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愛着障害になるケースも? 人見知りが激しい幼児への正しい接し方

  • 2015.5.1
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【ママからのご相談】

2歳半になる娘が人見知りをします。近くに住む主人の親が孫に会いに来るのですが、家に入ってきただけで隠れます。 抱っこしようもんなら、泣きじゃくり手がつけられない状態になります。義父母に悪くて……。どうしたらなついてくれるようになりますか。

●A. 十分な安心感を与えることで、他の人とも交流ができるようになります。

こんにちは。メンタルケア関連を中心に執筆をしているフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

お母さんじゃないと何でもダメな時期ですね。外を歩いていても、人見知りが激しくてご相談者様が落ち着かない気持ちになっていることでしょう。

実は、私の娘もそうでした。私の父母にまったくなついてくれず、泣きじゃくる・暴れるで、手のつけようがなくなってしまうほどひどかったので、「精神面で何かあるのでは?」と考えたくらいです。

●人見知りは心が健康に育っている証拠

人見知りは、お母さん達にとって困った悩みの1つであることは間違いありません。しかし、乳幼児期の愛着(養育者、特に母親の気持ちを求める行動や安心感を求めること)はとても大事で、触ったり微笑みかけたり、さまざまなことをして求めます。

しかも愛着を示すのは、いつもそばにいてくれる特定の人に対してということが多いです。こうして安心できる心の絆を形成していきます。まずはそこからがスタートなのです。

ですから、人見知りをするということは、ご相談者様に安心できる絆をしっかり作れているということなのですよ。娘さんの心は、ご相談者様の愛情で心が健康に成長している証しなので安心してください。

●無理に引き離そうとしないことが大切

おじいちゃんやおばあちゃんに悪いと思って、自分から引き離そうとすることがありますよね。でも、これをやりすぎると、心の絆を不安定なものにしてしまうことになります。その辺を注意しましょう。

2~3歳ごろの愛着形成の大事なときに、わざと引き離すようなことを続けてしまうと、問題視されている“愛着障害”になってしまいかねません。愛着が不安定な状態で形成されないと、自分のことを否定的に捉えたり、考えてしまうようになってしまうことがあります。詳しくは『3歳までに決まる! 子どもへの虐待やネグレクトが招く“愛着障害”とは』(http://papimami.jp/38593)を読んでみてください。

お母さんと十分な信頼感、安心感を得ることができると、自分で行動することを覚えます。だから、そのときまでおじいちゃん達には少し待ってもらうことが必要です。

おじいちゃんたちが嫌いなのではなく、今はお母さんに甘えて大事にされたい時期で、その後に他の人へと移っていきます。かわいいお孫さんの心の成長のためだったら、きちんと話をしたら聞いてくれることでしょう。

私も娘を父に引き渡して抱っこさせるようにしていました。そのせいで、愛着形成ができるまで時間がかかりました。自分から行動できるようになったのは、他の子どもよりも遅かったと感じています。このときに心についての知識があったなら、「もっと娘の心を大切にできたのではないか」と考えてしまうことがよくあります。

●今、大事なことは?

ご相談者様がしっかりと娘さんに愛情を示してあげることです。抱っこのときは抱っこ、1人で行きたくないときは一緒に行ってあげるなど心のつながりを大事にしてあげてください。

おじいちゃんやおばあちゃんのところへ行くことができなくても、本人を責めないであげることがポイントですよ。

『子育てハッピーアドバイス3』の著者である精神科医の明橋大二先生は、

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『母親との強い絆を経験した子どもは、3、4歳になると、じゅうぶん安心感を得て、母親がいなくても、行動できるようになります』

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と書かれています(この本は有名なので、もう読まれているかもしれませんね)。

甘えさせるときにしっかり甘えさせてあげると、自分で行動するときに安心してできるようになります。

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人見知りをする子どもさんを持つ時期は、お母さんにとって本当に大変ですよね。保育園などにも行きたがらなくなりますし、どこに行っても抱っこなので、肩や腰が痛くなってしまうなんてこともあります。

でも、そのときだけなんです。心が健康に育っている証拠として現れているのですから、「今はしかたないね」と諦めることがご相談者様自身の心を守るためにも必要です。

どうかお子さんに無理をさせるようなことをしないで、心の不安定さをいい状態で大事にしてあげましょう。

【参考文献】

・『子育てハッピーアドバイス3』明橋大二・著

●ライター/桜井涼(フリーライター)

新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!