1. トップ
  2. おでかけ
  3. 憧れの海沿いの街は、どんな住み心地?神奈川「7つの街」の特徴を聞いてみました

憧れの海沿いの街は、どんな住み心地?神奈川「7つの街」の特徴を聞いてみました

  • 2020.7.19
  • 26408 views

神奈川の海沿い暮らし。その特徴を聞きました

鎌倉、江ノ島、藤沢、茅ヶ崎、大磯、三浦海岸……。名前や位置関係はだいたい分かるものの、それぞれの街でどんな暮らしができて、どんな人が住んでいるのかって、都内で暮らしていると意外と分からないものです。

でもそこにある店、人、空気感はもちろん違います。そのため、同じ「海沿い」でも、街のカラーって全然違うのです。

今回は前回に引き続き、湘南エリアに拠点を構え、不動産管理業を営むユーミーClassの下山太郎さんに、神奈川県海沿いにあるそれぞれの街の特徴を伺ってみました。

1. まだ都心への通勤通学が多いなら「藤沢」へ

利用可能沿線:JR東海道本線・湘南新宿ライン・小田急線・江ノ島電鉄線

まず初めにご紹介するのは「藤沢」駅。JRの東海道本線、小田急線が走っているため、東京都内への通勤通学に便利です。

駅を出てすぐのところには、大型家電量販店、ファッションビル、ニトリや無印良品などのインテリアショップ、ドン・キホーテなどがあり、買い物にはほとんど困らないと言えるでしょう。

鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ島電鉄に乗れば、江ノ島まで約10分。週数回の出勤はありつつも、海沿いでの暮らしを満喫したい方がまず初めに住み始める場所としておすすめです。

2. アットホームな街で暮らしたいなら「茅ヶ崎」へ

利用可能沿線:JR東海道本線

次は藤沢駅の2駅隣にある、「茅ヶ崎」駅。藤沢駅とは異なり、駅前は商店街や個人経営の飲食店が多数あり、アットホームな雰囲気が魅力の街。

通り沿いにまっすぐ自転車を走らせれば、10分ほどで海が見えます。あの人気ミュージシャン「サザンオールスターズ」の名を冠した「サザンビーチ海水浴場」には、カフェがいくつも立ち並んでいて、地域の方々の憩いの場所となっています。

サーフィンなどのマリンスポ―ツを楽しみつつ、地域の方々との横のつながりも楽しみたい。そんな方におすすめの街です。

3. 都心への通いが少ないテレワークが可能なら「鵠沼海岸」へ

利用可能沿線:小田急江ノ島線

藤沢駅から電車で4分の場所にある、鵠沼海岸駅。都内への移動の際には、ターミナル駅である藤沢駅を介して乗り換えがあります。そのため、普段は電車に乗らないようなテレワーク中心の方や、地元で働く意志が強い方のほうがおすすめの街。

鵠沼海岸付近は駅を降りるとすぐに商店街が広がっています。この土地の雰囲気が気に入って、都内から移住してお店を開かれた方も。1つ1つを巡ってお気に入りのお店を見つける楽しさがあります。

駅と海の距離が近いため、サーフィンをいつでも楽しむために、あえてこの街を選んだという方も多くいらっしゃいます。海沿いの物件にはサーフボードを洗えるシャワーがついていたり、サーフボードラックがあったりする物件も充実していますよ。

4. のびのび子育てがしたいなら「平塚」へ

利用可能沿線:JR東海道本線

藤沢駅から3駅隣、相模川を挟んだ所にあるのが平塚駅。これまで挙げてきた3駅と違い、「海沿いの暮らしができる」ブランドイメージが根強くないため、観光客が少ないことが特徴です。そのため、背伸びせずに気を張らずにのびのびと暮らせます。

さらに平塚は、子育て支援が充実していたり、広大な敷地面積を誇る公園があったりと、ファミリー層に人気の高い街でもあります。 都内とは違って車中心の生活にはなりますが、買い物にも困らず、海や山などの自然環境が豊かな場所なので、のびのびと子育てをしたい方におすすめです。

5. まずは憧れの街で暮らしてみたいなら「鎌倉」へ

利用可能沿線:JR横須賀線・湘南新宿ライン・江ノ島電鉄線

いわずもがな、多くの観光客に愛される街「鎌倉」は、都心からだけでなく、世界的に見ても知名度のある街ですね。雑誌でも度々紹介されるような、素敵な雰囲気お店がたくさん集まっているため、散歩していて飽きない街。

エリアによって分かれますが、比較的長く住んでいらっしゃる、ハイエンドな方が多いことも特徴です。都内から移住する方も多いため、人気が高いこともあり、家賃相場も少々お高め。都心で暮らす家賃とあまり変わらないことは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

6. 都心とは違う風を感じたいなら「逗子」へ

利用可能沿線:JR横須賀線・湘南新宿ライン

鎌倉に続いて人気の高い街、逗子。都内で暮らしていて結婚し、家を持つときに逗子を検討する方も多いといいます。土地の値段も決して安くはないため、こちらも比較的ハイエンドで、大きな企業に勤めている方も多いそう。

電車で1時間の通勤を、勉強や読書の時間に充てるため、グリーン車に乗って通う方も。

一方で、緑が多く茂った山々や、穏やかな海がすぐそばにあるという生活は、何にも代えがたいもの。駅からの路線バスも充実しているため、山や海のそばで暮らして、通勤通学にはバスを利用される方が多いようです。

7. 下町雰囲気残る、漁港町「三浦海岸」

利用可能沿線:京急久里浜線

さらに東へと歩を進めます。三浦半島の先にあるのが、三浦海岸駅です。品川駅から約1時間。のんびりとした雰囲気の漁港町で、海水浴というよりは、釣りをよくする方に愛されています。

近隣に一般企業が少ないため、仕事で都心や横浜、川崎などのターミナル駅に通う生活をしている方が多いそう。マグロなどの刺身料理を堪能しに、土日には観光客が多く来ることもありますが、下町ののどかな雰囲気が残っていますね。

最近は都心から移住をしてきた方々が作られたカフェやゲストハウスなども充実。華やかさはなくとも、人のつながりやあったかさを大切にしたい方におすすめの街なんです。

*

今回は、神奈川の海沿いエリアを大きく7つに分けて紹介しました。小さな駅をあわせれば、もっと様々な街があります。

単に「海沿い」といってもこれだけの駅があるんですものね。興味のある駅で一度降りて空気を感じ、どこかお店に入って地元の人との会話を楽しむ。

その中に、きっと自分自身が納得できる街が必ず一つあるはずです。実際に足を運んで街選びをしてからお部屋探しをする。そんな部屋探しのスタイルを愉しんでみてはいかがでしょうか。

元記事で読む
の記事をもっとみる