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自宅の冷蔵庫で作れる! 透明で溶けにくい氷の作り方&活用法!

  • 2020.4.30
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特徴やコツをつかめば、溶けにくい氷は簡単に作ることができます。溶けにくい氷の特徴や、作るコツ、溶けにくい氷を作れる製氷機などまとめましたので、みていきましょう。

■溶けにくい氷の特徴




まず溶けにくい氷の特徴とは何でしょうか? 下記にまとめましたので、1つずつみていきましょう。

色が透明




溶けにくい氷は、色が透明です。一方でほとんどの家庭で作られる氷は、色が少し白くにごっているのではないでしょうか。この白くにごる原因は水の中に空気とミネラルなどの不純物が混ざったものだといわれています。溶けにくい氷の色が透明なのは、これらの空気や不純物などが入っていないからだといわれています。

不純物が入っていない




不純物が入っていないのも、溶けにくい氷の特徴です。先ほどもお伝えした通り、家庭で作られている氷はカルキなどの不純物が入っており、白くにごるだけではなく、不純物が入っていない氷に比べて溶けやすいのです。
その理由は不純物同士が合わさることで、氷の結合を妨げてしまうから。溶けにくい氷には不純物自体が含まれていないので、溶けにくくなっているのです。

空気が入っていない




溶けにくい氷の中には、空気が入っていません。そのため白くにごることもなく、色も透明なのです。空気が入っていると、氷が白くにごり、氷に熱が伝わりやすくなるため、結果的に溶けやすくなります。

■家庭用冷蔵庫でOK! 溶けにくい氷の作り方!




溶けにくい氷は色が透明で不純物や空気が入っていないのが特徴とお話しました。その点に気をつければ家庭でもできそうです。それでは家庭用冷蔵庫でもできる溶けにくい氷の作り方についてご紹介します。

沸騰させてカルキと空気を抜く




まずは水を一度沸騰させます。これは水に含まれるカルキや空気を取り除くためです。カルキや空気があると溶けにくい氷はできないので、必ずこの作業は行うようにしましょう。
またミネラルウォーターの場合は、沸騰するとミネラル分が凝縮して逆効果になるので、ミネラルウォーターを使うのであれば沸騰させなくてもいいでしょう。

製氷機にタオルを巻く




沸騰させた水を製氷機に入れ、タオルなどを巻きます。これは水をゆっくりと凍らすためです。ゆっくりと凍らすことで、水に残った空気や不純物を取り除けるだけでなく、氷の結晶を大きく作ることができます。
氷の結晶が大きくなると、溶けにくい氷が出来上がります。

半分くらいまで凍ったら水を捨てる




水が半分くらいまで凍ったら、まだ凍りきれていない水を捨てます。不純物の残った水は不純物を取り除いた水よりもゆっくりと凍るため、この水を捨てることで、不純物が少ない氷、溶けにくい氷を作ることができます。

ここで新しい水を加えてもいいです。新しい水を加えると、どっちみち不純物が残るのではないかと気になるかもしれませんが、そこまで気にする必要はありません。

丸型の製氷機を使う




温度が高くなるほど氷は溶けやすくなりますが、そのほか、表面積が大きいと氷は溶けやすいといわれています。なので、四角い氷よりも表面積が少ない丸い氷は溶けにくく、人気があるようで、丸型の氷が作れるアイテムもたくさん販売されています。
気になる方は丸型の製氷機を利用されるのもおすすめです。

タイガークラウン アイスボール
丸型の製氷機でおすすめなのが、タイガークラウンの「アイスボール」です。シンプルな構造なので、誰でも簡単におしゃれな溶けにくい氷を作ることができます。
形がかわいらしいので、氷だけではなく、シャーベットを作る方も多いようですよ。
公式サイト

軟水のミネラルウォーターを使う




溶けにくい氷を作るには、水を一度沸騰させるなど、何かと大変で手間のかかる作業ですが、軟水のミネラルウォーターを使えば比較的簡単に作ることができます。
作り方は軟水のミネラルウォーターをそのまま凍らせるだけ。軟水のミネラルウォーターであれば、不純物が普通の水道水よりも少ないために一度沸騰させるという手間をなくせます。

ただ、ミネラルウォーターを使うとなると、コストがかかるというデメリットがあります。また、硬水(こうすい)のミネラルウォーターはミネラル分を多く含むため、溶けにくい氷を作るには不向きといわれています。
■溶けにくい氷の活用法




溶けにくい氷の作り方についておわかりいただけたかと思います。次は溶けにくい氷の活用法をいくつかご紹介します。

アウトドアに! 牛乳パックで氷を作る




まずはアウトドアにもってこいの、牛乳パックを使った活用法です。1000mlの牛乳パックを使うことで、コンビニにもある長い板のような氷を作ることができます。作り方はこちら。

