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コーヒーのペールエールが誕生!「新しい」ブルーボトルコーヒーが広尾にオープン

  • 2020.6.17
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国際色豊かであるゆえにコーヒーショップも多い、広尾。この地に“生活に寄り添う”ちょっと新しい「ブルーボトルコーヒー 広尾カフェ」がオープンしました。目玉はなんといっても「コーヒーのペールエール」。現在都内ではここでしか飲めない生のコーヒーペールエールを味わいに、オープン初日にお邪魔しました。

ブルーボトルコーヒーの新店舗が位置するのは広尾の駅から徒歩1分の「EAT PLAY WORKS」という複合施設内、1階と2階のレストランフロア「THE RESTAURANT」の1階。7月のオープンに先駆けて、ブルーボトルコーヒーのみが先行して6月11日にオープンしました。

現在、飲食業界では当たり前になっている感染症対策も、もちろんバッチリ。
ソーシャルディスタンスの目安となる床のサインはブルーボトルカラー。大切なサインですし、物々しく感じてしまいがちな目印ですが、ブランドのキーカラーを使うことによって嫌味なく店に溶け込んでいます。

誰が指示するでもなく、お客さん同士も自然と“ディスタンス”を取って並んでいるようです。

そしてスタッフさんは、マスクと手袋を着用しています。現状、ブルーボトルコーヒーでは全てテイクアウト用のカップでの提供になっており、衛生対策はバッチリと言えそうです。

ブルーボトルコーヒーといえば、名前を呼んでくれたり、気さくに話しかけてくれる接客が有名ですが、マスクの下からでもそのホスピタリティは健在。オンラインやデリバリーアプリで“非接触”でモノを買うことに慣れていた私たちにとって、やはり誰かの笑顔とともにモノを受け取れるということはとても嬉しく、貴重なものなんだなと実感します。

『今、物理的な接触は避ける。でも、必要な温かさは直接届ける』。
直接カフェでコーヒーを購入するショップ体験は、ブルーボトルコーヒーの大切にしているものを改めて感じます。

さて、広尾カフェに入ってまず少し感じるのは「なんだか今までのお店と違う…?」という感覚なのです。それもそのはず、今までのお店と内装が少し違うのだとか。今までのお店は、直線的なデザインが多く、かっこいい無機質なマテリアルが店舗のスタイリッシュさを表現していました。ところがこの広尾カフェではそこかしこが「丸い」のです…!
どうやら、広尾エリアはよりユーザーの“1日”に寄り添った空間になっているようなのです。コーヒーとタルティーヌサンドでゆっくりとブランチ、仕事後にはビールを一杯…。コーヒーショップとバーのデザインを取り入れた広尾カフェは、ナチュラルで温かみのあるカラーパレットを基調に、バーチやオークなどの自然素材や柔らかい曲線や丸いペンダントライトが目立ちます。今までの、“かっこいい”ブルーボトルコーヒーのイメージより、少しだけ柔らかい印象です。
この“柔らかい”広尾店のデザインを手がけたのは本国アメリカ・ロサンゼルスを中心に数多くのブルーボトルコーヒーのカフェをデザインしてきた「wrk-shp(ワークショップ)」。これからのブルーボトルコーヒーのストアデザインは、お店に合わせた空間をもっとアレンジしていくとのことでしたので、新しいお店を訪れる楽しみがまたひとつ増えそうです。

さて、そして何よりこの広尾カフェの目玉と言えるのが、ブルーボトルコーヒー初のドラフトペールエールの提供です。
スペシャリティコーヒーをより多くのシーンで楽しめるようにと、日本のブリュワリーと共同で開発した「ブルーボトルコーヒー ペールエール」が誕生しました。確かに、スペシャリティコーヒー業界とクラフトビール業界にはたくさんの共通点があります。原材料や製造方法への強いこだわり、作り手の個性を活かしたイノベーション…。どちらの業界でも、元々は長い歴史を持つ飲み物をよりクリエイティブに昇華させる取り組みが近年加速しています。

ブルーボトルコーヒーがタッグを組んだのは三重県の「伊勢角屋麦酒」。小規模ながら、世界のビールコンテストでも数多くの賞を受賞している個性的なブリュワリーです。

ブルーボトルコーヒーの定番ブレンド「スリー・アフリカズ」のコーヒー豆を、伊勢角屋麦酒のペールエールに漬け込み、香りと味を引き出したコーヒーペールエールが誕生しました。

実際に飲んでみると、まずはビールの美味しさが口中に広がります。

シトラスのフレッシュな香りが広がり、ペールエールのクリアな苦味と甘さが絶妙にマッチ。確かに、ほのかにコーヒーローストの香ばしさがペールエールの苦味とうまく混じって味わえます。爽やかですが、コーヒーの味が入り込むことによって飲みやすさがアップしていると言えます。

ジメジメとした6月の気候にはぴったり。これぞカフェで味わえるペールエール!という感じです。クラフトペールエールは味もずっしりしているものが多く、なかなかゴクゴクは飲めないイメージが強いですが、こちらのコーヒーペールエールは飲みやすく、これからのシーズンにピッタリと言えそうです。

実は、ドラフトとして飲めるのはこの広尾カフェと、6月24日オープン予定の横浜「ブルーボトルコーヒー NEWoMan YOKOHAMA カフェスタンド」のみ。それ以外の店舗では6月18日(木)よりボトルにてビールを楽しめます。
ドラフトではないものの、しっかりした味のペールエールとコーヒーの絶妙なマッチングは健在。近くのブルーボトルコーヒーで購入して家で楽しむのもおすすめです。

現在、未開栓の状態で販売できるカフェは、下記の店舗となります:※清澄・⻘山・六本木・中目黑・品川・三軒茶屋・京都・神戶・目黑・池袋・恵比寿・京都六角(全店ではございませんのでご注意を!)Harumari Inc.

また、広尾カフェは物販にも力が入っています。
国際色豊かで緑豊かな自然環境も広がる個性的な街「広尾」ならではのおすすめは「BAGGU」のエコバッグ。アルファベットの「HIROO」がさりげなく隠れたデザインがお茶目です。

他にもバンブーで作ったリユースカップやステンレスのストローなど、サスティナブルな取り組みのオリジナル商品がずらりと並んでいます。

多様化するコーヒーショップですが、より人々の生活に寄り添った商品やサービスを拡大しているブルーボトルコーヒー。ショップ体験はソーシャルディスタンスの中でも体験可能。大人数で出かけたり、長時間の飲食は推奨されない今、短時間でひとりでも外出や外食の楽しみを味わえるお店の存在は嬉しい限りです。

撮影:きくちよしみ

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