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気を付けて! 座りっぱなしの生活は、うつ病リスクを高くする?

  • 2020.5.22
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「座ってばかりいると、うつ病のリスクが高くなる」というウワサは耳にしたことがある? 今回ご紹介するスポーツ医学専門誌『The British Journal of Sports Medicine』に掲載された論文レビューは、これまでに発表された24本の論文を分析したもの(合計被験者数は19万3千人以上)。その結果を見る限り、座っている時間が長い人は、座っている時間が短い人に比べて、うつ病になる確率が著しく高い。

また、「テレビを観る」「パソコンを使う/オンラインで過ごす」という座りがちな人に最もよくある2つの行動も分析したところ、その時間が長い人もまた、うつ病になりやすいことが分かった。

この論文レビューは、過去の研究が示してきた座りっぱなしの生活による悪影響を裏付けるもの。例えば、パソコン時代の人間行動学専門誌『Computers in Human Behavior』に掲載された2014年の研究結果(広く報じられている)は、フェイスブックを見ていると時間と共に気分が悪化することを示している。

同年に行われた別の研究では、マラソン選手も走っていない時間の大半(1日約12時間)を座って過ごしていることが明らかに。この“アクティブなのに座りっぱなしの生活”が心血管系および代謝機能の健康に悪影響を及ぼすことは広く知られているけれど、今回のレビュー結果は、走っているときだけでなく、1日中アクティブでいることがメンタルヘルスにも良いことを示している。

座っている時間が長いことを自覚しているなら、最適でも1時間に1回は立って歩きまわるようにしよう!

※この記事は、ランナーズワールドから翻訳されました。Text: Scott Douglas Translation: Ai Igamoto

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