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入学祝いは銀行へ! 教育費を「定期預金」に預けるメリットと金利の比較

  • 2015.4.20
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【ママからのご相談】

はじめまして。子どもの小学校受験を控えており、何かとお金がかかるため義理の父から受験費用の足しにと少しまとまったお金をもらいました。 正直あまりお金のことがわからず、何となく安全そうな銀行の定期預金に預けてみようかと思っていますがどうでしょうか?

●A. 教育資金は冒険せずに“定期預金”へ。

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。

小学校のお受験は塾代から入学費用など相当な出費が必要となってくるため、少しでも援助があるのは大変ありがたいですよね。今回のような教育資金としてのお金は使用目的や時期がはっきりしているため、元本割れがなく、安全性を優先させた上で“定期預金”は良いご判断であると思います。

ただ、その定期預金、実は銀行によって結構な金利の差があるため、特徴をおさらいした上で、比較してみたいと思います。

●“定期預金”ってなに?

“定期預金って実はよくわかっていない”という方のために特徴についてお話ししたいと思います。

【定期預金の特徴5つ】

・普通預金より金利が高い

・元本保証がある

・1か月、2か月、半年、1年、2年……といったように期間が決まっている

・預け入れたときの金利が満期日まで適用される

・預金保険の対象である

今回のご相談者のように、使う目的や時期が分かっているようでしたら、元本保証のある定期預金はおススメです。

ただ、以下についてもよく理解をしてくださいね。

・途中で解約をすると当初の金利より低い金利が適用される

・最初の金利が満期まで適用されるため、世の中が金利上昇局面になりもっと良い金利の商品が出たとしても、そこに乗れない可能性がある

定期預金は期間の長いものほど金利は高くなりますが、もし今が金利上昇局面と思った場合は、ひとまず短いものに入り、満期が来た後にもっと良い金利のものに入るなどをするとメリットが受けられる可能性があります。

●金利はネット銀行が優勢!

昨今の低金利時代。「定期預金なんてどこに預けても似たり寄ったりでしょ?」と思っていませんか? いえいえ、銀行によって結構な差があるものですよ。

では、100万円を半年間預けた場合の金利を比較してみましょう。

・A大手都市銀行……0.025%

・Bネット銀行……0.20%

・Cネット銀行……0.10.%

※2015年3月筆者調べ

※実際の金利はここから税金20.315%が引かれて適用されます

上の比較を見てお分かりになるように、Bネット銀行が優勢と言えますよね。

ネット銀行は店舗を持たずインターネットのみで運営しているため、店舗のある銀行に比べて家費や人件費などの経費がかからない分、金利に還元できるという特徴があります。

でも同じネット銀行なのにBとC銀行の金利の差が結構あることにお気付きでしょうか。その理由はキャンペーンにあります。実は、ネット銀行は定期的にキャンペーンを行うところが多く、その期間を逃さなければより良い金利で預けることができます。

今回のB銀行は金利上乗せキャンペーンを実施していたため、C銀行より良い金利が適用されていました。キャンペーン内容はネット銀行ごとのWebサイトで確認できますので、ぜひ探してみてください。

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同じ“定期預金”でも銀行によって結構違いがあることをぜひ理解してください。

現在低金利時代であるのは事実ですが、何もせずに普通預金で預けるよりかは、少しでも多く利息がつく“定期預金”を考えてみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・万が一金融機関が破綻した時 | 預金保険機構

●ライター/小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)

モットーは「人生、いつでも始めどき」。いくつになっても、チャレンジすること、ワクワクすることを続けていきたいママライター。約16年損害保険会社勤めをしながら、育児の合間にファイナンシャルプランナー資格を取得。医療事務、損害保険、証券外務員資格なども保有。現在はファイナンシャルプランナーとして、ライター・講座・相談業務等で活動中。趣味はバレエ・ヨガ、自然派志向の食生活を愛し、気軽に取り入れることができる「健康・美容・食事法」を実践。女性向け講座などでも披露する。

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