたいのが、心を癒し、お悩みを解決してくれる処方箋。そして、それを指南するのは、無限大の発想と言葉でみんなの心を晴れやかにしてくれるMattさん。音楽、美容、モデルなど、オリジナリティに溢れた幅広い才能を、自らの手で開花させた経験をもとに、それぞれの悩みの事例に向き合い、Matt流に解決します。

「情報が多く、人の意見が耳に入りやすいこの時代だけに、迷いや悩みから抜け出せないあなた。自分の魂が喜ぶことをして、自分に自信を持つことが大事です」

お悩み:人と比べて落ち込む(20歳・学生)。

プロのカメラマンになりたいと考えています。いまは勉強の時だと思い、アシスタントについたり、積極的に作品撮りをして、SNSにポートフォリオをまとめたりもしているのですが、どうしても、すでに活躍している同世代のカメラマンと比べてしまい、自分は遅れているんじゃないかと焦って落ち込みます。

Matt:比べなくてもいいんじゃないって思います。

このような悩みって、カメラマンの世界だけではなくどの業界にもありますね。でも、世の中の全員が生きてきた環境が違う中で、もちろん個人のスピードも違うし、早咲き遅咲きというのもあるから、人と比べてもしょうがないんです。目指している夢とか目標に近づくための環境が、早くから整っているからって、咲けない場合もあるし…。

人生は自分だけのもの。たとえば僕の場合は、芸能界で活動を始めて3年目。10代のうちから始めておけば…と考えなくもないけれど、逆に一般人として学生生活を送り、青春を楽しんできたという感覚を持ったまま芸能活動できることが、プラスになっていると思う。あなたはまだプロにはなれていなくても、だからこそ得られることがたくさんあると考えてみて。それにちゃんといま師匠のもとでアシスタントについているのなら、遠回りではありません。だから自分を信じて、いまは未来のためにたくさん勉強してほしい。

20歳って、一番周りと比べたくなる時期だとも思うの。でもね、20代後半に近づくにつれ、年齢とか早い遅いってあまり関係なくなってくるもの。だからいまは焦ってしまうかもしれないけれど、そのうち方向性はちゃんと見えてくるはず。自分のスピードで人生を歩んだらいいと思います。落ち込んでしまう時って、ずっとその場所にとどまっているから落ち込みのループにハマってしまうんです。でもそこから一歩抜けてみると、もしかしたらその悩みって小さなことに感じるかもしれない。だから僕は、もし落ち込んだら、友達と飲んじゃいます(笑)。

マット 1994年7月18日生まれ。東京都出身。ミュージシャン、ブライダルモデル、タレント、レタッチャーなど、様々な分野で才能を発揮するアーティスト。父は桑田真澄。

シャツ¥53,000 ジャケット¥169,000 パンツ¥59,000 チーフ¥16,000(以上エトロ/エトロジャパン TEL:03・3406・2655)

※『anan』2020年8月5日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・福田春美 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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