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気づいたら恋愛対象?性格が自分と真逆の男子を好きになった話

  • 2020.6.26

今回ご紹介する恋愛にまつわる実話の主役は、彼氏いない歴21年の大学1年生です。

恋愛未経験の女子は、なぜか性格が真逆の男子にひかれていったようです。

彼女の初めての恋愛の物語、見ていきましょう!

「しっかり者の女子」と「ちゃらんぽらんな男子」

2人は大学で考古学を専攻する、同じ研究班という間柄。でも2人にそれ以上の接点はなく、むしろ恵美さん(えみ21歳)は、むしろ彼のことを迷惑に思っていました。

「授業に来ないのに『ノート貸して』とか『レポートの課題おしえて』とかLINEでしれーと頼んできて、挨拶もなし。LINEは班内の女子から聞いたらしいです。私は直接聞かれたことも教えたこともいないのに」

恵美さんは律儀だけれども奥手なタイプなので、彼の迷惑行為に何も言えないでいたのだとか。

一方の彼は、見た目にチャラさはないものの、ノリが取り柄の明るい性格。授業には来なくても、「なぜかたまに顔をだすと、自然に皆と溶け込んでいる不思議な存在」と恵美さんは言います。

初めて知る男子の世界に興味津々の女子

そんな2人が、初めて会話らしい会話をしたのは、恵美さんがひとりでグループ課題を抱えていたときのこと。

「珍しく彼が学校に来ていたので、私から話しかけたのは初めてのことでした。最初は私の話をちゃんと聞いてないような態度で嫌でしたが、発掘調査の動機だけはしっかりしていたことに驚きました」

それを機に2人の距離はグンと縮まっていきます。元々、好奇心旺盛だった恵美さん。

彼の男子トークに、自分の知らない世界があることを知ると、このときばかりは熱心な考古学より、男子の考えや行動に一層の興味を持ったそうです。

「発掘調査が泊りがけだったので、そこから中学・高校の修学旅行トークになり、『観光ありきの男子なんてまずいない』とか『決められたルートを守らない方が自由で楽しい』とか言ってくるので、彼に質問ばかりしている内に、なんだか楽しいかもって思えてきた」と心が動いたのだそうです。

言い間違えで勇気にスイッチ

そのおかげで肝心の課題は進まなかったそうですが、夏休みに入ると2人で会うようになったといいます。とはいえ恵美さんには、気がかりなこともありました。

それは、自分が恋愛未経験であることを知られたら彼が離れていきそうということ。でも、恵美さんは2人だけで会うようになって3回目のとき、胸の高まりを抑えながら積極的な行動にでました。

「本当は最初に彼女持ちかを聞くはずだったんですけど、自分でもわからずなぜか恋愛未経験のことを打ち明けてしまい、そこで頭が真っ白になっちゃって……。」と恵美さん。

「でも、それで吹っ切れたというか気を取り直せたので、『私は男子を好きになったことがないからよくわからないし、いつから今の気持ちかもわからない。ただ、今のこの好きっていう気持ちは自分に正直な気持ちです』といいました」と告白したのだそうです。

彼はいつものスタイルを崩さず、「俺も好きなんだけど」と自然体で答えてくれたのだそうです。

恋愛が未経験でも、恋愛に無頓着でも、そして恋愛対象ではない相手とも、いつどこで恋愛に変わるかわからないのが、恋愛の持つ力なのでしょう。

また恋愛には自分の勇気を後押ししてくれる、不思議なパワーも宿っているのかもしれません。

(鹿賀大資/ライター)

(愛カツ編集部)

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