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狭くても、居心地よく。大好きなキッチンが中心の、あたたかな暮らし

  • 2020.5.2

DIYの家具でセンス良く整える6.5畳のリビング・ダイニング

高校生の娘さん2人と3LDKマンションで3人暮らしのto_mo__sepさん。 このお部屋に暮らし始めてから8年目。小さなマンションでの暮らしでも、工夫できるところは工夫し、シンプルで整った素敵なインテリアをつくっていらっしゃいます。

リビング・ダイニングは6.5畳。ローテーブルやテレビ台は、足場板を使ってDIYしたもの。圧迫感が出ないように家具は低めに。「ぴったりサイズ」で自作することで、空間を無駄なく利用していらっしゃいます。

ソファに座ると、ベランダのグリーンが目に入ってきます。

下にはすのこを敷き、木の板を立てて、柔らかな雰囲気のある素敵なガーデンになっていますね。

to_mo__sepさんが自室として使われているリビング隣の6畳の和室は、ラティスを使ったパーテーションを立てて仕切り直し、手前側の一部をリビングにつなげて使われています。パソコンを置いて、ちょっとした仕事のできるスペースに。

「狭くても、居心地よく」が、インテリアのテーマ。 大きなお庭がなくても、ベランダを使ってガーデニングを楽しんだり。おうちにいるとき、家族みんなが居心地よく過ごせること、美味しくご飯が食べられることを考えて、好きなものを飾っても、ごちゃごちゃしすぎないよう心配りしていらっしゃいます。

キッチン手前、3人でご飯を食べるダイニングテーブルも手作り。お気に入りのチェアはグザビエ・ポシャール「Aチェア」のリプロダクト品。あえて色を揃えなかったということですが、それぞれの色がアクセントになっていて素敵ですね。

キッチンカウンターの上にも足場板を敷き、雰囲気を合わせていらっしゃいます。

お気に入りの場所になったキッチン

to_mo__sepさんが特に気に入っていらっしゃる場所はキッチン。 前に住んでいらしたお部屋よりも狭くて使いづらかったキッチンを、工夫して使いやすく整えてきました。

収納はシンク下や吊り戸棚のみだった小さなキッチン。

料理の道具や、好きな器を置けて、作業スペースにもなる収納棚をつくりました。下はニトリのスチールラックがベース。上は自分でサイズを決めてつくった棚。

「仕事から帰ってきてからや、朝のお弁当づくりではバタバタすることが多く、作業効率を重視してます。料理をしながら、パッと振り返れば調味料がとれる、器もとれるように。作家さんの個展や骨董市で手に入れたお気に入りの器は棚の上に置いて、テンションをあげています」

調味料は袋で購入し、セリアで購入した容れ物に入れ替えて使っています。

ニトリのスチールラックの下はこんな風に整理整頓。「パッと手に取れる」ように工夫して収められているのがわかりますね。

コーヒーのフィルターなどが吊るされているのは、流木。「吊るして収納」することで濡れにくく、掃除もしやすくなります。

ほしい暮らしは、つくれる

住み始めた当初は、壁の色や洗面台の色がなんとも微妙だったり、気になるところもあったというお部屋。「自分で暮らしやすいように変えよう」と、現状回復できる範囲でカスタマイズしていらっしゃいます。

こちらの洗面台。元々は、よくある照明や収納のついたユニット化粧台が上部についていたそうですが、思いきって取り外してみたのだそう。洗面台って、上だけでも外せるんですね……!好きなシートを貼り、鏡や小さな棚、照明を取り付けて、かなりおしゃれな雰囲気に変身しています。

玄関も、タイル風のクッションフロアを敷きました。靴を収納している棚は、足場板とホームセンターで手に入るパイプを使って簡単にDIY。

自室として使われている元和室。ウッドカーペットを敷き、壁紙を貼って、雰囲気はガラリと変わりました。左側、窓がつけられているのは元は襖があった場所とのこと。無印良品のハンガーラックと、書棚をドレッサーがわりに。

小さな賃貸のお部屋でも、ひとつひとつ、こだわって工夫を重ねることで、こんな風に「自分らしい暮らし」は手に入るんですね。できるところから真似して、自分も暮らしを整えてみたいと思う、素敵なお部屋でした。

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