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テスラ社イーロン・マスクと恋人のグライムスが子供の名前「X Æ A-12」の発音をめぐり対立

  • 2020.5.11
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テスラ社CEOのイーロン・マスクと恋人でアーティストのグライムスが2人の子供につけた名前「X Æ A-12」の発音をめぐって異なる意見を示している。(フロントロウ編集部)

難解な名前で話題になったX Æ A-12くん

電気自動車事業のテスラ、オンライン決済サービスのPayPal、太陽光エネルギー事業のソーラーシティなど多くの企業を成功に導き、「世界一の起業家のひとり」に数えられるイーロン・マスクとカナダ出身のアーティストであるグライムスは先日、男の子が誕生したことをSNSで報告。男の子に「X Æ A-12 Musk」という名前をつけたことを明かして、世間をざわつかせた。

X Æ A-12という名前の意味を“解読”しようと、多くの憶測が飛び交っていたなか、グライムスはTwitterで名前の由来を説明

グライムスによれば、「X」は方程式などでも使われる変数のこと。そして「Æ」は「AI」を“エルフ風”に綴ったものだそうで、人工知能を意味する「AI(エーアイ)」と、日本語や中国語でLOVEを意味する「AI(アイ)」のダブルミーニングがあるという。「A-12」は1960年代にCIA向けに製造された偵察機A-12で、「アークエンジェル(Archangel)」という別名を持つことでも知られている。グライムスは「アークエンジェル」について、「お気に入りの曲」の名前だとも説明した。

果たしてその発音は?

名前に込められた意味こそ判明したものの、「X Æ A-12」の発音については明らかにされておらず、グライムスやマスク氏からの発表が待たれていた。

そんななか、グライムスは出産報道後に初めて投稿したインスタグラムのポストで名前の発音に言及。ファンからの質問に答える形で発音について「エックスはそのまま。文字のXみたいに」とした上で、“Æ”については「エーアイ。Aの後にIを言う、みたいな」と説明した。

また、グライムスは同じ投稿のなかで「アークエンジェル」について、イギリス出身のプロデューサーであるブリアルの楽曲「アークエンジェル」のことだとも明らかにしている。

しかし、マスク氏は「X Æ A-12」の発音についてグライムスとは違う考えを持っているよう。ポッドキャスト『Joe Rogan Experience』に出演した彼は発音について次のように説明した。

「エックスはそのまま、文字のX。Æは『アッシュ』って発音するんだ。それから、エートゥエルブ。A-12は僕がつけたんだ」

どうやら、マスク氏とグライムスの間で“Æ”の発音の認識が異なっている模様。「アッシュ」か「エーアイ」か、どちらの発音が2人の間で正式な発音になるかは定かでないけれど、2人が暮らすカリフォルニア州では「数字や記号」のついた名前が法的に認められておらず、このままでは出生届が受理されない可能性も報じられている。

画像: 果たしてその発音は?

ちなみにマスク氏は、2人の前妻との間に6人の息子をもうけていて、X Æ A-12くんは、7人目の息子。前妻との子供たちの名前は、ダミアンくん、グリフィンくん、グザヴィエくん、サクソンくん、カイくん。マスク氏と1人目の妻との間に2000年に誕生した男児はネバダくんと名づけられたがSIDS(乳幼児突然死症候群)により生後間もなく亡くなっている。

現在48歳のマスク氏はポッドキャスト『Joe Rogan Experience』の中で、グライムスとの間に子供が誕生したことについて「実を言うと、年齢を重ねてから子供を持ったほうがいいんじゃないかと思っている」とした上で、「そのほうがありがたみも大きいんだ。赤ちゃんは最高だよ」とX Æ A-12くんが生まれた喜びを語った。(フロントロウ編集部)

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