ステイホーム通信 from PARIS ー 美しいもので癒される【夢見るパリ】

 

パリが外出禁止になってから、週に一回の楽しみがあります。

それは日本人の花生産者の方から届くお花！花材だけ頼めて玄関先まで配達してくれるのです。

 

 

外出禁止になるまでは毎週マルシェでお花を買っていたのですが、マルシェがなくなりお花屋さんも閉まってしまい、お花を買う手段がなくなってしまっていたのです。

そんな中、月１回ブーケレッスンをお願いしているお花の先生からこの配達があることを聞いて、早速注文の連絡をしました。

 

 

届けていただいた花材は枝や葉やお花がそれぞれ数種類豊富に揃えられていて、普段マルシェにはないものばかり。

ブーケを作る良い練習になります。

 

 

ブーケにしたら片手で掴めないくらいの大きさになりました。お花の色彩が華やかで見ているだけで気分が上がります。

 

フランスでは、5月1日に幸運を願ってスズランを送る大好きな風習があります。

この日は香りの良い可愛らしいスズランのブーケが届きました。外出禁止の状況でスズランを受け取れたことが嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

届いたブーケを見ながら家の中の２つのドアにも油絵でお花のデコレーションしてみました。

 

 

部屋があっという間に変わり、良い模様替えになりました。

 

 

 

 

text：竹内 仁海

パリ在住8年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。

Instagram：@melodiesgraphiques