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生後6カ月でいきなり手づかみ!?赤ちゃん主導で進める離乳食に挑戦して

  • 2020.7.20
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離乳食が始まると、10倍がゆから始めて少しずつおかゆを固くしていったり、野菜をピューレにしたりと準備が大変でした。私が今住んでいるイギリスでは、なんと最初から手づかみで離乳食を進めることが推奨されています。手づかみ離乳食(BLW/Baby Led Weaning)を経験して感じたことをお伝えしたいと思います。

BLWって何?

BLWとはBaby Led Weaningの最初の文字をとって略したものです。イギリス発祥の離乳食の進め方で、“赤ちゃんが主導で進める離乳食”という意味だそうです。

BLWでは離乳食の最初から手づかみ食べを推奨していて、ママがスプーンで食べさせないのが特徴。赤ちゃんが自分で食べ物を楽しむことで、食べることが好きになる、偏食の可能性が減るといった利点があると言われています。

最初の手づかみ食べ!

娘が生後6カ月になるころに始めた離乳食でしたが、私はいつも裏ごし作業が面倒だなと思っていました。そんなときにBLWを知り、生後6カ月末ごろ、娘がローチェアに安定してひとりで座れるようになったところで、おかゆと並行して手づかみ食べを混ぜてみることにしました。

娘にブロッコリーの房と棒状に切ったトーストをあげると、最初の3日間は握って遊んでいるだけでした。しかし、4日目になるとブロッコリーにかぶりつき、チューチューと吸って、娘が穂先を食べ始めたのです!

手づかみ食べを続けて

その後、毎食一品は手づかみで食べられるものを出すようにすると、生後8カ月ごろにはいろいろな蒸し野菜や果物も、娘自ら手づかみで食べるようになりました。

始めた当初は、「誤飲や窒息するのでは……」と見ている私が不安な手づかみ食べでしたが、月齢が進むにつれてじょうずに食べられるようになり、今では安心して食べる様子を見ていられます。

生後10カ月ごろには、一食すべて手づかみ料理でも娘が自分で食べられるようになったので、私も一緒にごはんを食べられるようになったことが一番よかったです。

子どもが主体で食べるので、大量の食べこぼしの掃除など、BLWにも大変な面があります。子どもの性格によって向き不向きもあると思いますが、なんでも触りたがる娘には、思う存分触って食べられるのでぴったりの方法でした。日本ではあまり知られていないBLWですが、手づかみ離乳食を取り入れて、とてもよかったと感じています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。離乳食はお子さんの発達にあわせて進め、必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


著者:鈴木あや

1歳女児を持つワーキングマザー。行政書士資格保有。現在は夫の海外赴任帯同のため、休職してロンドンで子育てしつつ、育児・海外事情などを中心に執筆中。

ベビーカレンダー編集部

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