1. トップ
  2. 新型コロナの感染対策で「ベッドシーン」の『撮影方法』に予想外の変化か

新型コロナの感染対策で「ベッドシーン」の『撮影方法』に予想外の変化か

  • 2020.6.11
  • 347 views

撮影再開を計画しているハリウッドで、役者同士が密接するシーンの撮影は、今後はある方法が取られる可能性があるよう。(フロントロウ編集部)

6月12日から再始動するハリウッド

新型コロナウイルスの影響で、多くの職種に影響が出ており、人が集まるハリウッドの映画・ドラマの撮影現場も、多くが閉鎖されていた。しかしハリウッドがあるアメリカのカリフォルニア州ギャビン・ニューサム知事が、条件つきで各スタジオの再開を6月12日から認めたことで、今後、中止されていた多くの作品の制作が順次再開されていくと見られる。

それを受けて、The film editors’ trade associationは22ページにわたるガイドラインを発表。英The Sunによると、ガイドラインでは、撮影現場のスタッフはマスクやフェイスシールドを着用し、テレビ番組では観客はなしで収録するよう推奨。また、オーディションはガラス越しに行なうことなどが書かれているという。さらにすべての役者に適切な手の洗い方のレッスンを提供し、すべての現場で医療的な新型コロナウイルスのコンプライアンスを監視する人物を配置することなど、新型コロナウイルスを防ぐための様々なアプローチを含むガイドラインとなっている。

画像: 6月12日から再始動するハリウッド

密接なシーンの撮影はどうする?

そんななか、驚きの指示も出されていたことを、英The Sunが報じている。それは、ベッドシーンやキスシーンなどの親密な映像の撮影に関するもの。ガイドラインには、このような文字が。

「(密接なシーンは)書き直すか、CGIで修正すること」

なんと、脚本を書き直さない場合は、CGで修正することをアドバイス! 密接なシーンというものが、ハグや握手も入るのか、どれぐらいの距離からが密接と捉えられるのかは明らかになっていない。

画像: 密接なシーンの撮影はどうする?

密接なシーンに限らず、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために間隔をあけるよう推奨されている“社会的距離(約180cm)”をキープして撮影しようとすれば、トーク番組やニュース番組などの撮影再開は簡単に思えるけれど、物語のあるドラマや映画の撮影再開にはまだ壁があるように思われる。

数年後にこの時代の作品を見かえすと、キャラクター同士の距離が遠いから2020年頃に制作されたものだと分かるといったようなことが起こるかもしれない。(フロントロウ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる