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自分勝手な男性ばかり、好きになってしまいます【ひかりの恋愛相談室】

  • 2020.7.8

「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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身勝手な男性と付き合ってしまうと、振り回されたり、大切にされなくて悲しい思いをしたりしてしまうことも多いもの。そんな残念な男性とばかり付き合ってしまう女性が、気を付けたほうがいいことは何でしょうか。

Cさん・38歳のお悩み

今、付き合っている彼は、気分屋でマイペースなんです。前日になって、急にデートがキャンセルになったり、メールの返事が5日後に来たりと、かなり振り回されています。でも、嫌われたくないので、言いたいことが言えない自分もいます。

過去に付き合った男性も、自分勝手な人が多くて、悲しい思いを色々とさせられました。どうして、そんな男性とばかり縁ができてしまうのでしょうか。

Cさんへの回答

恋人を大切にしてくれない男性と付き合うと、辛い思いをするものですよね。自分勝手な男性と付き合って、振り回されてしまう女性には、こういった傾向があります。

(1) 付き合う前に相手をよく観察していない

(2) 嫌なことをハッキリ言えない。

(3) 自分のことを大切にしていない。

1つずつ、説明していきますね。

(1) 付き合う前に相手をよく観察していない

付き合う前は、好きな女性に気を遣ってくれる男性は多いものですが、そうはいっても自分勝手な性格の人の場合は、多少はボロが出てくるものです。

例えば、メールの返事がなかなか来なかったり、デートは自分の行きたいところにばかりに付き合わせたり(相手の要望を聞かなかったり)、意にそぐわないことがあるとちょっと不機嫌になったりする、とか。

そういう傾向が見えたときに、Cさん自身が、「この人は自分勝手な人だから、付き合わないほうがいいな」と思うのか、そんなことは気にしないのか、によって変わってきます。

おそらく今までのCさんは、相手にそんな傾向があっても、自分が相手に合わせてしまうことで、気にしないで交際をスタートさせてしまうところがあったと思うんです。特に、自分も相手のことを気に入ってしまうと、相手を観察することよりも、彼に好かれることばかりを考えて、「自分がきちんとした振舞いができているのか」ばかり気になりますしね。

残念な男性と付き合ってしまう傾向のある女性は、単に「恋人を作ること」ではなく、「幸せな交際をすること」を目標にすることが大事なんです。そうしたら、「付き合う前に、付き合うにふさわしい相手かどうか観察しよう」という気になってくるものですしね。

あと、付き合う前は優しくても、付き合ったら変わってしまう人は意外といます。そんな人ではないかを見るために、彼が友達や親に対してはどんな態度をとっているのかも、よく見ておくといいでしょう。それは、付き合ってからあなたに対してとる態度になるかもしれないからです。もし誰に対しても優しい人の場合は、付き合うのに最適な相手だと言えるでしょう。

(2) 嫌なことをハッキリ言えない

ワガママな男性と付き合い続けてしまう女性は、嫌なことをハッキリ言えず、言いなりになってしまうことが多いもの。そうやって甘やかしているうちに、相手のワガママがエスカレートしてしまうことは、よくあることです。

だから、きちんと嫌なことは嫌だと言ったほうがいいのです。自己中な性格の人は視野が狭いので、相手が不愉快な思いになっていることにすら気付いていないこともあります。だから、言わないと分からないこともあるんですよね。

交際が始まり、関係を深めていくと、お互いに相手の影響を受けるようになるので、付き合う相手によって、良くも悪くも変わる人は多いものです。例えば、性格のいい人だったのに、恋人と付き合うことによってワガママになってしまう人もいれば、逆に、意地悪だった人が、思いやりを見せられるように変わることもあります。

よく結婚したら、魅力的に変わっていく男性はいますが、そういう場合は、必ずと言ってもいいくらいに奥さんが魅力にあふれていて、旦那さんをいい意味で教育していることも多いものです。だから、Cさん自身も、彼のワガママが気になるのであれば、きちんと注意したほうがいいのです。

結局、「彼に嫌われたくない」と思っているときに抱いているものは、“自己愛”です。もし相手のことを本当に愛していたら、相手がどんどんワガママになって魅力が損なわれていくのを、放ってはおけないはずです。つまり、相手に対して、そこまでの深い愛情を抱けるようになることが大切なんですよね。

(3) 自分のことを大切にしていない

自分のことを大切にしている人は、周りの人に「この人は大切に扱わなくてはいけない人なのだ」と思わせるような雰囲気を醸し出しています。それだけでなく、実際に自分を邪険に扱う人に対しては、「失礼な人だ」という認識をして、きちんと怒ります。それくらい「自分は大切にされる存在なんだ」と思うことは大切なことなんですよね。

実は、自分のことを大切にしているようで、そこまで大事にできていない人は少なくありません。なぜなら、私たちは、受験戦争、出世争いなど、さまざまな競争社会の中で生きていることで、よほどトップで突き進んでいる人でない限り、少なからず劣等感や無価値感を抱いてしまっているところがあるからです。そういう“負い目”から、自信を失っていたり、ダメな自分を責めてしまったりするところが、誰にでも少なからずあるのです。

そういう人が、恋人から邪険な扱いをされてしまうと、心のどこかで「仕方ない。私にもダメなところがあるし」と思ってしまうところがあります。だからこそ、まずは自分がきちんと自分の価値を認め、大切にし、「自分は誰からも大切にされるべき存在なんだ」という自信を持つことが大切なのです。そうすると、恋人にひどいことをされたときは、きちんと怒れるし、それによって、恋人の態度を改めさせられますしね。

逆に、それがきっかけで別れることもあるかもしれませんが、“自分を大切にしてくれない相手”と付き合う必要はないので、悪いことではないでしょう。

自分を大切にできる恋をしよう!

Cさんは、今の恋人に対しても、失礼なことをされたときは、きちんと「そういうのは、やめてほしい」と言ったほうがいいです。

そのときには、単に感情に任せて相手を非難する言い方をするのではなく、「そういうことをされると、悲しい気持ちになるから、今後はこうしてほしい」というように、自分の気持ちや提案を含めて言ってみたり、「2人の関係をもっと良くしたい」という思いを伝えたりすると、より相手に伝わることもあるでしょう。

相手に振り回されずに、自分を大切にできる恋をしましょうね!

コラムニスト・ひかり

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