  1. 牛乳パックを洗い、水を入れる
  2. 牛乳パックを冷凍庫にまっすぐ縦に入れ、凍らせる
  3. 2~3日凍らせたら出来上がり


クーラーボックスに入れれば、アウトドアなどでも十分に活用できます。もちろん溶けてしまいますが、その場合はジッパーバックや袋に入れて使えば、クーラーボックスなどを汚さずに済みます。
牛乳パックの氷は1日中もつので、おすすめの活用法です。牛乳パックの紙自体は、はがさない方が保冷力が上がるのでそのまま使うのがおすすめです。
コンビニなどで売っている氷を使わず、経済的にもいいです。

飲みにくさ解消! ペットボトルを斜めに凍らせる




こちらはペットボトルによる活用法。氷に限らずジュースなどを、ペットボトルを凍らせて使うという方も多いのではないでしょうか。
その時にペットボトルをそのまま凍らせてしまうと、注ぎ口までしっかりと凍っていてなかなか飲めなくて、ストレスになりますよね。
そんな時は半分を残し、半分を凍らせる方法がおすすめです。方法はこちら。

  1. 空き容器を用意し、ペットボトルの中身を半分ずつに分ける
  2. ペットボトルを斜めに傾けた状態で凍らす
  3. ペットボトルが凍ったら、残りの半分を入れる


ポイントはペットボトルを斜めの状態で凍らすことと、凍らす方を6、残す方を4の割合で分けることです。こうすることで、キンキンに冷えた状態が長続きし、いつでも冷えた状態で飲むことができます。
ただペットボトルを凍らすと、水滴がつくので、タオルやペットボトルホルダーなどを使うといいでしょう。
保冷剤代わりに! 塩入り氷




水に塩を混ぜて凍らせると、普通に作るよりも溶けにくい氷になるといわれています。ただこれには賛否両論あり、塩を混ぜて凍らせるにはコツが必要になってきます。

  1. 水を沸騰させる
  2. 沸騰したら塩を適量まぜる
  3. 冷まして冷凍庫で凍らせる



ポイントは水を沸騰させた後に塩を適量加え混ぜることです。量は水1Lに対して塩大さじ2~3杯程度が目安。塩を氷に混ぜることで、氷の温度が下がります。
ただ、塩の役割は温度を下げることなので、氷は温度が下がっても、そこからゆっくりと溶けていきます。塩を加えれば必ずしも溶けないということではありません。
そのままの水に塩を混ぜて凍らせると、普通に作った氷よりもかえって溶けやすくなるため、必ず水を沸騰させた後に塩を適量まぜるようにしましょう。
この方法で5~6時間はもつようですので、キャンプや釣りなどをされる方にはおすすめの方法です。
フルーツやお花を入れて見た目も可愛く!




四角い氷でもシンプルでいいですが、フルーツやお花を氷の中に入れて楽しむという方法もあります。「アイスキューブ」ともいわれていて、溶けにくい氷でもおしゃれに楽しむことができます。

  1. 氷の中に入れるフルーツやお花を用意する
  2. 水を入れた製氷機の中にフルーツやお花を入れる
  3. 冷凍庫で凍らせて出来上がり


お花は「エディブルフラワー」という食べられるものを使用します。エディブルフラワーは大きなスーパーのほか、ネットでも簡単に買えますよ。

フルーツやお花のほかにも、チョコレートなどのスイーツを入れたり、シャーベット感覚で楽しめます。それにお客様へのおもてなしにもおすすめの方法ですよ。
また四角い製氷機だけではなく、最近は星型やハートの形の製氷機が登場していますので、そちらもあわせて活用できます。
溶けにくい氷はかき氷にもピッタリ!
氷と聞いて思い浮かべるのはかき氷ではないでしょうか。溶けにくい氷でかき氷を作ると、ふわふわなかき氷になり、とてもおすすめですよ。

  1. 沸騰させたお湯に、砂糖を混ぜる
  2. 十分に冷ます
  3. 冷凍庫で凍らせて出来上がり


溶けにくいかつふわふわな氷を作るには、沸騰させたお湯に砂糖や練乳を混ぜることです。目安は水100gに対して砂糖を30g混ぜます。
こうすることで、サラサラでふわふわな、かつ溶けにくいかき氷ができます。
■家庭でも簡単に「溶けにくい氷」は作れる!
今回は家庭でも作れる溶けにくい氷の作り方や活用法についてご紹介しました。溶けにくい氷の特徴や作るうえでのポイントについてもおわかりいただけたかと思います。溶けにくい氷の作り方をマスターすれば、アウトドアなどにも応用できますので、ぜひ参考にしてみてください。

(AYA)

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