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八十八夜って? いつ、何をする日?

  • 2020.5.1
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立春から数えて88日目を「八十八夜」といい、2020年は5月1日(金)です。この頃は春と夏の変わり目で、気候が暖かく穏やかに。稲の種まき準備や茶摘みのシーズンになります。「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと病気にならない」という言い伝えも。新茶は二番茶に比べて栄養も優れ、おいしさも格別です。新茶のおいしい淹れ方もご紹介します。

毎年5月2日頃は「八十八夜」。八十八夜の由来や楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

八十八夜とは?

八十八夜(はちじゅうはちや)とは季節の移りかわりの目安となる雑節(ざっせつ)のひとつで、この頃から霜がおりなくなるので、稲の種まきや茶摘みの目安とされてきました。その名の通り立春から数えて88日目で、毎年5月2日頃になります。

2020年の八十八夜は5月1日(金)。以下のように、毎年日付が異なります。

※正式に日付が確定するのは前年です。

2021年5月1日(土)

2022年5月2日(月)
2023年5月2日(火)
2024年5月1日(水)
2025年5月1日(木)

八十八夜の頃の霜を「八十八夜の別れ霜」と呼び、これ以降に霜は降りなくなって、気候が暖かく穏やかになると言われています。

「夏も近づく八十八夜……」という文部省唱歌『茶摘み』の歌詞の通り、八十八夜は新茶の芽を摘む時期。稲の種まきなど農作業の準備を始める目安にもなっています。

また、「八十八」を組み合わせると「米」という字になることや、「八十八」は末広がりで縁起がよいため、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされていいるそうです。

新茶を楽しもう

八十八夜の頃はまさに新茶の季節。この時期のみずみずしい新芽を摘んで作られたお茶のことを新茶(一番茶)と言います。一番茶から約50日後に摘んだものは二番茶、地域によっては三番茶や秋冬番茶を摘むところもあります。

八十八夜に摘まれた新茶を飲むと病気にならない、長生きするなど、縁起のよい言い伝えも。実際、新茶は二番茶に比べてカフェインやカテキンが少なく、テアニンという旨味成分が豊富に含まれていて、リラックス効果が期待できると言われています。旨味と渋み、苦味のバランスが優れているのも新茶。栄養もおいしさも優秀な新茶を、旬の時期に味わいたいですね。

新茶のおいしい淹れ方

新茶をおいしく淹れるコツは4つ。以下の手順で丁寧に淹れて、きれいに澄んだ緑の色と、若葉のさわやかな香りや甘みを存分に味わってください。

1.茶葉を急須に入れる

茶葉の量は1人分3〜4g(茶匙なら1杯、ティースプーンなら軽く2杯程度)。他の煎茶よりも心持ち多めに入れたほうが、深い味わいが楽しめます。

2.70〜80℃の湯を注ぐ

一度沸騰させたお湯を70〜80℃に冷ますのがコツ。お湯を湯呑みに一旦注げば、自然に冷めて湯呑みも温められるので一石二鳥です。

3.蓋をして1分ほど待つ

急須に湯を注いだら、蓋をして1分ほど蒸らして。蒸らしすぎると苦味が出てしまうので注意してください。

4.最後の一滴までしっかり注ぐ

濃さが均一になるよう、各茶椀に少量ずつ注いでいきます。最後の一滴までしっかり注ぐと、2煎、3煎目までおいしくいただけます。

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