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彼が“スピリチュアル嫌い”なんです【ひかりの恋愛相談室】

  • 2020.5.26
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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「スピリチュアル」という言葉が普通に使われるようになった現在、恋人同士の価値観においても、その思想を持っているのかどうか、というところでの価値観の相違が出てきています。今回は、スピリチュアル好きな女性からこんなお悩み相談です。

Mさん・30歳のお悩み

私はスピリチュアル好きなのですが、恋人は逆にスピリチュアル嫌いなので、ときどき話が合わないことがあります。彼は物質的なものにばかり重きを置いて、出世を目指しています。

2020年は多くの魂が目醒める年だと言われていますし、彼にもう少しスピリチュアルなことにも興味を持ってもらいたいのですが、難しいでしょうか。

Mさんへの回答

これは意外とデリケートな問題ですよね。スピリチュアルなことを信じているかどうかで、思想のベースが変わってくるので、2人の間で価値観の不一致を感じることは色々とあるでしょうしね。

ただ、信じるも信じないも、その人の自由なので、彼がスピリチュアルなことに嫌悪感を抱くのであれば、そういう人だと思って、付き合っていくしかないと思うんです。

人の思想を変えるというのは、簡単なことではないので、無理やり変えようとして、相手が望まない道に進ませようとするのは、ある意味、“愛のある行為”ではないですしね。

ただ、今年、新型コロナウィルスの騒動があったことで、色々なことが明るみになってきたり、米国防総省が「UFO(未確認飛行物体)」の映像を公開したりしたことで、「この世界は、今まで自分たちが認識していたことだけではないかもしれない」と感じている人は多いと思います。それもあって、以前よりもよりスピリチュアルに目醒める人は増えている印象を受けます。

だから、こんな状況であっても、彼が頑なにスピリチュアルの世界を受け入れないようにしているのは、なぜなのか?というところに注目してみると、色々なことが見えてくると思います。

ちなみに、スピリチュアルというと、あの世、神様、魂といった話だけに思われがちですが、私自身は宇宙人やUFOのことも含め、スピリチュアルの世界に関連することだと捉えています。それについては、ここで説明すると長くなるので、ご興味があれば、そういった関連の情報は調べれば色々と出てくるので見てみてくださいね。

スピリチュアル嫌いの人が誤解していること

一般的に、スピリチュアルの世界を受け入れられない人は、どんなことを考えているのでしょうか?例えば、スピリチュアルの思想を持っていると、現実逃避しているような印象を持つ人も少なくありません。確かに、「引き寄せの法則」を誤解して、何の努力もせず、ただただ願っているだけの人を見ると、そう感じてしまうところはあるでしょう。

例えば、スピリチュアルの法則には、「自分の行いが、自分に戻ってくる」というのがあります。これがすべてを物語っていると言えます。つまり、「自分が怠惰でいれば、“怠惰な結果”が戻ってくる」ものなのです。

だから、スピリチュアルが好きな人も、逆に嫌いな人も、本当の意味で、スピリチュアルの法則を理解しないで、自分の都合のいいように解釈している人がいるから、誤解が生まれるところもあるのかもしれません。

スピリチュアル嫌いな人の多くは、「スピリチュアルの世界を受け入れてしまうと、現実逃避してしまうことになる」といった恐れを抱いていることもあります。でも、スピリチュアルの思想で言えば、人が生きる目的は「魂を磨くため」だと言われているところがあり、決してそれは、現実逃避をして怠惰になることを推奨しているわけではないんですよね。

とはいえ、「魂を磨く=辛いこと」だと思い込んでしまうと、ただ、「苦しみに耐えて、努力をするのはいいことなのだ」と自分に言い聞かせて生きてしまいます。でも、自分の能力や特徴を生かして、努力を努力だと感じないくらいに、楽しく学びながら、人の役に立って生きることだってできるものです。だから、「魂を磨くことは、辛いこと」だと考えてしまうと、楽しく魂を磨いている人と認識がズレてくることはあります。

