リキッド＆クッションファンデでツヤ肌を作るテク♡ベースメイクの基本を徹底解説！

ちゃんと塗っているのにヨレる、テカる・・・そのお悩み、ちょっとした〝ひと手間〟で解決できるかも！下地にファンデ、コンシーラー、プロが当たり前のようにやっているベースメイクの基本メソッドを、あらためて詳しく解説いたします！ここでは、リキッド・クッションファンデを使ったツヤ肌の作り方をご紹介します。

リキッド・クッションでツヤ肌

「モデルみたいなツヤ美肌」は薄く・丁寧に塗らなきゃ作れない！

■ツヤ系下地・・・塗らないとファンデが密着しなくてヨレる原因に！

「下地って必要？」なんて声も聞かれますが、ファンデの密着度を高めるために絶対必要です！！ラメやパール入りタイプを選び、下地の段階からツヤ感を高めて。

下地にはこんな効果があるよ！

• ちゃんと塗ればメイクのりがUP
• 顔色が明るくなる
• メイクの持ちが良くなる

ITEM・・・微細なラメやパールが入った発光系のものをチョイス！

大人気のツヤ系下地に新色が登場。ラベンダーパール入りで、ツヤ感と肌の透明感がUP！

PROCESS・・・「均等に塗る」ために、まずは手の甲に伸ばして！

ファンデを肌に密着させるため（メイク崩れを防ぐため）には、下地を均一に肌に塗ること。1度、手の甲に伸ばすことで「均一塗り」が簡単にできるように！

1.

小豆1粒大が目安。

2.

ここでひと手間！しっかり伸ばす！

手の甲に伸ばすことで下地が「均一な状態」に！

■みんなのあるあるNG！

手の甲に伸ばさずダイレクトに肌に塗布！

手に取った下地を、そのまま指に取り肌にのせていく・・・という人が多いけれど、このやり方だと最初につけた所が分厚くなりがち。そうすると〝つるん〟とした肌が作れません！

3.

両頬・額・鼻・あごにON。

4.

ここでひと手間！「指の腹」でクルクル塗り。

手の甲に広げた下地を指に取り、5点置き（写真3）。両頬は少し中央寄りに置くと顔の中心に光が集まりやすくなります。それを「指の腹（第一関節）」で、内→外に塗り広げて。「指先だけ」で済ませちゃダメ！

5.

鼻周りや目周りなど、凹凸がある所は指先を使ってしっかり塗ります。塗りムラがあるとヨレの原因になるので、矢印を参考に、指を細かく動かしていくこと。

■みんなのあるあるNG！

「指先だけ」で塗ってムラになってる人多数！

指先だけで塗ると、時間がかかるしムラになりやすいんです。写真4のように、広い所は指の腹を使って。点（指先）ではなく面（指の腹）で塗るイメージです。

■ファンデーション・・・「つるん感」を自然に高める効果アリ！

下地で高めた美肌感を、スキンカラーで、より自然になじませてくれるのがファンデーション。ファンデでアラを隠そうとする人が多いけれど、それ、コンシーラーの役割ですから！！

ITEM・・・カバー力高めで伸びの良いものを選んで

中・使用コスメ。美肌効果も、塗りやすさも断然進化した、新作ファンデーションがおすすめ。

■スポンジを使えばなじませがラク＆時短に

左・しずく形で初心者でも密着させやすい。

右・お手頃価格で使い捨てできる。

■手の甲に伸ばしてカバー力をCHECK

カバー力を欲しがる読者が多いので、カバー力アリ・ナシを見極める方法をご紹介。手の甲に伸ばしたときに素肌が透けないものなら、顔に塗ったときにも満足できるはず！

PROCESS・・・「少量を薄く」塗れば、崩れにくいし伸ばすのもラクチン

1.

2.

ここでひと手間！ここでファンデを「均一な状態」に！

下地同様、ファンデも手の甲で「均一な状態」にしておきます。パール1粒大の量を取り（写真1）、指でザッと塗り広げます（写真2）。体温で温まり、より伸ばしやすく。

■みんなのあるあるNG！

直接肌にのせてから塗り広げてマ〜ス。

絶対ダメではないけれど、手の甲でならさずに塗ると、厚みに差が出てしまいがち。「どこにどれだけのせるか」の判断にも迷っちゃう・・・。

「スタンプ塗り」で肌にのせて！

3.

