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「いい恋」になるのは「楽しいか楽しくないか」を自分で決めること

  • 2020.5.21

最近、ネットの恋愛コラム界隈では、なぜか下火になりましたが、「自分磨き」という言葉がいっとき流行りました。女性誌では今でも、自分磨きという言葉がよく使われているようです。


この自分磨きを必死になってやること、イコール彼氏をつくるポイント、みたいに言われていますが、恋の実態って、じつはそうじゃなかったりします。

努力したら負け

最近の本には、「努力したら負け」とか「努力すればするほどダメになっていく」というような、一見して奇抜なことが書かれていることがあります。
脳科学者が、脳を研究した結果、こう言っているのだから驚きです。


つまりこの場合の努力とは、今やとてもじゃないけど流行らない「辛抱をしつつ、歯を食いしばって、必死の思いでなにかを成し遂げること」というようなニュアンス。


これが「必要ない」と説く識者がいる、ということです。


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賢者は「やっていて楽しいか、楽しくないか」で判断する、といいます。
つまりたとえば、毎晩2時間の半身浴をすれば美容にいいとか、なんとかと言われているそうですが、半身浴が嫌いな人は、それを苦痛に満ち満ちてやっても、あなたが思うほど自分が磨かれない、ということです。


長風呂が苦手でイヤであれば、ちゃちゃっとシャワーを浴びて、たとえばパッと寝てしまう。


で、翌朝はやく起きて、ヨガなどで朝活を楽しむ、で、ヨガのあとに自分へのご褒美でスムージーを飲むとか、半身浴に変わる、なんらか自分がやっていて楽しいと思えることをすることで、脳もカラダも心も、自然と磨かれるんだそうです。

いい恋って、楽しい恋ってことです





仕事でも恋愛でも同じことが言われています。たとえば仕事。



フリーランスの人はまず、依頼がきた仕事を受けるか受けないか、から自分で判断する必要があります。


「この仕事、あまりやりたくないけど、ギャラがいいからやろうかな」と思って引き受ける、フリーランスの人は大勢います。「この仕事を断ったら、来月もまた経済的に苦しいけど、やっていて楽しいと思える仕事しかしたくないから、断る」こういう人は、まだまだ少ないのが実情です。


ここでいう「楽しい」とは、たとえばその仕事を通して、なんらかの学びがある、ということ。
あるいはそもそも興味のある分野の仕事だということ、あるいはこの人と一緒に仕事をしたいというこころもち。


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楽しいって「楽をする」とか「ズルをして手を抜く」ということではないですよね。


そうではなくて、自分のためを超えた他人(ひと)のため、恋愛でいえば自分が恋していて楽しいのは当たり前でありそれ以上に、彼の幸せを願うことができるとか、彼の成功を祈ることができるとか、そういう「自他ともに、人としてまっすぐに生きるために必要なこころもちのすべて」が満たされること。


こういうことを、ごく簡単に言うと以下のように言えるでしょう。
やっていて楽しいことが、あなたを、理想の恋に(理想に自分に)導いてくれます。


いい恋って、楽しい恋ってことです。(ひとみしょう/文筆家)


(ハウコレ編集部)


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