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そろそろアートに触れたい!コロナ禍から再開した東京近郊の美術館情報まとめ

  • 2020.6.19
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緊急事態宣言の解除、休業要請の緩和に伴って徐々に営業を再開しつつある美術館。現在開業中または再開予定の美術館について最新の企画展情報とともに紹介していこう。梅雨に入り、気持ちが落ち込んでしまいそうな日が続いている。しっかりと感染対策をした上で、アートに触れてリフレッシュする週末を過ごしてみてもいいかもしれない。

21_21 DESIGN SIGHT

東京ミッドタウン・ガーデン内にあるデザインの展示施設。こちらは6月1日より営業を再開している。
5月10日までを予定していた「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」については会期を9月22日まで延長。トップクリエイター達による思考のプロセスや、デザインに向き合う姿勢があらわれた、“過程”の制作物ならではのクリエイティビティを体感しよう。

感染拡大防止のため、開館時間を短縮し、ギャラリー1&2はウェブでの事前予約制となっている。

横浜駅直通・アソビル

横浜駅みなみ東口直通のエンタメビル。5月30日より営業を再開し、「バンクシー展 天才か反逆者か」の展示も再開となる。
コロナ禍でも、イギリスの病院に作品を寄贈し話題となったバンクシー。彼の70点以上のオリジナル作品のほか、立体オブジェクトや限定プリント、さらには政治的なメッセージやユーモアあふれる風刺など、過去最大級の規模で行われる展覧会は必見だ。

こちらも事前予約制となっているので空いている時間を狙って訪れよう。夕方以降が比較的空いているとのこと。休業中のチケットを持っている場合は予約なしで入場が可能だ。

東京都現代美術館

現存する日本の美術館では最大級の広さを誇る現代美術専門の公立美術館。6月9日から全館で営業を再開している。
アンリ・マティスや草間彌生らの作品をドローイングの観点から選んだ「ドローイングの可能性」は6月21日まで、アートを通じてサステナブルな世界の実現を試みているアーティストの個展「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」は9月27日までに会期を変更。
レストラン「100本のスプーン」やカフェ&ラウンジ「二階のサンドイッチ」も営業を再開。アートとともに、久しぶりの外食を楽しんでもいいだろう。

土日祝、会期末などの混雑時には入場制限をすることもあるとのこと。気になる企画展はなるべく早めに、ちょっと早起きして午前中に訪れるのが望ましい。

国立近代美術館

《ポート・オブ・スペインの雨(ホワイトオーク)》 2015年、水性塗料・麻、301×352cm、作家蔵 ©Peter Doig. Collection of the Artist. All rights reserved, DACS & JASPAR 2020 C3120Harumari Inc.

皇居からほど近い場所にある日本で最初の美術館。現代アートのフロントランナーとして、世界的な活躍を続けてきたピーター・ドイグの日本初個展「ピーター・ドイグ展」は6月14日までの会期を10月11日まで延長。印刷物やスマートフォンでは伝わらないスケール感のあるドイグの作品。これは美術館で体感してみてほしい。

入館は日時指定制のため、WEBでの購入が必要だ。アソビル同様、チケットを既に持っている場合はいつでも入場できるが、混雑状況によっては待ち時間が発生することも。事前に人が少ない時間帯を調べておくといいだろう。

Bunkamura ザ・ミュージアム

渋谷にある大型複合文化施設 Bunkamura 内の美術館。会期を残しながら中止となっていた「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」を改め、特別展「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」として6月11日から再開催し、6月29日まで展示される。ブームともいえる盛り上がりを見せている“写実絵画”。デジタル写真が撮れる時代に、キャンバスに一筆一筆、絵の具を重ねていく作品には現実以上の感動をよぶ何かが込められている。個性豊かな作家たちによるバラエティに富んだ作品によって、写実絵画の醍醐味を感じることができるだろう。

こちらは入館前に体表面温度検知カメラによる検温と、連絡先の記入が必要となる。時間に余裕を持って訪れるのがいいだろう。WEB上で混雑状況が確認できるので、人が少ない時間を狙って楽しもう。

三菱一号館美術館

今年開館10周年となる、近代美術中心の展覧会を開催している美術館。6月7日までだった「画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」は6月21日まで会期を延長。19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちの作品を中心に、西洋の「子ども」に対する価値転換を知ることができる貴重な機会だ。
館内にあるカフェ・バー「Café 1894」も時間を短縮して営業を再開。クラシカルな雰囲気の中で、併設美術館の展示とコラボレーションしたカクテルや料理を堪能しよう。

入館時には検温と、アンケートでの体調の確認が行われる。チケットを既に購入している人も事前に日時指定が必要なため、注意しよう。

感染対策はしっかりと

いずれの美術館も
・37.5℃以上の発熱
・新型コロナウイルス感染症患者の濃厚接触者
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状
・過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航並びに当該国・地域の在住者との濃厚接触がある
などに当てはまる場合は入場ができない。入館前に検温されるが、移動中に他者に感染させないよう、念のため自宅でも熱を測ってからでかけた方がいいだろう。

また、館内ではマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、こまめな手指の消毒、不要な会話や発声は控える、壁や展示ケースには手を触れない、など注意も必要だ。

感染に気をつけながら、今しか見ることができない数々の企画展を楽しんでみてはいかがだろうか。

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