1. トップ
  2. インテリア
  3. オフィスを、インテリアの力でより快適に。GOODOFFICE北品川のこだわりを聞いてみました!

オフィスを、インテリアの力でより快適に。GOODOFFICE北品川のこだわりを聞いてみました!

  • 2020.8.7
  • 1791 views

今回は私たちグッドルーム社の中で、オリジナルリノベーション賃貸「TOMOS」の内装デザインや、「GOODOFFICE」のインテリアコーディネートを担当しているスタッフ、小澤千晴にインタビュー。

オフィスや物件の「居心地の良さ」、「働きやすさ」を実現するためにインテリアの目線から意識していることを聞いてみました。

GOODOFFICE、こだわりインテリア

グッドルームのビジネス開発推進本部に所属する小澤がグッドルームに入社したのは、2017年のこと。でも実は出会いはもっと前。かつてこのグッドルームジャーナルで、お部屋を訪ねて取材させていただく企画に協力してもらったことがありました。

学生時代の頃、ニューヨークに留学をしていて、グラフィックやディスプレイについて学んだという経験を持っている、小澤。帰国後しばらくして、全国展開をしている雑貨屋「ザ・コンランショップ」にてVMD(visual merchandising)として働くことになり、季節のテーマごとにディスプレイを変えながら、常に新しいライフスタイルを提案し続けていました。

今回は、そんな小澤がアドバイザーとして参加した、北品川にオープンしたばかりのレンタルオフィスにお邪魔してみました。中でも入居者の方が使用できる共用部についてご紹介します。

インダストリアルな雰囲気に、優しい差し色を

オフィスの建物は、全体的にベージュグレーを基調としていて、クールな印象に。現在グッドルーム社を含め6つの会社が入居しています。

エントランスは大きな窓があって陽射しが降り注ぎ、とても明るくスタッフやお客様を迎えることができます。

エントランスフロア内には、大きなテーブルと、個人スペース。天井が高く、開放感があります。

ソファ席や、カウンター席、大きなテーブルなどがあって、入居者の方はいつでも作業場として使用することができたり、来客用のMTGスペースにも利用することができます。

小澤:

「全体的に、色合いを優しいものにしたいと思いました。多くの色でごちゃごちゃとさせるのではなく、このベージュグレーの壁に合わせて、ポイントのような色がところどころ差し込まれているような。そのほうが自分が働いているときにも、心を落ち着かせることができると考えたんです。

また、素材はマットなものを中心に選び、統一感を出すようにしています」

エントランスの奥の壁沿いには、一人で集中できるようのスペースが。緑はグッドルームのキーカラーのひとつ。差し色にぴったり。天板に塗られた塗料もマットな仕上がりです。

目指している印象に近いのは、インテリアブランド「HAY」

このオフィスに限らず、今後新設していくオフィスも含め、目指しているのは「柔らかい色合い」「心地よい質感」の2点。

今後はこうした優しい色合いを、グッドルームのブランドイメージとして活用していくそう。

ちょうどそのイメージに合うのが、「HAY(ヘイ)」という人気インテリアブランド。オフィス内にも様々な場所で、このHAYのインテリアを見つけました。

ラウンジのソファ席のそばに置かれていたのは、HAYの「BOWLER SIDE TABLE」。ドリンクやPCなどの”ちょっと置き”に便利。 人が集まったり、長く過ごす重要なところは、こうしたインテリアを使って居心地の良さと個性を演出します。

他にもオフィス内には「MUUTO」のペンダントライトが吊るされたスタンド席が。ブランドものと、そうでないものをうまく組み合わせながらコーディネートしているそう。

会議スペースには、イームズリプロダクトのチェアが。良いものに触れながら仕事ができるっていいですよね。

向かい合わせの人との距離を考えて造られたテーブルをDIY

市販の家具メーカー商品ばかりではありません。エントランスフロアにあった大きなテーブルは、実はグッドルーム社の社員で設計から造られたものと聞いたので驚きました。

小澤:

「こちらが求めるちょうど良いサイズ感のものが、なかなか販売されていなかったこともあり、自作しましたね。

こだわりは向かい合ったときの、幅の広さ。働いている人たちが、至近距離で向かい合わせになるのは窮屈だと考えて、ある程度パーソナルスペースを確保でき、程よい距離感で仕事ができるようなものを造りました」

今後ソーシャルディスタンスが当たり前となっていくオフィスでは、なくてはならないものと言えるかもしれません。

人が集まる場所には、心地良さを感じるグリーンを

他にも入居者のラウンジスペースや、会議室などもあります。

ラウンジスペースには、グリーンを吊るしたり、各テーブルに配置したりして、リラックスできる場になるよう、心がけたとのこと。ここでは飲食をしたり、ゆっくり談笑したり。そして気分転換に作業をしに来る人もいるそう。

現在はまだ作りかけとなっている、「ライブラリー」。今後本棚をさらに増設し、仕事のヒントになるような書籍を多数設置する予定のようです。

ライトにもこだわりが。

インダストリアルな雰囲気の中に、あえて温かみのあるライトを差し込むことで、陰影をつけています。

地下1階にある会議室は、全部で3部屋。カジュアルなインテリアが設置された部屋や、少しかっちりとしたインテリアのある部屋など、それぞれ個性的な室内に。

中でもこの会議室は、役員会議などのやや固めの会議スタイルのときにも使用できるようにとコンセプトが決められたもの。

マットな質感の黒の照明と、丸みがあって居心地の良い椅子。真剣さのようなものは残しつつ、どこか柔らかな雰囲気を出して、会議全体がうまくまとまるようにと考えられたそう。

オフィスのどんなところでも、居心地よく働けるように工夫を

各フロアはそれぞれの会社でデザインされる、スケルトンでの貸出がされている、こちらのオフィス。

グッドルーム社のフロアでは、木製のテーブルが多く配置され、自席でもオープンスペースでも、立ちながらでも、仕事ができるように工夫されています。

そしてもちろん床は、TOMOSでも使用されている無垢床。社員もスリッパを履かずに素足で過ごしている人も多かったのが印象的でした。

小澤:

「自分たちのオフィスでも、エントランススペースでも、ラウンジでも。同じオフィスという建物の中でも、自分の気分に合わせて、仕事をする場所を変えられたらいいですよね。

そのために、あえて立ちスペースやソファ席を作ったり、一人でじっくり考えこめる個人スペースを作ったりできるようにしたんです」

オフィスの中に、これだけ働く場所の選択肢がある、というのはスタッフとしてもありがたい。

大切なのは「気持ちのよい空間で働ける」こと

最後に、小澤がGOODOFFICEのインテリアを考える際に、心がけていることを聞いてみました。

小澤:

いかに気持ちのよい空間で働けるか。この1点を大切に考えています。

気持ちのよい空間というのは、あたたかな光や優れたデザインのインテリア、自然を感じられるグリーンがあるなど、様々なポイントがあると思います。でもそれだけじゃダメだと思っていて。

さらにそれぞれのものが、触り心地が良かったり、使い心地が良かったり。そういうものをうまく掛け合わせ、スタッフ全員が気持ちよく働けるように、これからも良いプロダクトの情報に目を光らせながら、どんどんアップデートしていけたらと考えています」

空間づくりの世界に100%はない、と教えてくれた小澤。今後もより良いインテリアもたくさん出てくるし、ずっと同じでは、そこに住む人や働く人はつまらない。

時代の流れに合わせて様々な変化を続ける、GOODOFFICE。これからも、より働きやすい場所を目指してどんなことが起こるのか、楽しみです。

元記事で読む
の記事をもっとみる