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裁判傍聴で見た「不倫していた男性の本音」

  • 2020.7.15
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先日、初めて東京地裁に裁判の傍聴に行ってまいりました。今回は、裁判傍聴で見た「不倫していた男性の本音」についてご紹介していきます。

裁判の傍聴は誰にでもできる

裁判傍聴をこれまでしたことがあるという方はどれくらいいらっしゃるでしょうか? 裁判は公開されていますから、誰にでも傍聴することができます。人気の裁判は抽選などをしなければ見ることはできませんが、一般的な裁判であれば、裁判が行われている日にふらりと行くだけで傍聴することができます。

その日の裁判のスケジュールは、裁判所の一階で確認することができますから、気になる事件をチェックして傍聴をしてみましょう。

妻が不倫相手の女性を訴えた。証人は、夫。情けない不倫男の本音が炸裂

私が見たのは、女性が女性を訴えている民事裁判で、妻が不倫相手の女性を訴えて、慰謝料を求めているというものでした。

証人として現れたのは、夫でした。がっしりとした見た目で、いかにも仕事ができそうな出で立ちです。別居中の妻とふたりの子供に婚姻費用として月17万円を支払っている、という点からして、ある程度収入もある男性のようでした。

男性は弁護士から、さまざまな質問を投げかけられていました。「不倫相手の女性と結婚する気はあったのか?」「どちらから誘ったのか?」「仕事の飲み会で肩を抱くなどしたことがあるか?」などの質問です。

「不倫相手の女性に、妻と離婚して再婚すると言ったか?」という質問に関しては、少し時間を置いて、こんな風に言っていました。「それは、その、自分のことをよく見せたいという気持ちがあったのだと思います」と。

つまり、「離婚する気はなかったけれど、不倫相手を口説くために、離婚して再婚するつもりがある」と言ったというのです。

弁護士から、「本当に離婚する気は、その時点ではあったのか?」と追求されると、「今となってはわかりません」とも述べていました。

一番損をしているのは、不倫相手の女性

この夫婦は、一度は離婚調停を行なっており、離婚危機に陥っていましたが、子供がふたりもいることなどから、結局は離婚に至っていませんでした。

現在は別居しており、子供は週に一回は男性の自宅にくる、という形になっていました。不倫相手の女性側の弁護士は、「頻繁に妻が夫の家に子供を連れてきているようだ。これでは夫婦関係は破綻したとはいえない」と、「不倫がきっかけで家庭が崩壊したとはいえない、そのために高額な慰謝料は不要だ」と主張していました。

真実はわかりませんが、傍聴している私からすると、「一時的に不倫関係は燃え上がったけれど、結局は元サヤに戻った。でも怒りが収まらず妻が不倫相手の女性に慰謝料請求している」といった図式に見えました。

さいごに。不倫の末路を見たいなら、裁判傍聴がうってつけ

一緒に傍聴に行っていた友人とは、「不倫している男性って、裁判ではあんなに情けなく見えるんだね」と呆れていました。

裁判所では、毎日のように民事裁判が行われています。民事裁判の多くは、不倫関係の訴訟です。裁判所での不倫男性の情けない姿を見たら、今現在不倫をしている人は、我にかえるのではないか、と思いました。

「不倫をやめたいけどやめられない」という方は、いくつか裁判を傍聴してみましょう。「いざとなったら保身に走る不倫男の姿」を見たら、100年の恋も冷めるでしょう。

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