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妊娠中の旅行が遠恋カップル仕様!? 理由は慎重派夫が出した3つの条件【シャトー家の観察絵日記 Vol.14】

  • 2020.6.12

前回、妊娠を報告したとたん、夫が大喜び、そして私はモヤモヤした話をしました。私には向けられたことのない愛情を一心に受ける赤ちゃんに悔しい気持ちが起こってしまい…。結果的に「赤ちゃんの誕生を喜ぶ夫は、良い父になる」と視点を変えたことで乗り越えました。
そして、今回は妊娠中期の私と夫の話です。

ちょうど年末年始頃に安定期に入ったため夫に「子供が生まれたらしばらく旅行ができなくなるから、夫婦2人の旅行をしたい!」と夫にお願いしました。


■妊娠中の旅行、大丈夫?



妊娠初期からつわりもなく妊婦の自覚が薄い私に比べて、慎重派の夫

安定期に入ったとはいえ、妊娠中の旅行はリスクがあるのでまずは産科で確認してから、ということになりました。



産科の先生に確認すると、さいわいにも今まで妊娠の経過が順調であることから「問題ないです」と言ってもらえました。

しかし心配性の夫はさらに安全に旅行するために、3つを旅行の条件に出してきました。
●国内旅行とすること
●飛行機以外で移動すること
●旅行の予約は直前に取ること
新幹線チケットを予約しようとしたのですが、年末だったため1席分しか取れず…。

「(チケットが取れないなら)二人で飛行機移動でいいか」
と夫は条件をゆるめることはなく、おなかのなかの赤ちゃんのために「私の飛行機移動NG」はゆずりませんでした。



■心配性の夫によって、旅行の幕開けは恋人気分!?

そして、夫が決めたのは、夫婦別々の移動で現地集合すること。



ひとりで新幹線に乗って、飛行機で先に着いてる夫と待ち合わせ。
まるで遠距離恋愛中のカップルのような待ち合わせ!
思わぬアクシデントでしたが、新鮮な気持ちで旅行が幕開けとなったのです。



旅行は、夫の希望でいろんなお寺や神社を巡りに。
京都は坂が多く、お寺や神社は境内も広い。このため思った以上に歩く距離がありました。

私の体調は元気いっぱいではあったのですが、やはり妊娠前よりも疲れやすい。このため多めに休憩をするように心がけました。



■初めての胎動で夫の私に対する態度に変化が!



しかし、ホテルの部屋に戻った頃には2人ともかなり疲れていて…。夫は観光に夢中になって、途中妊婦との旅行ということを忘れてしまう瞬間があったようです。

そんな会話の最中、お腹に違和感が…



その時妊娠19週で、初めての胎動!
夫もすぐさまお腹を触りましたが「…わからない」と残念そうな顔。



「私にしかまだわからない胎動…」

胎動を感じたことで、
「私が無理をするとお腹の中の赤ちゃんも苦しくなるのかもしれない」
とあらためて強く気づかされました。

だから夫にもこんなお願いを…。
「元気だけれども、京都旅行は坂道・階段が多く、境内も広く、思った以上に体力を使う」
「妊娠前より疲れやすくなっているので、歩くペースや行く場所を考えて欲しい」

夫も「そうだよね、『たくさん観光名所まわりたい!』って思ってたけど欲張らないようにするね」と気遣いが芽生え、残りの観光は妊婦の私に無理のないペースに。

妊娠前は私の体調に気を使ってくれるなんてなかった夫。

でも、今回の旅行では私以上に安全な旅行ができるように心がけてくれたことに本当に感謝です!
慎重派夫の神髄を見た!という感じでした。

そして旅行によって私は、妊娠前と妊娠中では体がまったく違うことをようやく実感。

「赤ちゃんを無事産むこと」

これこそが私と夫の最大のテーマだと、二人の認識をあらためて胸に誓った私たち。だったのですが…後期に私の妊娠最大の苦難が待ち受けていました。

この苦難をどうやって夫と乗り切ったか。
次回に続きます。

※この体験記に記載された内容は、あくまでも筆者の体験談となります。妊娠中の飛行機搭乗は、後期になると申告が必要となりますが、基本的には搭乗は可能です。また妊娠中の旅行、飛行機への搭乗については、詳しくは主治医にご相談ください。

(シャトー とん奈)

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