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「偶然」と「奇跡」。彼と出会えたことにひたすら感謝しよう

  • 2020.5.22

彼ともっとラブラブになるために自分磨きをするとか、ネガティブな性格を直すとか、なにかと今の自分に新しい能力をくっつけようとする人もいると思う。けど、恋愛って結局のところ偶然性と奇跡性によって支えられているものなので、もっと気持ちを楽に持ってのんびりやってみてもいいんじゃないでしょうか。

■恋愛の神様に感謝としか言いようがないですよね

恋愛が偶然性と奇跡性によってできているというのは、おそらく誰もが感じたことのあることだと思うんですよね。
たとえば、同じ会社の人と付き合っているふたりは、別々の学校を卒業して、山とある会社の中から偶然にも同じ会社に入って、奇跡的にふたりが出会えたから付き合えているわけですよね。
さらに、彼が地方出身で、あなたが東京出身で、東京の会社で出会って付き合ったなんてことになれば、それはもう偶然とか奇跡としか言いようがないはずです。彼は高校生の頃、あなたと出会って付き合うことになるなんて思ってもいなかったはずだし、彼が入った大学がもし東京の大学じゃなくて大阪の大学であったなら、彼は東京の会社に就職していないかもしれないですよね。
だから、「彼と付き合っているという事実」は、驚き以外のなにものでもないじゃないですか。恋愛の神様に感謝としか言いようがないですよね。

■意味を探すのは悪いことではないのだけれど

そのようなふたりであっても、ひとたびうまくいかなくなれば、偶然性や奇跡性なんて考えなくなってしまいますよね。わたしたちはどうして出会ってしまったのだろう、とか、彼と付き合っている意味ってなんだろう、という感じで、「意味」を考えちゃいますよね。人って不安になればなるほど意味を探し求めたくなるもの。もちろん、意味を探すのは悪いことではないのだけれど。


で、その意味って、男子より女子のほうがたくさん考えているはずです。男子はもともとあまり恋愛のことを考えないし、女子は考えるなといってもことあるたびに恋愛のことを考えてますもんね。

■彼とうまくいかなくなったのも偶然

でもね、よく考えたら、彼とうまくいかなくなったのも偶然でしょう。何らかの偶然が、たまたま彼の機嫌を悪くさせたとか、あなたのテンションを下げたというだけのことです。


もちろん、直接的な理由(たとえば彼とケンカしたから、などという理由)があるにせよ、ケンカをしたからふたりの仲が悪くなることもあれば、逆に仲良くなることもありますよね。だから、ふたりの関係が冷めたという事実と、ケンカをしたという事実は、じつは因果関係がないんです。多くの人が「ケンカをした=仲が悪くなる」という方程式を信じているだけで、ホントはなんの因果関係もないのです。

■幸せになりやすい考え方

では、ケンカをして彼との冷めた関係をどうすれば再びラブラブにできるのかといえば、話は元に戻って、「今、彼と付き合っているという偶然性と奇跡性に感謝するしかない」わけです。
そもそも、あなたが今この世に生きていること自体が奇跡であり偶然であるはずです。もちろんあなたのお父さんとお母さんがエッチしたからあなたがこの世に生を受けているわけだけれど、お父さんとお母さんがエッチしたという事実とあなたの意思って、なんの関係もないでしょう?


いつも彼とラブラブでうまくやっている人って、いま彼と付き合えているという奇跡と偶然性に感謝しています。本人は感謝しているという意識がないかもしれないけれど、感謝しています。
無意識に感謝している人がいるというのはつまり、恋愛の意味を考えてしまう人と、そんなことなどさっぱり考えない人の2種類の人がいるということです。


できるだけ意味など考えず、彼と出会えた奇跡や、彼と偶然にもうまくいっている偶然性にまっすぐに思いを馳せることができる人のほうが、きっと幸せになりやすいのです。「意味」を考えた結果「意味などない」と思ったところで、そういう人はたいてい「意味がないことにはどんな意味があるのか」なんてことを考えちゃうんだから。


(ひとみしょう/作家)


『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)

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