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もはや理解不能!? ママが“一人っ子の男の子”を伸ばす育て方3つ

  • 2015.5.4
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【ママからのご相談】

私には5歳の息子がいます。自身が男の兄弟がいない環境で育ったため、息子の行動を見て、「なんでこんなことをするの?」と思うことがたくさんあります。 例えば、急に走り出したり、ぼーっとして遠くを見ていたりなどです。あと、何回同じことを言っても聞いてくれません。息子自身にも兄弟がいないため、きちんと育っているのか不安なのですが、男の子はこんなものなのでしょうか。教えてください。

●A. 男の子という生き物だということを理解しましょう。

ご相談ありがとうございます。育児書コンシェルジュの三尾です。

よく、私のPTAの知り合いのお母さんたちも、「男の子はアホなことばっかりするし、何考えているのか分からない」と言います。自分の息子をそんな風に言いながらも、楽しそうに話をしているので、本心はそんなアホな息子を誇らしく思っているのかもしれません。

男の子は、女の子とは全く別の生き物だということを理解しましょう。だいたい男の子というのはそんなものなんですね。

とはいえ、どう接していいか分からないこともあるかと思いますので、松永暢史さんの『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』という本から、子どもと接するコツをいくつかご紹介します。

●一人っ子の男の子を理解するコツ3つ

●(1)一人っ子にはのびのびと

お母さんは、一人っ子の女の子よりも男の子の方が、子育ての力を集中してしまうと同書にあります。確かに、男の子はぼんやりしていたり、話を聞いてなかったりするので、どうしても過干渉になってしまいがちですよね。

特に、兄弟のいない家庭で育ったお母さんだと、ご相談にある通り、男という生き物が理解できず、男の子のやることについて強制的に直そうとしてしまうようです。男の子はやんちゃで活発な子も多く、乱暴はダメと無理やり好奇心を抑えてしまうのはよくありません。

また、ある程度の年齢になると異性に興味を持ちだすので、性的な本を読んだりしますが、それは当たり前と思いましょう。それを抑え込んでしまわないように注意しましょう。性に対する考えもまともに育たなくなってしまい、マザコンになることもあると同書にありました。男の子はこういう生き物だと考え、厳しく矯正せず、将来の成長につながる好奇心を育ててあげたいですね。

●(2)叱るときは理屈重視で

ご相談者様が言うとおり、男の子はいくら叱ってもまったく分かってくれないことがあります。実際、私の知り合いのママたちも苦労しているそうです。子ども自身は、「何で怒ってるんだろう」と理由が分からず、理解していないことも多いようです。同書によると、女の子は、「ママが怒ったからしてはいけないこと」と考えるのですが、男の子はそんな風には考えていないそうなんですね。

そこで、男の子を叱るときは理屈っぽく叱ることをオススメします。何で怒っているのかを理由を説明して、やってはいけないことはダメと教えるのです。また、怒ってもきかないときは、冷たく接するのも一つの手です。男の子は、ただ怒るよりも、冷たく薄いリアクションの方が、「あれ、ママが怒ってる?」と感じることもあるので、うまく活用できればいいですよね。

●(3)体験学習を大事に

女の子は説明したり、怒ったりすると理解してくれることが多いですが、男の子はそうもいかないことが多いため、経験させることが大事です。

例えば、子どもが小さいときに友達とケンカをしてても、「友達が嫌な思いするからダメだよ」と言われても理解できているかどうか分かりません。危険なことになりそうでなければ、子どもに好きなようにやらせておき、友達とケンカして、たたかれて嫌な思いをすれば、「こんなことしたら怒るんだ」と理解したり、友達とのつき合い方を学ぶことができます。ただし、親が見てあげて危なくなったり、迷惑をかけそうな場合はフォローするべきでしょう。

また、忘れ物をする子なんかは先回りして注意せずに、いっそのこと忘れ物をさせて困らせてみるのもアリですね。一度困った経験をして、どうしようかと考え出すのも男の子ですね。

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いかがでしたでしょうか。今回の記事を参考に、息子さんの行動を理解して、うまく対応してもらえるとうれしいです。

【参考文献】

・『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』松永暢史・著

●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)

1979年生まれ。IT会社に勤める営業マン。20代後半で結婚し、現在は3児のパパ(中2、小5、2歳 2013年現在)として育児や家事にも奮闘中! おそらく国内最年少で中学校のPTA会長を務めており、地域への貢献活動も積極的に行っている。今までに1000冊以上読んだ育児書やビジネス書の紹介をブログで展開している。また、これらのノウハウを活かし、悩みを持つパパママの相談を受けることも。定期的にパパママ交流会を開催し、育児や家事、ワークライフバランスなど意見交換をしている。子どもも親もイキイキ過ごせることをモットーに日々、仕事と家庭の両立を楽しんでいる。趣味はテニス、読書、ピアノ、プラモデルなど。

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