つまり、より幸せになるための思想を持つと、やり方、生き方は変わってくるものなのです。ただ、そのやり方を知らない人にとっては、それは、怠惰であったり、現実逃避をしたりしているように見えてしまうところもあるのかもしれません。

スピリチュアルの思想の神髄は、「愛を持って生きること」

さらに、スピリチュアルの思想の神髄は何かと言うと、「愛を持って生きること」ことです。それは、孔子の「論語」が「仁(=思いやり)」を持って生きることが、生きる上で一番大切だと言っているのと、同じことです。

スピリチュアルの思想で伝えているメッセージは、孔子の「論語」然り、ベストセラーになっている自己啓発本でも書かれていることと通ずることが多いものです。

つまり、正しいスピリチュアルの思想というのは、別に抱いていても、不幸になるような思想でも何でもありません。ただ、残念ながら、スピリチュアル嫌いな人も、逆にスピリチュアル好きな人の中にも、正しく認識していない人も少なくありません。その結果、「スピリチュアルの思想は、現実逃避をする残念な人が抱きがちなものだ」という誤解が生じるところがあるのです。

たとえスピリチュアルな能力がある人が、霊や天使、神様を見えたり、話せたりしたとしても、根本的に私たちが生きる上で大切なことは何ら変わりはありません。「愛を持って生きていく」、それに尽きるのです。

だから、別に物質的に豊かになること、出世することを目指したって構いません。でも、自分だけではなく、“みんなも幸せにするため”に、自分の能力を生かせるようになることを目指すのが大切なんですよね。

世の中には、スピリチュアルの世界を“自分の都合のいい解釈”をしてしまい、むしろ不幸になってしまう人も少なくありません。さらに、自分の内側にある劣等感や我欲などを見て見ぬふりをして、自分の欲望を満たすためにスピリチュアルの表面的な思想を利用して、人を騙している人もいます。だからこそ、スピリチュアルを誤解する人もいるのでしょう。

だからこそ、私自身はスピリチュアルの思想を持とうが、持たないだろうが、「人間力を磨くこと」は重要だと考えています。結局は、スピリチュアルの世界があろうがなかろうが、自分の心が強くなくてはいけないものなんですよね。でも、それこそが、実はスピリチュアルの思想でも、重要だと言われていることなのです。

スピリチュアルを信じなくても、謙虚さと柔軟性は大切

Mさんの彼は、スピリチュアル嫌いであっても、初詣に行ったり、墓参りに行ったりすることはあるのではないでしょうか?その場合は、やはり“目に見えない何か”を信じているところはあると思うんです。だから、きっかけ次第なところもあるでしょうね。

ただ、そのきっかけを逃さないためにも、まだ科学では判明されていないことでも、「あり得るかもしれない」と思えるくらいの謙虚さと頭の柔軟さを持つことを薦めてみてはいかがでしょうか。今、自分が認識していることが全てだと思わないことは、今後、どんどん変化をしていく世界を生きていくために、現実的にも大切なことですしね。

おそらく子供のころから、“目に見えない世界”に対して受け入れやすかった人と、そうでない人では、スピリチュアルに対する認識は大きく違ってくるものでしょう。人は、得体のしれないものを目の前にすると“恐れ”が出てくるものなので、現実主義の人が、スピリチュアルの世界を受け入れることは容易なことではないかもしれません。

ただ、先ほども伝えたように、その人自身がより謙虚で柔軟性のある思考を持ち、さらに人に対しても自分に対しても愛情深くいて、恐れの感情に支配されなければ、それ自体が、スピリチュアルの思想に沿った生き方でもあります。

だから、彼にスピリチュアルの思想を押し付けるよりも、「柔軟性を持つこと」「愛情深くいること」「恐れの感情に負けないこと」の大切さを伝えるだけでも充分だとも言えます。それらは、スピリチュアルは関係なく、現実の世界でも大切なことですしね。

彼がスピリチュアル嫌いなのであれば、それは彼の自由です。それでも、なにかきっかけがあったときには、スピリチュアルに目醒めることもあるでしょう。だから、そんなことよりも、彼自身が、愛を持って生きられるようになることを見守ってみては、いかがでしょうか。

コラムニスト・ひかり

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