1. トップ
  2. グルメ
  3. 心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」

心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」

  • 2020.6.6
  • 3758 views

軽井沢から浅間山を挟んで北側の群馬県に広がる北軽井沢エリア。 浅間山の雄大な姿を背景にカラマツ林が広がり、自然の美しさもひとしおのこの地には、牛や馬が草を食む牧場や高原野菜の畑や直売所があり、のんびりした空気が漂います。 そんな北軽井沢にある大正時代に建てられた別荘を改装して、生まれ変わった「ルオムの森」。北欧の心豊かな生活を感じられる場所へ、小さな旅にでかけませんか。

心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
別荘地として人気の北軽井沢にある、古い洋館へ
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
ことりっぷ

バス停北軽井沢からのんびり歩くこと約20分。約100年前に建てられた元別荘の趣を活かした「ルオムの森」です。緑濃い景色に溶け込むような建物の中には、カフェやギャラリー、書店などが入っています。

森の庭は、物語の中の光景のように美しく、取材時には、森の木々たちの合間に作品を並べた写真展が開催されていました。

童心に帰って、森の中を楽しめるアスレチック
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
子どもでも遊べるコースも用意されている。利用は2.5時間3000円~

「スウィートグラス・アドベンチャー」では、樹齢100年を超えるコナラやクリの木、高山植物などが自生するルオムの森を思う存分楽しむことができる自然の中のアスレチック。ハーネスを着用し、樹上の縄はしごを渡ったり、ターザンスイングで木から木へと飛んだり、爽快なコースを楽しめます。

好きなことをして過ごしたい、森に囲まれたカフェ
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
教会のチャペルのように奥行きを持たせたカフェスペース

木をふんだんに用いて作られたカフェは、全席が開放的なテラス席。美しい森と一体になったロケーションに爽やかな風が通り、テラスから直接森へ出て散策も楽しめます。ドリップコーヒーを片手に、好きな席で読書をしたり、刻々と変わっていく木々の表情を眺めたりと、自分だけの時間を過ごしましょう。

心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
「北欧サーモン」(1800円)は、香ばしい生地の上に野菜がのり出来立てほやほや。カルダモンやジンジャー入り北欧スパイスケーキ(800円)は地元のシェフお手製。はちみつもたっぷり

カフェメニューは、地元のもの、森の循環にこだわっています。期間限定で設置されたピザ釜では、注文を受けてから焼き上げます。また、メニューにも多く使われているのは希少なはちみつ「百蜜(ももみつ)」。この先100年も200年も、北軽井沢の自然を守っていこうと始まったプロジェクト。巣箱を設置した場所によって、蜜の味や色も変わるのだそう。

思わぬ出会いを求めて、森の中の本屋さんへ
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
本を選んでいるのは女性ユニット「おむすびブックス」。上田在住のフリーランスのライターで編集者の梅ちゃんこと梅田梓さんと、東京で働きながら週末おむすびブックスの活動をする鮭さん

森からのメッセージが人の心を打つ言葉になり、訪れる人の心にゆっくりと染み入っていたらいいなという思いから、「ルオムの森」に本屋さんが登場したのは2018年のことです。

書籍のジャンルは、虫や山など自然に関するもの、子ども向けの絵本、詩集、、冒険もの、科学とさまざま。北欧関連北軽井沢にゆかりのある作家、展示に合わせたアート本などを次から次へと手に取りたくなる魅惑的な書籍が並んでいます。

自然を感じられるギャラリーへ
心と体をリフレッシュ。北欧の精神が宿る、北軽井沢「ルオムの森」
展示は年に3回ほど行なっている。左は秋に開催された「Lapland北緯66°暮らしの中の光と影展」

洋館の2階はギャラリーとして使われています。これまでも「きたもっく」が刊行したコンセプトブック『未来は自然の中にある』に絡めて、本の世界を立体的に再構成する展示や、多用な表現を集めたアート展、写真展などのイベントを開催してきました。

「自然に従う生き方」を使えるためにこれからもさまざまな価値観と出会える機会を試みていくそう。ここで見たもの、触れたものが誰かの人生を変え、社会が変わっていくきっかけになるかもしれませんね。

都会の喧騒に疲れたら、緑の中で心を満たしに、ルオムの森へ出かけてみませんか?

元記事で読む
の記事をもっとみる