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「私は誰とも話ができない…」娘が抱えていた現実/困難を乗り越える家族の力(2)【親子関係ってどうあるべき? Vol.2】

  • 2020.5.22

前回からのあらすじ(全3編)

ある平凡な家族に忍び寄る感染症の影。休校で家にいるようになった小学生の娘はイライラと怒ってばかりで…

不安な日々のなか、せめて娘とは笑って過ごしたい。以前のようにニコニコする娘を見て過ごしたい…そう思っていても、私の口から出てしまうのは「勉強した?」という言葉ばかり…。

学校から出された宿題は1学年下のプリントだけで、私立の学校や塾に通う子どもたちのオンライン教育とほど遠い状況の我が家。どうすれば娘が勉強に関心を持ってくれるのか…私も焦っていました…。

休校によってお友だちと遊ぶことができなくなり、大好きな習い事も中止に。私はテレワークながら会社の人とビデオ通話したり、LINEで友たちとつながっています。

しかし子どもは誰ともつながっていない…

このことにようやく私は気が付きます。

私が心配していたのは娘ではなく、勉強が遅れること。

そして「勉強しなさい」「早く寝て」「マンガばっかり読まないで」…私が日々口にしていたのは会話でも何でもなく、子どもに“ちゃんとした日”を送らせようとする命令としか娘には映らなかったのでしょう。

勉強が遅れてしまうのはたしかに親として心配。でも目の前の子どもが何を感じていたのか、何にイライラしていたのか…私は気づけていなかったのです。

→次回に続く

(ウーマンエキサイト編集部)

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