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進化するアピセラピー、ミツバチの恵みを呼吸する。

  • 2020.5.23

5月20日の世界ミツバチの日には遅れてしまったけれど、ブルターニュ地方でデトックス療養滞在を提案する宿シャトー・デュ・ロネイから珍しいアピセラピーの話題をひとつ。蜂蜜をはじめとするミツバチの恵みによる身体の癒やしはすでに大勢に活用されているが、これは20分から1時間のあいだ、ミツバチとともに過ごすというユニークな療法だ。といっても、蜂と直接コンタクトすることはないので、ご安心を。

巣箱の中はガラス越しに見ることができるけれど、ノックは禁物!滞在客は無料で利用できる。

昨秋、海辺のモルビアン県にあるシャトー・デュ・ロネイが敷地内に設置したのは上部に蜂の巣箱が置かれた“呼吸小部屋”である。この中で時間を過ごすことで、プロポリス、蜜蝋、蜂蜜、花粉、ロイヤルゼリーが発散する香りを呼吸で取り入れ、蜂の起こす振動を耳にすることで、心臓のリズムが整い、ストレスが軽減されるというケア。フランスやスイスで医学的に証明されている療法だ。毛布や枕、本など持ち込んで各自自由に寛ぎの時間をすごすのだが、ポイントは腹式呼吸とのこと。匂いは感じとれないけれど、ミツバチのフェロモンが人間のホルモンや神経系統に働きかけるそうだ。シャトーに滞在期間中、複数回体験することで効果がより得られるという。うーん、これは体験してみたい!

デザインも愛らしい木製キャビン。シャトー・デュ・ロネイのデトックス滞在には、たとえば乗馬療法のプログラムなどもプラスできる。ビオの農業を営んでいて、滞在客の食事はもちろんビオだ。photo : Claire

キャビン内に設置される巣箱の中には6万5千羽のミツバチが!香水をつけず、携帯は持たずに中に入る。もちろん禁煙!photo : Corinne

Château du Launay56160 Ploërduthttps://chateaudulaunay.fr

 

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