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知らないと損をする英会話術(32):「ヤンキー」は英語でなんて言う?通じないカタカナ語・人物編

  • 2020.7.26
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日本語には、英語っぽいのに英語としては全く通じないカタカナ語がたくさんあります。今回は自己紹介や家族のことを話す際にもよく使う職業や人を形容する表現について、正しい英単語を紹介します!

世間話の定番・自己紹介や家族紹介

英会話を楽しむ際に、思い出の旅行の話、世界の食べ物にまつわる話題などと同様に自分や家族のことを話題にすることは、当たり障りなくみんなで盛り上がれるとってもおすすめトピックです!

「父はサラリーマン、兄はフリーター」など、家族の職業を話すことって英会話レッスンや友達との世間話として定番ですよね。ところがサラリーマンもフリーターも英語っぽいのに英語としては全く通じないって知っていましたか?英語では通じない職業を表すカタカナ語をまずはいっしょに見ていきましょう!

サラリーマン

「サラリーマン」を意味する英語としては以下がおすすめです。

Office worker(オフィスワーカー):会社勤めでオフィスで働くという意味で一番サラリーマンに近く使いやすい表現です。

Business man (ビジネスマン)もしくはBusiness person(ビジネスパーソン):スマートな恰好をして会社勤めをしているサラリーマンのイメージとほぼ同様に使えます。

また、ほかにもWhite collar worker(ホワイトカラーワーカー)という言い方もあります。これは白い襟のワイシャツを着て働く人=スーツで働く人という意味で会社勤めの人の総称です。これに対してBlue collar worker(ブルーカラーワーカー)という表現もあり、青いつなぎを着て働く人=肉体労働者や職人を指します。

OL

「OL」はオフィスレディの略ですが、英語ではサラリーマンとOLはまったく同義なため、上に紹介したOffice workerやBusiness personを使うのが無難でしょう。

フリーター

(C) Gilmanshin / Shutterstock.com

「フリーター」は完全な和製語で「フリー」は英語ですが「ター」を付けることで英単語としても通じない言葉です。

Part-time worker(パートタイムで働く人)が英語では一番直訳に近い表現になります。

フリーターは「定職に就かずアルバイトをする人」を指す言葉ですが、欧米には、もともと終身雇用という雇用スタイルがさほど多くないことと、フルタイムかパートタイムということも重要と考えている人があまりいません。そのため、職業として「フリーター」という雇用形式を言う人はまずいません。具体的に「マクドナルドで週4日働いている」とか「居酒屋で夜だけ働いている」と具体的に答えるほうが、その後の会話もスムーズに広がるためおすすめです。

タレント

(C) impromptuwitz / Shutterstock.com

Talent(タレント)は「才能」という意味で、テレビなどに出るエンターテイメントを職業にする人全般を指す言葉としては通じません。英語では、Actor(俳優)、Musician(音楽家)、TV presenter(テレビの司会者)、Comedian(お笑い芸人)など具体的にエンターテイメントのどの分野で活躍しているかを言う必要があります。

人物を表す表現編

職業だけなく、どんな人かを表現するカタカナ語で気を付けたいものをご紹介します。

ヤンキー:若干ガラの悪い人を表現する言葉ですが、もともとはアメリカ北東部のヤンキー(Yankee)に住むアメリカ人の俗称で、イギリス人などアメリカ人以外がアメリカ人のことを多少蔑視しつつ呼ぶ呼び方です。英語では、以下の2つがあまりとげとげしく聞こえない表現かと思います。

He is rough. (彼はガラが悪い。)

She is a naughty one.(彼女はやんちゃな子だ。)

マザコン:母親から独立できていない、母親が大好きすぎて若干困った(特に)男性を表すことが多いマザコンは英語では、Mommy’s boyと表現されます。あえてMother(母親)を使わず、もっと赤ちゃん言葉のMommy(マミー)を使うのがミソです。

日ごろ何気なく使っている職業や人を形容するカタカナ語ですが、英語で使おうとしても通じないものがたくさんあって驚かれたかもしれません。ヤンキーやマザコンなどは日本語での意味とのギャップを説明するなんてことも、会話が盛り上がるかもしれませんね!

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