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心待ちにしていたヒナの誕生…! 毎年、この時期になると思い出す「ツバメの巣」の話【こどもと見つけた小さな発見日誌 Vol.22】

  • 2020.5.21
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こんにちはモンズースーです。

今回は家のツバメが巣を作ったの時のお話です。

数年前、当時住んでいた家の玄関の近くにツバメが来て巣を作り始めました。

■長男とヒナの誕生を心待ちにしていた


長男が興味を示したので毎日、巣がどんどんできていく様子を見ていました。


しばらくすると卵を産んだようで、親鳥が卵を温める姿が見られました。

長男とヒナの誕生を心待ちにしていたのですが…


ツバメの巣は大雨の次日に落ちていました。

他の家のツバメの巣は無事でしたが、うちの巣は場所が悪かったようで、雨風が当たり、さらに外壁が滑りやすい素材だったのもあり、落ちてしまったようです。


野生の生き物のことにあまり人が手出ししないほうがいいようにも思えましたが、気になったので補強して元の場所に戻してみました。



■親鳥は卵を残して去ってしまった


しかし、親鳥は巣に戻らず、近くの戸袋の上にまた 卵を産みました。

金属製の冷たい戸袋の上でヒナがかえる様子はなく、数日後、親鳥は卵を残して去ってしまいました。


卵を埋める作業などは長男に隠れて行い、ツバメがいなくなったことはごまかしたりした方が、よかったのかもしれません。

ですが、本人が毎日気にかけていたので、「卵はもうヒナにはならない」ということをなんとなくでも理解し区切りをつけてほしくて、この時は一緒に埋めてお花を置きました。

そのことを長男がどう思ったかはわかりませんが、その後、何度か「卵おっこちちゃったんだよね」と話していて、いまでもなんとなく覚えているそうです。

近年、ツバメを害鳥として除去する話を聞きますし、私も生活の都合で生き物を除去することがあります。

それなのに、ツバメの卵のことを残念に思うのは何か矛盾があるようにも感じます。

しかし、毎日、見守っていた命が突然いなくなってしまった、この一連の出来事は強く印象に残り、毎年ツバメの時期になると、長男と埋めたこのツバメの卵のことを思い出します。

(モンズースー)

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