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長引く休校で自宅学習はどうする!?時間割を作って生活リズムを整えよう

  • 2020.5.7
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学校の一斉休校が3月に始まり、その期間は延長が続いています。早くも5月末までの休校を決めている自治体もあるほどです。長期間の休校で心配なのは、やはりその間の学習ですね。

長期にわたる休校を支援する為のオンラインサービスや通信教育サービスが急増しています。長期化する自宅学習を有意義に行う為のヒントや、それをサポートするサービスなどを見ていきましょう

休校期間中の家庭学習は成績に反映していく

文部科学省(以下文科省)は、休校中の家庭学習について基本的な考え方を示しています。文科省が示した家庭学習の流れは以下の通りです。

(1) 指導計画を踏まえた課題

・教科書や学校作成のプリント

・NHKやEテレなどのテレビ放送

・文科省や民間のオンライン教材

・教員のオンライン指導 など

(2) 教員が学習・健康状態を把握

・電話や家庭訪問での確認、登校日設定

・リポート作成やノートの記録

・登校時の小テスト など

(3) 学校再開後の対応

・家庭学習の成果を評価に反映

・補充授業

・理解不十分な子への個別補習 など

家庭学習の教材として、教科書や学校が用意したプリントに限らず、オンライン授業やテレビ番組の視聴も組み合わせて活用するように促しています。また、休校中の勉強意欲につなげる為に、こういった家庭学習の成果をリポートや小テストなどで確認し、成績評価に反映してもよいということを容認しています。

つまり休校中に勉強が進まない場合、成績に加味される可能性があるということです。

家庭学習を規則正しく行う為のカギは「時間割」

自宅待機をしている間は、学習が進まずに何となくダラダラ時間が過ぎてしまいがちですね。長期の家庭学習でポイントとなるのは、規則正しい生活を送りながらの学習です。生活リズムを作る為に有効なのは「時間割」を作ることです。例えばある家庭で作っている時間割をご紹介します。

本来1コマ40分の授業ですが集中力が保てるように1コマ30分とし、1日で4コマの時間割を作っています。各教科の内容は教科書の音読や学校の課題が中心となります。間に20分の休憩を挟み午前で終了、午後は運動やゲームをする自由時間にしているそうです。

時間割があればダラダラ過ごすことを避けられる為、各社でも時間割に関連した教材などを無料提供しています。例えばベネッセコーポレーションでは、本来チャレンジタッチ利用者に向けての小中学生向けのオンライン教室、「きょうの時間割」を無料配信しています。始業時にはチャイム音と共に朝の会が始まり、国語や算数などの1コマ30分授業が3つ続きます。

学研ホールディングスでは、小学生を対象とした「あなたのじかんわりひょう」を無料提供しています。主な時間割は国語、算数、英語、体育、音楽、自由研究などで、始業時間や授業時間は学校を意識し1コマ45分となっています。各学年の標準的日課・時間割を見ることが出来るので、家庭学習を行う際の参考にもなります。

時間割があることでその通りに学習を進めることが出来ますし、子どもが自分で時間割を作れば積極的に取り組むようになります。是非親子で時間割を作成してみましょう。

自宅学習をサポートしてくれるオンライン教材

オンラインでの授業や学習コンテンツはさまざまありますが、どんなものを使用したら良いのか分からないという方も多いと思います。各社が提供している教材などについてご紹介します。

・Z会 小学生のための学びサポート

Z会では、通信教育の一部教材を無料で公開しています。国語・算数の問題と答えをPDFファイルでダウンロード出来ます。自習用ドリル教材も追加されましたので、活用してみましょう。

・ベネッセ 進研ゼミ総復習ドリル

3学期の学習総まとめが出来る「春の総復習ドリル」が公開されています。こちらも国語と算数の問題・答えがPDFファイルでダウンロード出来ます。

・富士通ラーニングメディア F@IT Kids Club

小学校1~4年生を対象としたScratch(スクラッチ)と、小学校5年~中学性を対象としたPython(パイソン)の学びコンテンツを動画などで用意しています。

・ことがわら学園 書写のオンライン授業

「きれいな文字の書き方」を基本から学ぶことが出来るカリキュラムで、Youtubeのストリーミング動画を見ながら楽しく学べます。

・アーテック そろばん速習ソフト

陰山英男氏監修の算数トレーニング「すうトレ」や、パソコンでそろばん学習が出来るオンライン学習コンテンツを期間限定・無料で利用出来ます。「かたちあわせパズル」「つみきパズル」などのパズルコンテンツも利用可能です。

他にも、アプリが音声で読み札を読み上げるかるたや、ペーパークラフト・塗り絵、すごろくやさいころを自作できるサイトなど、とにかく様々なオンライン教材が提供されています。夢中になれば、家での時間もあっという間に過ぎそうですね。英語の学習が出来るサイトも数多くありました。これを機会に色々挑戦してみましょう。

学習の基本は教科書を読むこと

「時間割は作ったけど、1コマの時間がもたない」という方も多いと思います。プリントやドリルに取り組む以外に、どんな勉強をすればよいでしょうか。

おすすめは「教科書を読む」ということです。授業全般で、国語を除いた教科ではあまり教科書を読むということがありません。しかしどんな教科であっても、教科書の内容を網羅すれば必要な学習内容が身につくように練って作られています。教科書を音読することはもちろん、理解が難しかった部分・大切だと思った部分などは書き写すことも効果的です。

教科書を効果的に利用するという点では、NHKEテレサイトの「おうちで学ぼう」もオススメです。各学年の教科書に対応した内容の動画を、無料で見ることが出来ます。大切なのは動画を見て終わりにしないこと。動画を見た後内容をノートに書いたり、教科書の同じ個所を読んで確かめる・練習問題を解くなどしたりして理解を深めましょう。

休校期間中の勉強としては毎月契約している通信講座とドリルが数種類あれば大丈夫だと思っていましたが、ドリルが終わってしまうとやることがなくなってしまったり、途中で気が散ってマンガを読んだりということが増えていました。教科書を読むことも始めましたが、好きな科目の好きなところだけを読んで終わってしまう為効果があるのかと疑問を感じていたところです。

時間割を決めて色々な教科を取り入れ、取り組む時間も決めることで、その時間だけは集中して学べるようになるのではないかという気がしています。学んだことをノートにまとめるようにすれば、自粛期間が終了した後もノートを取る習慣が身についているはずです。自粛期間は長期化する見込みとなっています。少しでも有意義に過ごすことが出来る様に、各家庭での工夫が必要となってきますね。

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