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甲子園が影響? 日本のプロ野球投手が肘を痛めやすいワケ

  • 2015.4.29
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【パパからのご相談】

先日ダルビッシュ投手が肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けたそうですが、野球の投手はなぜ肘を痛めるのですか?

●A. 原因はそれぞれですが、日本の選手は成長期の高校野球で肘を酷使しており、その影響が出ているものと思われます。

ご相談ありがとうございます。ライターの佐藤です。

ダルビッシュ投手はメジャーリーグ移籍から3年連続で2桁勝利を挙げていただけに、ファンはもちろんのこと、球団の衝撃もかなり大きかったようです。

●高校野球が大きく影響している

一般的に、日本人の投手が肘を痛めてしまう原因は高校野球にあると言われています。高校野球はプロ野球や他のアマチュア野球と比較すると1人の投手への依存度が高く、連投連投になるケースが多いのです。最近は中学のシニアリーグから投げさせられるケースもあり、負担度は高まるばかりです。

投手の投球動作は肘の靭帯にかかる負荷が高く、投げれば投げるほど負荷は高まっていきます。当然のことながら、肘へのダメージも蓄積されていきます。

一例を挙げると、甲子園で優勝した投手で200勝を達成した投手は1人も居ません。今年MLBからソフトバンクホークスに移籍した松坂大輔投手が今後達成する可能性はありますが、野手に転向する選手も多く、活躍している選手は桑田真澄投手などごく僅かです。逆にメジャーリーグで大活躍し、現在も日本人投手実績ナンバーワンの野茂英雄投手は高校時代無名校に所属し、社会人野球で実績を積みプロ入りしています。

故障にはさまざまな理由があり一概には言えませんが、アマチュア時代の登板過多が故障の遠因になっていることは間違いないようです。

●なぜメジャーリーグに行くと肘を痛めるのか

日本プロ野球界は先発ローテーションが6人で中6日ですが、メジャーリーグでは基本的にローテーション4人で中4日が基本となっており、日本より重いとされるボール、日本より固いと言われるマウンドの土など、さまざまな環境の違いが影響を与え、肘や肩を痛めてしまうようです。

【参考リンク】

・野球肘 | 高井戸整骨院

●ライター/佐藤俊治(フリーライター)

2011年からライターを始め、年間1万記事以上を投稿中。アルコール依存症の身内を抱え、奮闘した経験も持つ。ギャグから真面目なネタまで手広い文章を書きます。

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