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小野莉奈、挑戦したい役は“教師”「人間として成長できる気がします」

  • 2020.7.22
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小野莉奈さん
小野莉奈さん

映画「アルプススタンドのはしの方」で主演を務める女優の小野莉奈さん。夏の甲子園1回戦に出場している母校の応援のため、演劇部員の安田あすは(小野さん)と田宮ひかる(西本まりんさん)は野球のルールも知らずにスタンドへ行きます。訳あって互いに妙に気を使う安田と田宮。それぞれが思いを抱えながら、試合は1点を争う展開へと突入し…2019年に公演が行われた同名舞台の映画化です。

オトナンサー編集部では、小野さんにインタビューを実施。役と似ているところ、舞台版と映画版の違い、20代で挑戦したい役などを聞きました。

初めてのサプライズ発表に驚き

Q.映画化の話を聞いたときの感想を教えてください。

小野さん(以下敬称略)「舞台中、映画化されることは知らなくて、千秋楽で教えてもらいました。サプライズ発表だったので、お客さんと一緒にびっくりしました。サプライズ発表も初めてだったのでうれしかったです」

Q.演じられた役と似ているところはありましたか。

小野「あすはは、試合の応援に行くのが面倒くさそうにしていましたが、その気持ちはよく分かりました(笑)大変申し訳ないんですが、学校で決められたことを強制されるのは苦手でした。でも物語が進むにつれ、スポーツを頑張ってる人たちに刺激を受け、応援したくなる気持ちも分かります」

Q.舞台版と同じ役を演じられていますが、舞台と映画で違うところはありますか。

小野「気持ちをナチュラルに演じました。舞台だとオーバーに気持ちを出したり、声を張ったりしていたんですが、映画では余分なところを落としていきました」

Q.城定秀夫監督の演出はいかがでしたか。

小野「城定監督はあまり指示などされなくて、キャストに任せてくれる方でした。撮影ペースも早く、スムーズでした。スムーズすぎて、俳優陣が『さっきの大丈夫でしたか』ということもありましたね(笑)球場での撮影なので時間制限がありましたが、スムーズに集中して撮影できました」

Q.最近のマイブームがあれば教えてください。

小野「ものを作るのが好きだと最近、気が付きました。この映画も作るのが楽しいと実感しました。みんなで作り上げるのも好きですし、自分でオリジナリティーのあふれるものを作るのも好きです。映画は人に見てもらって成立するものなので、より多くの人に見てもらえたらうれしいですね」

Q.今後、挑戦したい役はありますか。

小野「教師の役を演じたいです。人生で教える立場になったことがなく、どちらかといえば教えてもらうことが多かったので、教える側に挑戦したいです。教える側は相手ができなかったとき、できるようになるまで待ってあげる辛抱強さが必要で、教師の役を演じると人間として成長できる気がしました」

Q.思い出に残っている先生はいらっしゃいますか。

小野「高校時代の先生に『女優になりたい』と話したら、熱心に応援してくれました。実際、女優になれたときはすごく喜んでくれました。私のことを信じて助言をくれたり、先生が言ってくれるなら大丈夫だと自信をつけてくれる人です。舞台も見にきてくれました。高校3年間、ずっと同じ先生で、仕事で学校を休むときも快く休ませくれたり、全面的に応援してくださったおかげで、学校と仕事を両立できたんだと思います」

Q.今後、出演してみたいジャンルはありますか。

小野「コメディーに出てみたいです。舞台でテンポや間など見せ方を学び、そういうものはコメディーに通じるところがあるのかなと思います。ホームコメディーのような作品に挑戦したいですね」

映画「アルプススタンドのはしの方」は7月24日から全国公開。

スタイリスト:瀬川結美子 ヘアメーク:尾曲いずみ

オトナンサー編集部

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