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世界初潜入!? NY随一の人気ドーナツ店「dough(ドウ)」のキッチンをレポート

  • 2015.4.25
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先日、アメリカ・ポートランドより日本初上陸した「CAMDEN’S BLUE☆DONUTS(カムデンズ ブルー ☆ スター ドーナツ)」をはじめ、相次いで日本に上陸する海外の人気ドーナツ専門店。そして日本でもコンビニ各社がドーナツ専用コーナーを設置したり、ミスタードーナツが「ブルックリン」をテーマにしたシリーズをさまざま発売したりと、まさに時は「ドーナツ戦国時代」と行った様相です!

【ミスタードーナツ『ブルックリンD&D』】

でもドーナツの本場アメリカで、いまニューヨーカーたちが一番注目しているハンドメイドドーナツといえば、ブルックリン生まれの『dough(ドゥ)』。

【行列が絶えることのない『daugh』のドーナツ】

このたびBROOKLYNIZEで、『dough』のオーナー・ファニーさんのインタビューに成功!!

【『dough』のオーナー・ファニーさん】

その際に『dough』のキッチンに特別に入れていただき、大人気ドーナツがつくられる工程を見学させていただきました☆ おそらく世界初のキッチン潜入レポート。ぜひチェックしてください!!

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この日、キッチンでドーナツを作っていたのは6人のスタッフ。取材に訪れたのは日曜日の昼間ということもあり、皆さんとても忙しそうな様子です。では早速どのようにドーナツが作られているのか、工程を見ていきましょう!

1. 生地を作る

まずはドーナツの生地作り。こちらの機械を使って生地を作り始めることからスタートします。

2. 生地を寝かす

先ほどの機械でこねた生地は、一旦この格納庫の上で寝かします。意外と雑然と放置されていたのに驚いたのですが、ファニーさんによると「置く場所がないのでここに置いている」のだとか。

3. 生地をこねる

格納庫の上で寝かせていた生地を、機械を使わずに人間の手でよくこねます。生地が重いため力のいる作業ですが、作業をする彼に聞くと「慣れた作業だから全然たいしたことないよ」とのこと。何とも力強いお言葉!

ある程度生地をこねたところで、次は生地を伸ばす作業。生地を伸ばす機械を使い、生地を平たくしていきます。

この作業を何度も繰り返せば、ほぼ生地は完成したようなもの。どんどん綺麗に平たくなっていきます。

やはり最後の調整は、人間の手。機械で伸ばした生地を、最終的にはスタッフの手で綺麗に整えます。

4. 1個分のドーナツのサイズを作成

生地を綺麗に整えたら、型を使ってドーナツの大きさを定め、1個1個ドーナツを作っていきます。1回分の生地で作れるドーナツの数は「約20個」とのこと。この作業を何度も繰り返すことで、常にフレッシュなドーナツができるのです。

「少ない数を何度も作る」—それが『Dough』のこだわりなんです。

5. 生地作りの醍醐味!ドーナツの穴あけ

1個1個ドーナツの生地の大きさを定めた所で、隣のスタッフにバトンタッチ。ついに、ドーナツならではの作業に! そう、「ドーナツの穴あけ」です。

バットに生地を並べ、テンポ良く穴を開けていきます(穴でくり抜かれた生地は、次にこねる生地へ再利用)。

子どもの頃「ドーナツの穴ってどうなるんだろう?」と思ったことがありましたが、ドーナツの穴は他の生地へと生まれ変わるのです。なんだか少し、うれしい瞬間でした。

6. ドーナツの穴あけが終わったら、格納庫へ保存

生地がドーナツの形になったら、格納庫で保存します。あとは揚げるだけ!

7. ドーナツを揚げる

いよいよドーナツを揚げます。ドーナツ自体は数分程度で揚がります。揚げ場にずっと立って作業をしている彼女はとても暑そうでした。ドーナツの揚げ加減はすべて彼女の経験と勘に掛かっています。

揚げられたドーナツはバットに入れられ、次の工程で「トッピング」されるのを待ちます。数多くのドーナツが揚がっていきますが、忙しいためにすぐにドンドン無くなっていきます。

8. 各種ドーナツを作成(トッピング)

ついに最終工程です。写真手前のスタッフは「パッションフルーツ」のドーナツを作っています。直接ソースが入ったコンテナーにドーナツを入れて、ひとつひとつ作っているのがわかります。

ちなみに「パッションフルーツ」はオーナー・ファニーさんも大好きなドーナツです。

こちらも最後の仕上げ。「カフェオレ」のドーナツを作っています。新鮮なローストコーヒーをベースに作ったカフェオレソースに浸し、おまけにクランチをぱらぱらトッピング。見ているだけでよだれが出てきそうになるくらい美味しそうです。

9. いよいよ店頭のショーケースへ!

あっという間の工程でしたが、ついにショーケースに並びます! 本日キッチンでドーナツを作っていた6人のスタッフはチームワーク抜群で、皆さん楽しそうに働いているのがとても印象的でした。

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BROOKLYNIZE

普段なかなか垣間見ることができないキッチンに潜入して『Dough』の裏側をたっぷりと紹介しましたが、いかがでしたか?

プレスが取材をしていて何よりもうれしかったのは「働いているスタッフみんなが誇りを持ってドーナツづくりを楽しんでいた」ことです。だからこそ、多くの人から愛されるおいしいドーナツができあがるのでしょう。

そんな『dough』が、もうじき日本上陸するとのウワサもあります。楽しみに待っていましょう!!

cooperation:BROOKLYNIZE

http://www.brooklynize.jp/

日本初のブルックリン(ニューヨーク)のニュース/限定アイテムをお届けする情報サイト。現地プレスからの最新情報を日々更新中

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