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会えない日々が続き…「コロナ破局」体験者が明かす本音

  • 2020.5.18
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新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、先行きの見えない不安や外に出れないストレスで、「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」など、人々のメンタルヘルスへの懸念が広がっています。そんな中、外出自粛により一緒に過ごす時間が多すぎたり少すぎるという理由で、「コロナ破局」を迎えてしまうカップルたちも…。

本記事はでは、日本よりも早くから厳しい外出禁止が始まっていたイギリスで「コロナ破局」に至った経験者たちが現在の心境をコスモポリタン イギリス版からお届け。最後には、プロのセラピストからの「破局を乗り越えるためのアドバイス」も紹介するのでチェックしてみて!

体調を心配してくれない彼に疑問…

「ジョシュ(仮名)と私は3カ月間デートしていたんだけど、まだ正式に恋人ではありませんでした。でも、出会ってから展開がとても早かったの。彼は、2回目のデートの後には私のを親に紹介したいとも言ってたし、3回目のデートの後には、マッチングアプリをスマホから削除して新しい人に会わないと宣言していたほど。お互いの友達とも紹介済みだったし、真剣交際に向けてすべてが順調に進んでいたはずだった。

イギリスで外出禁止となる1週間前、私は体調が悪かったから実家に帰ることにしたの。もしかしたら数カ月会えなくなるかもしれないということを、ジョシュはあまり気にしていない様子で、すこし様子がおかしいなと思ったわ。その後、私は重度の食あたりと診断されて入院することに。でもジョシュは心配している様子はなく、私が入院している約1週間に『早く治ればいいね』以外に連絡を一つもくれなかったの。

私が退院した次の日、『僕たち友達でいた方がいいと思う。忙しくて今彼女を作る余裕がないんだ』とジョシュからメッセージが…。“外出禁止中に忙しいわけがない”と呆れてしまい、言い合いをする気にもなれず連絡先をブロックしたわ。

この外出禁止があったから、少し落ち着きを取り戻すことができたと思う。少なくとも、ジョシュが今誰ともデートできない状況だとわかっているのが、ちょっとした慰めにもなるし…。彼がマッチングアプリをまた使いだしたと考えるとやりきれないけど、私も前を剥こうとアプリを使って新しい人と連絡を取り始めました。この事態が収束して外に出れるようにあったら、5人の人とデートに行く予定です」--タラ(24歳)

自分自身と向き合えた

「6カ月にわたって真剣交際をしていた彼にフラれたのは、外出禁止になる1カ月ほど前のことでした。それからの私は、惨めで最悪な気分のなかで家に籠ってテレビを見続けたり、朝の4時までゲームをしたりしていました。

外出禁止が始まってからも、気分の落ち込みは相変わらず。同居人の恋人が一緒に住むことになったり、別の同居人にも新しく恋人ができた様子を目の当たりにして、なんだか一人取り残されたような心の痛みを感じていました。

ところが、自分と徹底的に向き合い、そんな状態をやっと乗り越えることができたとき、外出禁止期間が苦にならなくなったんです。彼の安否を心配する必要もなくなったし…と、気が楽になりました。まだ完全に乗り越えられたとは言えませんが、この機会を使って自分の心と向き合うことを覚えたと思います」--カラ(28歳)

浮気をした恋人と会わなくて済む!

「外出禁止になる3週間ほど前、同僚でもある恋人が、4カ月以上浮気をしていたことを知りました。

私は4カ月ほど仕事でアジアに出向していて、イギリスに帰ってきたとき、彼女は『おかえり』と書かれた大きなバナーを抱えて、空港に迎えにきてくれました。その2日後、私たちの結婚式をどこで行うかを話し合うため私の家族とランチに出かけたんです。その際、彼女がメッセージのやりとりに夢中になっていたので、誰と連絡をとっていたのかランチの後に聞いてみたんです。彼女の反応がおかしかったので問いただしてみると、彼女は4カ月間浮気をしていて、私との関係を終わりにしたいと告白してきたんです。

最悪な状況でしたね。その後仕事先で彼女と会ったんですが、私たちの関係を知る同僚には浮気や破局を隠し続けていました。その直後にタイミングよく外出禁止令が出て在宅勤務になり、仕事先で彼女と出くわす心配がなくなって一安心!」--アイシャ(28歳)

外出禁止期間がセラピーに

「外出禁止になる数週間ほど前に、4年付き合った恋人と別れました。私たちには、3年間にわたって遠距離恋愛をして、その後はお互いのすぐ近くに引っ越したという経緯がありました。でも、いざ毎日会える距離に住んでみると、遠距離恋愛をしていた3年間のすれ違いが大きすぎて、すでにそれぞれ違う道を歩み始めていたのだと気づいたんです。だから別れることを決意しました。円満な別れだったけど、ひどく落胆しました。

最初の1~2週間は大変でしたが、幸いにも飲食店が休業する前に友達がガールズナイトに連れ出してくれました。その日はたくさんお酒を飲んで泣き出してしまって、結局早めに帰宅することになりました…。そんなときに、外出禁止令が出されたんです。

ひどく落ち込んだ状態から脱しようと考えられるようになったのは、それから少し経ってから。昔に一緒に撮った写真や彼からのメッセージを見返していて、ふと鏡を見ると、目がパンパンに腫れたひどい姿の自分と目が合ったんです。それを見て、“こんな姿は本来の自分じゃない。自分を取り戻さなきゃ”と考えるようになったんです。

それから、外出禁止期間を自分のために使うようになりました。違うカップルたちの様子を見ると彼を思い出してしまうので、スマホからSNSを削除して、一人で下着姿で踊ったりしてストレスを発散するように。

この期間に自分と向き合うことができて、外出禁止がセラピストがいないセラピーのように感じるようになりました。恋人との間に何がうまくいかなかったかの根本原因を考えるようになり、自分や周りの愛し方を深く考える期間となりました」--サラ(23歳)

「破局」を乗り越えるには

恋人との別れを乗り越えるには、破局をした事実に折り合いをつける必要があると、恋愛関係セラピストのケイト・モイルさんはアドバイス。

どんな理由で破局に至ったとしても、その状況を“受け入れる”ことが克服するための一番の鍵です。そのために、“これを見直せば別れなくても、違う結果があったかも”と省みて悲しむことも大切なのです」とのこと。

「恋人と別れると、私たちはその原因を自分自身に向けるか、相手に向ける傾向があります。しかし、前に進むために一番重要なのは、破局に至った交際関係の良かった部分を見極めて、そして次の交際ではどんなことを克服したいのかを考えることです。自分自身がその関係から何を学んで、どこを直すべきかに目を向けてみてください」

※この翻訳が抄訳です。

Translation: ARI

COSMOPOLITAN UK

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