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一番出汁が香る、春の和風テーブル

  • 2015.4.21
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週末の本棚にようこそ。

新生活・新社会人の生活にも慣れ始めて、家で過ごす余裕もできた頃ですね。

「ちょっと家で料理をしてみようかなぁ」「一人だけど和食とかも作りたいなぁ」とそんな気分にぴったりの『ホリーガーデン』という江國香織さんの本をご紹介します。

 

登場人物、果歩はいつも行き当たりばったりに生きていて、好きではない男の人と適当に付き合ったりする女性。

「私、エプロンをつける女って大嫌い。裸で町を歩けっていわれたら喜んでやってみせるけど、エプロンをして歩けっていわれたら、恥ずかしくてきっと舌をかんじゃうわ。」という発言をしながらも、果歩の食卓には毎日しっかり美味しそうな和食がならびます。

 

一人きりで食事をするのが苦手なので、いつも誰か1人、女友だちを招いて一緒に食事をとります。

お吸い物を筆頭に、肉じゃが、出し巻き卵、豆ご飯どれも果歩が用意してくれそうなものを私も作ってみました。

振舞うというほど大げさではなく、ただ自分が一人で食べるのが苦手だから食べに来てくれるだけありがたいという果歩のスタイルは押し付けがましくなく、とても気軽です。

そんな果歩が過去の恋人を想いながら言うセリフ。

誰かと二人でいても同じ記憶を共有することはできないけれど、

時間を共有することはできると思います。

 

みなさんは誰と、食事の時間を共有したいですか?

恋人、兄弟、お友達、家族。

この機会に、ずっと会おうと思っていて会えていないあの人に声をかけてみて、

一番出汁が香る食卓で時間を共有してみてはいかがですか?

きっと未来に楽しい記憶として残すことができそう...!

 

 

そんな果歩にならって「一番出汁」の練習をしてみましょう!

市販でも簡単に美味しい出汁が取れる製品は売っているけど、

「一番出汁」はカツオ節と昆布だけ使って、素材の味を楽しむ贅沢な出汁のこと。

肉じゃが、出し巻き卵、豆ご飯、全て同じ「一番出汁」を使っていただきます。

手間をかけて作りたい、キホンの練習に「一番出汁」づくりはいかがでしょう。

一番出汁さえ覚えておけば、どんなお料理にも使えてレパートリーも増えますね!

 

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