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EDITOR’S LETTER 今こそ意識したい、ピンチをチャンスに変える方法

  • 2020.6.21

今、日本は戦後最悪と言われる大恐慌に突入しつつある。店が閉店し、企業が倒産し、採用活動が停止し、働きたいのに希望する仕事に就けない人の数は増え続ける。また、留学などもできなくなり、人生設計が大きく狂ってしまったという人も多い。数ヶ月前までの「当たり前」が、もはや当たり前ではなくなったこれからの日々、どこに向かって足を踏み出していけばいいのか、途方に暮れているのはきっとあなただけじゃない。

何を隠そう、私も最近途方に暮れてしまうようなことが立て続けに起こった。人間なので、その日はそれなりに落ち込むし、心がドッと疲れてしまったりもした。でも、一日寝たら落ち込みからは回復し、取るべきアクションを取り始めた。この時、自分に言い聞かせた言葉が、

「結果オーライにすればいい。きっと結果オーライになる」

自分でどうにもできない事態に対して、落ち込んでいても事態は改善しない。その落ち込む出来事が物事のゴールならば残念だけど、人生だって仕事だってゴールはずっと先にあるものだ。3年先、5年先、10年先に今を振り返った時に、「あの時にあのピンチがあったから、今の自分がある」と思えれば、そのピンチは人生のチャンスだということ。

では、ピンチをチャンスに変えるために、何をするべきなのか。私がお勧めするのは、5年後、10年後、20年後にありたい自分の姿を思い描いて、そのために今すぐにできるアクションを取ること。

もし、就職がうまくいかないならば、その会社に就職することを通して、そこで何を学び、どんな自分になりたいのか、まずそこを考えてみよう。それがハッキリしたら、その自分になるための方法が、その会社に就職すること以外にもあることに気が付くはず。目的を達成するための手段は、ひとつじゃない。

例えば人に何かを伝えていきたい、そのためには出版社やテレビ局に入らなければいけない、と考えているなら、いまやメディアよりもはるかに発信力、影響力をもつ個人がたくさんいることに目を向けてみよう。そして、誰もが世界中に向けて発信できるツールであるSNSを使って、発信してみるべきだ。どうしたらより多くの人に、届けたいメッセージを届けられるのか。人の心を動かす言葉はどんなものなのか。文章の書き方だって、自分で学ぶ方法はある。未来の自分を作るのは、今日の小さなアクションの積み重ねでしかないということに気づこう。

今、就職活動がなかなかうまくいかないのは、あなたに非があるわけじゃない。不可抗力だ。でもだからこそ、就職しないと仕事ができないという古い考え方を捨てて、自分で仕事を作る、肩書きを作って自分の価値を高めるという新しい働き方にシフトするチャンスでもある。

何になりたいか、じゃなくて、どう生きたいのか。

自分が目指したいものをクリアにして、小さな一歩でもいいからアクションを起こせたなら、きっと未来のあなたは「あの時のピンチがチャンスになった」と言っているはず。

前を向いて、運を動かしていこう。

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