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進化が止まらないスイーツ。2020夏のかき氷は個性派揃い

  • 2020.8.1
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ここ数年、夏の一大ムーブメントとなっている「氷活」。今年もお出かけの目的に「かき氷」をあげる人も多いだろう。近年、こだわりの氷やシロップにこだわる本格派のかき氷が人気を博してきたが、今年はどうやら「スイーツ」としての領域にまで進化したものが目立つ。さまざまなシーンのスイーツとして多様な場所で食べられるようになっている。中でも注目の2020年らしいかき氷を紹介しよう。

「テイクアウトかき氷」は今年ならではのスタイル

いよいよ夏の始まり。とはいえ、新型コロナウイルスの感染拡大のニュースに不安になる日々がまだまだ続く。各自の感染対策も万全にとりながら、それでも安心なのは今年は「テイクアウト」。それはかき氷シーンにとっても例外ではない。

Lipton TEA STAND「Fruits in Tea パフェ氷」

これまでの4年間、夏の風物詩として人気を博してきた「Fruits in Tea」。今年はSign代官山店と吉祥寺店にて期間限定で展開される。そして今年はなんとフルーツティーがかき氷に変身。おなじみの可愛いボトルに入れてくれるので、近くのベンチや公園で食べるのがおすすめだ。爽やかな香りが広がるパッションシロップとレモン、オレンジ、キウイのフローズンをトッピングした「Passion Fruits(タンブラー入り1,200円・税別)」と、甘酸っぱいストリベリーシロップとストロベリー、オレンジ、ライムのフローズンをトッピングした「Strawberry(タンブラー入り1,200円・税別)」。紅茶本来の味が楽しめるティーフローズンをベースに、真夏にぴったりな“パフェ氷”が2種。紅茶のような、かき氷のような、新感覚のスイーツをテイクアウトしよう。

ICE MONSTER を日本で食べられるのはこれが最後

新型コロナウイルスの影響でこの夏の営業を最後に日本から撤退することが発表されたICE MONSTER。台湾発・世界のベストスイーツTOP10にも選ばれている同店の最後の夏が7月31日から8月31日までの期間、原宿駅前「jing」にて始まる。

注目のメニューはICE MONSTERの代名詞でもあり人気ナンバーワンの「マンゴーかき氷(790円・税別)」と大人から子供までに人気の「イチゴかき氷(750円・税別)」。お店でのボリュームたっぷりのまん丸なフォルムが印象的なICE MONSTERだが、今年はテイクアウトを意識したオリジナルカップでの提供だ。

“ラグジュアリーかき氷”はホテルで

クイックで手軽なかき氷の逆は、落ち着ける場所でゆったりと過ごしながら。今年ぜひおすすめしたいのはラグジュアリーホテルでのひととき。ゆったりした上質な時間のお供は、見た目も麗しく旬のフルーツをふんだんに使った贅沢なかき氷で決まりだ。

アンダーズ東京「フレッシュフルーツKIKIGORIフレッシュマンゴー」

アンダーズ東京のペストリーショップでは、8月31日までの期間限定で夏らしくフレッシュなかき氷を展開する。マンゴーとパッションフルーツのフレッシュな果肉をたっぷりと使い、ミルクで作った氷と合わせて楽しむこちらのメニューはもはやパティシエのつくるスイーツ。チョコレートを含んだスポンジにココナッツをまぶしたラミントンやグラノーラをアクセントにして食感も楽しめる。

ホテル雅叙園東京「リッチシェイブアイス」

ホテル雅叙園東京内「KANADE TERRACE」では9月30日まで数量限定で見目麗しいかき氷が登場。「リッチシェイブアイス メロン 2,400円(税・サ別)」はフルーツを器として使った豪華な一品だ。

夏の果物の王様と言われるメロンを贅沢にたっぷり使用し、さわやかで上品な甘さのメロン果肉に、相性抜群のミルクテイストのシェイブアイスをメロンの器でいただく。赤肉メロンのエスプーマが口の中でやさしく溶ける、食感の変化も楽しい。

さらにゴージャスなルックスなのは「パインエイジア 2,000円(税・サ別)」だ。美肌効果や疲れを和らげてくれる効果があると言われているパイナップルと、マンゴーの中でも特に芳香に優れたものを使用。クリーミーなミルクシェイブアイスに、アクセントとしてタピオカをパイナップルの器で楽しく夏らしい一品。庭園の滝を眺めながら、店内で涼やかなひとときを過ごしてリッチな夏を堪能しよう。

オトナのためのかき氷は「アルコール入り」

渋谷パルコの「CONMINGSOON」ではかき氷スタンド「氷と蜜」が期間限定営業中。話題の飲食ショップや食クリエイターたちによる、それぞれの絶品シロップなかき氷はもちろん、普通ではあり得ない“夢のあいがけ”で食べる、味のコラボレーションかき氷も楽しめる。中でも注目のフレイバーはアルコール入りだ。

今話題のメキシコ産の蒸留酒「メスカル」をシロップに使った「メスカルかき氷」はフリーランスのバーデンダーとして、さまざまなイベントへの出店や商品開発に携わっているPERCH(ペルチ)氏が手がけた。他にも日本酒「楯野川」の純米大吟醸を新鮮なヨーグルトと絶妙なバランスでブレンドした「ヨー子」の「ヨーグルト酒かき氷」も外せない。定番味とのあいがけで試してみるのがいいかもしれない。こちらは8月4日(火)までなので早めにチャレンジしたい。

トラヤカフェ・あんスタンド「スパイスワインかき氷」

銀座ソニーパークの「トラヤカフェ・あんスタンド」ではあんペーストを使った“和菓子”かき氷が今年も登場。こちらも大人向けのアルコール入りかき氷が好評だ。期間ごとにメニューのラインナップが入れ替わるが、9月1日まではいちごベースのラインナップと、定番の抹茶ベースのラインナップ。特に注目は「あんペーストかき氷スパイスワイン(540円・税込)」だ。

赤ワインにレモン、オレンジ、シナモン、クローブを加えたスパイシーでフルーティーな一品。スパイス香るシロップと、とらやが監修するあんペーストの甘みが絶妙なハーモニーも醸し出すオトナのための夏の楽しみだ。

行列の人気かき氷店に並ぶのも夏らしいが、色々と不安になる今年は個性派商品を「テイクアウトでクイックに」か、「ソーシャルディスタンスを取りながらゆったりと」。今年ならではのかき氷を、ぜひ堪能したい。

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