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水に入る豊洲のミュージアム〈チームラボプラネッツ TOKYO DMM〉に新パブリックアートが誕生。

  • 2020.7.20
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アート集団「チームラボ」が手掛ける豊洲のミュージアム〈チームラボプラネッツ TOKYO DMM〉に、新しい屋外パブリック・アート「空から降り注ぐ憑依する滝」が誕生しました。また、裸足で水の中を歩き体感する作品「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」が、向日葵の咲く夏季限定バージョンに衣替え。日時指定電子チケットによる「事前予約制」などのコロナ感染対策を講じたうえで、2022年末まで延長を決定した同ミュージアムを訪れました。

変わりゆく街・豊洲のシンボルを目指すパブリック・アート「空から降り注ぐ憑依する滝」。

ゆりかもめ線・新豊洲駅の前に建つ〈チームラボプラネッツ TOKYO DMM〉は、超巨大な4つの作品空間と屋外作品など計8作品が鑑賞できる“水に入って楽しむ”ミュージアム。今回新しく誕生したパブリック・アート「空から降り注ぐ憑依する滝」は、施設の外にあり、入場せずとも無料で鑑賞できます。

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パブリック・アートのお披露目会にて。チームラボ代表の猪子寿之さん(右)と、合同会社DMM.com COOの村中悠介さん(左)。

「豊洲市場もでき、いま豊洲という街は変わろうとしています。このパブリック・アート『空から降り注ぐ憑依する滝』は誰でも無料で観ることができます。豊洲の人々や景観と共生する街の一つのシンボルになれればと願っています」と合同会社DMM.comの村中さん。

パブリック・アートは、ゆりかもめ線の駅のプラットフォームや電車の中からも見えることから、地元や通勤中の人々にとって身近な存在となりそう。チームラボ代表の猪子さんは、「ふらっと散歩がてら楽しんでいただけたら」と話しました。

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「空から降り注ぐ憑依する滝」。時間帯によって印象が変わります。

どんな作品なのでしょう?実際の作品をぜひ観て感じてほしいのですが、作品のリリースによれば…「無数の水の粒子の連続体で表現。粒子間の相互作用が計算されています。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合をチームラボが考える『超主観空間』によって平面化し滝を描いているのです」とのこと。

人々が作品に近づいたり、作品の上に立つと水の流れが変化していきます。作品は鑑賞する人の動きに影響を受けながら永遠に変化し続けるのです。

夏季限定の向日葵バージョン「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-infinity」。

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「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」。

来場者が裸足となって水の中を歩くこのアート作品は、水面を泳ぐ鯉たちが人々にぶつかると、向日葵に変化し散っていきます。花々は季節ごとに変わり、向日葵の花が現れるのは7/16(木)から8/2(日)までの夏季限定。

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「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」。

2022年末まで延長決定。ミュージアムで観られる作品紹介。

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「Floating in the Falling Universe of Flowers」。

せっかくなので、季節を通じてこの〈チームラボプラネッツ TOKYO DMM〉で展示されている作品をご紹介しましょう。

「Floating in the Falling Universe of Flowers」は花々が、時間と共に刻々と変化しながら咲き渡る生命の宇宙空間。観る者は、やがて身体が浮遊し、世界と一体化していく感覚に捉えられてゆきます。

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「Floating in the Falling Universe of Flowers」。

自分のスマートフォンで蝶を捉えると、生命の宇宙に蝶が舞います。作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けており、あらかじめ記録された映像を再生しているわけではありません。つまり、この瞬間の空間は、二度と観ることはできない…。

ほかにも息をのむ美しい作品が迎えてくれます。

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「The Infinite Crystal Universe」。
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「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊 / Expanding Three-Dimensional Existence in Transforming Space - Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors, Free Floating」。
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「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊 / Expanding Three-Dimensional Existence in Transforming Space - Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors, Free Floating」。
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「冷たい生命 / Cold Life」。
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裸足になり膝下までたまった水の坂道を進んでいくと、その先には…。
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「坂の上にある光の滝/Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline」。
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「坂の上にある光の滝/Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline」。

各作品の詳細が気になる方は、記事末尾のURLをクリックしてみて。コロナ禍で心が塞ぐ時、チームラボのアートが、散歩中にひとときの癒やしを与えてくれるかもしれません。

〈チームラボ〉
アートコレクティブ。2001年から活動開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など様々な分野のスペシャリストから構成されている。

〈チームラボプラネッツ TOKYO DMM〉
東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
開催中〜2022年末
※向日葵バージョンの「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-infinity」は8/2(日)まで
10:00〜19:00、土日祝 9:00〜※最終入場は閉館の30分前
大人(18歳以上) 3,200円、大学生・専門学生 2,500円、中学生・高校生2,000円
小人(4歳 〜12歳) 800円、 シニア(65歳以上)、2,400円、障がい者割引 1,600円
※料金、開館時間が変更になる可能性あり。HPをご確認ください。
公式サイト

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