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ママの突然の発作…そのとき子どもが取った行動とは【6歳の娘がママを救う/前編】【子育ては毎日がたからもの☆ 第92話】

  • 2020.6.17
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一昨年の冬のお話です。
当時、娘は6歳、息子は4歳になったばかりでした。
私は、あまりに酷い息切れのため病院に行き、喘息と診断されました。

これまでも、風邪をひくと、咳が酷く夜眠れなくなり、この症状は風邪自体がおさまっても1ヶ月ほど続くことがよくありました。

さらに声が枯れて出なくなることもしょっちゅうあり、私は気管支が弱いんだとずっと思いこんでいたのです。息が苦しくて、自分自身でも怖くなることもあったのですが、たびたび訪れてしまうその症状によって、「そんなもんなんだろうな」と少し諦めの気持ちでいました。そう、「ただ風邪をこじらせただけ」だと…。

しかし!
風邪薬をもらおうと行った病院で、まさかの「喘息診断」

毎日決まった時間に使用する吸入器と、発作が出たときに使用する吸入器が処方され、「これがあれば、もう苦しい思いをしなくてもいいんだ」と、このときは長い悩みから解放されたような気分だったのです。

そんなある夜のこと――
その日は年末で、夫は友人と飲み会に出かけ、私は家で子どもとのんびりごはん。先に食事を終えた私は毎日の定期吸入をし、おしゃべりしすぎてなかなか食べ終わらない子どもたちをどやしながら、歯磨きを開始。

その時…





もがくように、とにかく息をして、息をして……



何かあったときのために…と娘には「救急車の呼び方、警察の呼び方」を教えてありました。なぜなら、当時、夫は単身赴任中。もしも私が対応できないときには、家族がどうにもこうにもいかなくなるから。



「でも、救急車を呼ぶほどのことではない」
「かつて経験したことない息苦しさではあるけれど、酷い発作はこれまで何度も乗り越えてきた」
「過呼吸だって数年前に一度なったことがある」
「落ち着いてくればそのうち収まるはず」

こんな風に自分の症状を必死に分析していました。

そして何より、緊急連絡方法について娘に教えたのは半年以上も前のこと。そのとき5歳だった娘が、いまも覚えてはいないだろう…。

そう、思っていたのですが――



次回(6/17UP!)、まさかの!人生初めての救急車の巻(涙)


(ぺぷり)

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