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生理痛など女性特有の悩みにアプローチ。「月桃」の魅力

  • 2015.4.20
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最近、注目が高まっている精油、「月桃(げっとう)」をご存知ですか? あまり一般的には名前が知られていないこの「月桃」は、どのような植物の精油なのでしょうか?

月桃はその名の通り、月の満ち欠けと同じ「排出」と「再生」の能力があるといわれています。主な産地は沖縄~亜熱帯地方で、種、茎、葉、花に芳香成分がある多年生の植物です。産地沖縄では昔から薬草として葉っぱはハーブティーに、そして種は焙煎して胃腸薬として民間で使用されてきました。100kgの葉っぱからわずか100gしか取ることのできないため、とても貴重で高価な精油です。

■「月桃」に期待できるお肌への効果とは?

1.月桃はショウガ科の植物で、ショウガ特有の血液循環を促進し、体を温める力や代謝アップの効能があり、お肌の老廃物の排出も促します。

2.月桃は保湿、保護、収れん作用(引き締め効果)があり、お肌を内側から輝かせる力「再生」能力が優れています。

3.月桃には多種類の抗酸化物質であるポリフェノールが含まれており、その量はワインの30倍ともいわれています。

4.月桃に含まれる成分「ハイドロカワイン」は月桃特有の成分で皮膚のコラーゲン再生促進をはじめ、コラーゲン分解抑制、線維芽細胞の増殖作用まであることがわかっています。

そのほかにも、月桃の葉は抗菌、殺菌作用があり、毎年旧暦12月に行われる沖縄の行事、「カーサームーチ」ではお餅を月桃の葉で巻いて食べる風習があります。抗菌作用のある月桃の葉で巻いたお餅は何ヵ月もカビが生えないそうですよ。

また、月桃は生理痛や更年期障害などの緩和にも有効で、女性ホルモンを整える効果もあり、スキンケア以外にも、女性には嬉しい作用がいっぱい。

■月桃を使った美容液の作り方と使用法

ホホバオイルまたはアルガンオイルなどの植物油10mlに対し、月桃の精油を2滴加えていきます(1%濃度)。これで美容液は完成です。

次に使用方法ですが、洗顔後の綺麗な肌に美直接薄く伸ばすように前述の美容液をつけた後、化粧水で水分を補います。化粧水が精油をお肌の内部へと導くブースター代わりになるのです。

続いて、手のひらでお肌を包み込むようにして、さらに美容液をお肌へ浸透させます。お風呂に入った後など、毛穴が開いている時に行うと効果的です。

月桃のほかにもネロリやカモミールローマンなどの保湿を高める精油を1~2滴プラスするのもオススメ。

たくさんの良い効果が期待できる月桃を使った美容液、普段のスキンケアにプラスするつもりで、ぜひお試しくださいね。

(Haruko Komiya Wu)

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