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「馬橋稲荷神社で昇龍から上昇運をいただこう」/MARIKOの、神社 de デトックス!

  • 2020.7.8

あっという間に夏ですね!今回は杉並区阿佐ヶ谷の〈馬橋稲荷神社〉に参拝しました。運気がアップすると噂の「龍の鳥居」や、可愛らしい「願かけ狐」など素敵な見どころがたくさん。今回は意外と知らないお稲荷さんの秘密もご紹介していきます。

境内には素敵な見どころがたくさん!

阿佐ヶ谷駅から歩いて10分ほど、住宅街の中で一際目を引く朱塗りの「一の鳥居」を目印に、〈馬橋稲荷神社〉は鎮座しています。この鳥居は樹齢400年のヒバから作られたもの。鳥居をくぐると、明るくてきらきらとした澄んだ空気を全身に感じます。

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向かって左側の柱には「昇龍」。
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右側には「降龍」の彫刻が。
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運気がアップすると噂の「昇龍」。上昇運がつくことを願って…!

こちらの「二の鳥居」は「龍の鳥居」といわれ、龍が巻き付いたとても珍しい鳥居。都内では他に〈品川神社〉と〈高円寺内稲荷社〉のみで、三社合わせて「東京三鳥居」といわれています。龍は水神さま。「昇龍」は水蒸気となって天に昇る水を、「降龍」は雨となって大地に還る水を表しているとのことです。

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願いを届けてくれると評判の「願かけ狐」。髭があるのがオス、ないのがメス。
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私は女の子を選びました。

境内のあちこちで見かけるのが「願かけ狐」。狐の人形に願い事を書いた紙を入れ、所定の場所に納めるか、持ち帰ります。こちらは何と手作りとのことで、表情も一体ずつ違って愛くるしいです。

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清らかで美しい「開運の鈴」。
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私と比べても、この大きさ…!

他にも、隋神門にある「開運の鈴」もぜひ見てほしいスポット。創建700年を記念して作られた直径75㎝の都内最大の鈴です。全て手作業で作られ、現在ではもう作り手がいない貴重なもの。鈴は魔除け、神様をお招きする道具でもあるので参拝前のお清めはバッチリです!

お稲荷さんは、生命力溢れる力強い神様!

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鮮やかな朱色の鳥居の先には神殿が。
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穏やかな佇まいの神殿。

さあ、神殿へやってきました。陽の光に朱色の鳥居が映えてうっとりするほどの美しさです。ちなみにこの朱色は生命力を象徴するのだとか。〈馬橋稲荷神社〉の主祭神は「宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)」と「大麻等能豆神(おおまとのづのかみ)」です。お稲荷さんといえば狐のイメージですが、宇迦之魂神は実は穀物の神様。「うか」は古くは食物を意味する言葉で、米が主食の私たちには親しみ深い神様です。狐は神使といって、あくまで神様のお使いなんです。

稲荷は元々「稲成り」が由来とされていますが、「稲荷のイは命であり、力強く活動することを表します。ナリは成るということ」と、禰宜の本橋さん。イナリは活動が成就することであり、やがて商売繁盛の神様として信仰されるようになったとのことです。

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今にも雨を降らそうという「雲龍」。
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頭上の丸鏡は、自分の心を見つめ直すためのもの。

実は神殿内にも龍がいるんです!神前奥に見えるのは「雲龍」の彫刻。昇り龍が天に昇り、雲として蓄えられた水の姿を表しています。自然の恵みへの感謝を感じますね。禰宜の本橋さんが折に触れてお話されていたのが、神様に素直で清らかな心で向き合うことの大切さについて。目に見えぬ神様とのつながりを感じ、感謝すること。自分の心も目には見えないからこそ、神様に向き合うのにふさわしい自分かどうか見つめ直すことが必要ですね。

澄んだ空気で、晴れやかな気持ちに。

都会にありながら緑豊かで、心地よい癒しを与えてくださる〈馬橋稲荷神社〉。参道にはかつて社殿近くにあった桃園川を思わせるせせらぎがあり、蛍も見られます。私もその澄んだ空気に参拝後には不思議と晴れやかな気持ちに。物事をはじめる方、元気をチャージしたい方、ぜひ参拝してみてください。

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