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え、不快なニオイは体からの“サイン”!? 体臭・口臭予防の食材とは

  • 2020.5.23
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中医学や養生法に詳しい櫻井大典さんによる「Daily(デイリー)養生」。今回のテーマは「ニオイ」です。

疲れているときや、不摂生が続いたとき。いつもより体のニオイが強いな、と感じることはありませんか? ニオイも、体からの大事なサイン。今回は中医学から見た「体臭」と、その養生法についてお話しします。

不快なニオイは多くの場合、体の中に不要物が溜まり、それが熱と結びついて生じる「湿熱(しつねつ)」によって引き起こされます。その一番の原因は、これまでも何度かお伝えしてきたように、食生活の偏りです。「肥甘厚味(ひかんこうみ)」といわれる脂っこいものや甘いもの、味の濃いもの、それにお酒。これらを摂りすぎると体内に熱と不要物、湿気が溜まって発酵のような状態になり、ニオイのもとであるどろどろとした病理産物、「痰湿(たんしつ)」を作り出してしまうのです。さらに、ストレスによって気の巡りが鈍くなると、痰湿が体に停滞する時間が長くなり、より強いニオイを生むことに。これが、食事の偏りやストレス、疲労によって体臭が強くなってしまう仕組みです。

あっさり味の食事を、毎日のベースに。

予防するにはやはり、食べ方を見直すことが先決。先に挙げた肥甘厚味を避けることが一番です。でもそれはラーメンや牛丼、カレーを絶対食べてはダメ、ということではないのです。必要なのは、普段の食事のベースを整えること。普段は温かくて消化が良く、さっぱりした味のものを中心にしながら、時々はお酒や甘いもの、味の濃いものも楽しむ。そんなふうにうまくバランスがとれるとよいですね。

熱を鎮めて痰湿を取り除いてくれる「化痰(かたん)」食材も、体臭予防に有用です。たけのこやえのきのほか、海苔やわかめなどの海藻類、あさりやはまぐりといった貝類もよいでしょう。口臭が気になる場合は胃に熱が溜まっている可能性があるので、胃熱を冷ますトマトやきゅうりもおすすめです。

そしてもうひとつ、汗をちゃんとかけているかどうかもチェックを。体内の過剰な湿気も痰湿の一因です。空調が効いた部屋で一日過ごしたあとは、軽い運動とお風呂で、適度に汗をかくようにしましょう。じわりと額に汗をかく程度でOK。疲労が取れ、気の巡りを改善するのにも役立ちます。

気温が上がり、何かとニオイが気になる季節になりました。体臭に気づいたら、消臭製品に頼る前に、まずは生活習慣を見直してみてくださいね。

さくらい・だいすけ 漢方専門家、国際中医専門員。完全予約制の漢方相談処「成城漢方たまり」で相談を行う。『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』(小社刊)ほか、監修書、著書多数。

※『anan』2020年5月27日号より。イラスト・原田桃子 文・新田草子

(by anan編集部)

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