塗るときは指の第二関節まで取って。

4.

スタンプを押すイメージで肌を優しくプッシュ。

5.

両頬・額・鼻・あごにON。

2のファンデを指に取り、写真5の位置にスタンプを押すようにして塗布。先に塗る量が決められるので、厚塗り防止に有効です。慣れないと「薄い」って思うけれど、アラを隠すことが目的じゃないから！

6.

ここでひと手間！スポンジの側面で「100回以上」トントン塗り。

スポンジの側面を使ってトントン塗り。下地がヨレる危険があるので、絶対にすべらせないで！！内→外に向かって、優しく叩き込みながら密着させます。最低でも100回はトントンすること。手間だけど、これがヨレにくい肌を作る秘訣！

7.

8.

鼻や口周りはスポンジの先端を使うよ！

鼻周りは凹凸があるため、塗りムラになりやすいゾーン。スポンジの先端部分を使って細かくトントン。よく動かす口周りも丁寧にトントン。目周りは最後に軽くなでる程度でOK。

クッションファンデを塗るなら「パフの面」でしっかり密着させて

クッションファンデを塗る場合は、1度パフに取り、両頬、額、鼻、あごに5点置きします。その後パフでトントン×100回以上。鼻周りなど細かい所はパフを折り曲げて塗って。

■みんなのあるあるNG！

「パフの一部」しか使えてなくて、ちゃんと密着してないよ〜。

■コンシーラー・・・アラ隠しはこれで行って！

■フェイスパウダー・・・「テカリに見える所」だけ薄くのせて

頬や鼻筋はツヤッとしていていいんです、だってツヤ肌だから！テカリに見えちゃう鼻の側面・小鼻、口周り・目周り、ここだけに粉をのせること。

ここが抑えるべき「テカリゾーン」

1.

2.

ここでひと手間！

3.

4.

「パフを揉み込むひと手間」で厚塗り回避！

パフに粉を取ったら（写真1）、徹底的に揉み込み（写真2）、パフの中に粉を含ませます。手の甲をパフで軽くなでて粉がつかなければOK。肌の上でトントンすれば、パフに含まれた粉を少しずつのせることができます。

メイク直し・・・リキッド・クッションファンデの場合厚塗りに見えない方法教えます！

基本のスキンケア＆ベースメイクを実践すれば、ヨレは最小限にとどめられます。その状態ならメイク直しもミニマムで済むから、厚塗り感のない美肌に即、復旧可能！

■テカリはティッシュ＆フェイスパウダーでオフ！

1.

4つ折りしたティッシュで皮脂をオフ。

ティッシュを4つ折りに。テカリが気になる所にだけ当て、上から優しくおさえます。余計な所にティッシュが当たったり、こすったりしてしまうと、ヨレたり赤みの原因になるので優しく行って。

2.

朝の〝残り粉〟を皮脂をオフした所にトントン。テカってる部分にだけのせて。

朝使ったフェイスパウダーのパフで、オフした部分をおさえます。粉っぽさ防止のため、粉は取り足しません。朝、パフを揉み込んでおけば粉は残っているので、それで十分。

■赤みやクマはコンシーラー＆指で対処

赤み

1.

2.

お直しの場合、色補整をそこまでがんばらなくてもOK。トーンアップするだけでキレイに見えます。コンシーラーを太い筆に取り、指でなじませて。

クマ

シワっぽさも気になる場合は、まず指で軽くおさえてフラットな状態にします。その後コンシーラーの真ん中の色を指で取り、クマ部分になじませて、目元に明るさをプラスします。

リキッド・クッションファンデでつるんとしたツヤ美肌に♡

下地にファンデ、コンシーラー、「ちゃんと塗っているのにヨレるし、テカる」というあるあるお悩み。プロが当たり前のようにやっているベースメイクの基本メソッドをきちんとやれば、意外と簡単に解決できちゃうかも！リキッドやクッションファンデを使ってツヤ肌を作るときは、薄く均一に丁寧に塗ることを心がけて。

andGIRL2020年5月号より 撮影／岩谷優一（vale.）[人物]、上田祐輝[静物] ヘアメイク／室橋佑紀（ROI） スタイリング／門馬ちひろ モデル／加治ひとみ 構成・一部文／西村美名子